うめきた2期北街区の建設現場:筆者撮影
ヒルトンは、2021年11月24日付けのニュースリリースで、大阪駅前のうめきた2期地区開発事業のホテル事業として、ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドである「ウォルドーフ・アストリア大阪」とライフスタイルブランド「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」の2ホテルの運営受託契約をオリックス不動産と締結したと発表しました!
【出展元】 →ヒルトン、最上級ラグジュアリーブランドおよびライフスタイルブランドを大阪に初進出
うめきた2期で計画する3ホテルについて、ヒルトンと阪急阪神HDが運営することが分かりました。ヒルトンの「キャノピー」ブランドが日本で初めて登場する見通しです。
— 日経関西 (@nikkeikansai) November 12, 2021
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日本初進出となる「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」は、うめきた2期地区開発事業敷地内、北街区賃貸棟の最上階を含む10-25階にに出店。客室数は32㎡を中心とする308室で、キャノピーブランドホテルのハブである「キャノピー・セントラル」ではルーフ・トップバーを兼ね備え、地上階のカフェの他、会議室、フィットネス、トランスファー・ラウンジを備えています。
ローカライズされた特色あるデザイン・サービスが特徴
日本初進出となる『キャノピーbyヒルトン』は、ヒルトンが展開するホテルブランド群の中では知名度は低いですが、世界で32軒を展開しており、身近で親しみやすい地域に密着したホテルとしてデザインされ、顧客志向のシンプルなサービス、快適な空間と、地元ならではのこだわりの食や体験、文化を提供するのが特徴のホテルブランドです。
この分野ではヒルトンに先駆けてハイアットが『アンダーズ』、インターコンチネンタルが『インディゴ』を展開しています。
出展:https://www.hoteliermiddleeast.com/
「キャノピー」は、これまでの画一的な設計やサービスを排し、それぞれに独自の特色を持ったホテルとなっています。一方で、いずれもその所在する都市ごとに異なる利用者のニーズに適したサービスを提供し、設計においても地域の特性を反映させることや、快適でなじみやすい雰囲気を創り出すことに重点を置いています。「職人技を感じる」ような朝食やWiFiサービスなど、各室の宿泊料金には、何らかの「プラスアルファ」が用意されています。さらに、テクノロジーに精通した層を顧客対象としていることから、スマートフォンを使って直接チェックイン(大阪での展開は未定)など、ミレニアム世代が満足出来る様な仕掛けも施されています。怒濤のヒルトン出店ラッシュ
ヒルトンは大阪駅前に「ヒルトン大阪」を1986年に出店、近年では中之島フェスティバルタワー・ウエストに「コンラッド大阪」を出店しました。さらに天満橋の日経新聞大阪本社跡に「ダブルツリーbyヒルトン」、うめきた2期南街区にブランド最上級「ウォルドーフ・アストリア」の出店を決めていましたが、まさかの「キャノピー」進出に驚くばかりです。
セントレジス大阪の客室:筆者撮影
大阪では積水ハウスと蜜月関係にあるマリオット系のホテルが多数進出して幅を効かせています。W大阪、セントレジス大阪、リッツカールトン大阪、ウェスティン大阪、大阪マリオット都ホテル、シェラトン都ホテル大阪、モクシー、アロフト、コートヤード、フェアフィールドなどフルライン戦略に思える充実振りです。
今後の大阪マーケットでは、ラグジュアリーホテルのカテゴリーでマリオット系 VS ヒルトン系の競争が激しさを増し、さらにフォーシーズンズホテルが加わる事で、一層あつい戦いが繰り広げられそうです。
うめきた北街区賃貸棟のホテルもヒルトン系列!すごいのひとことですね。
そして南街区のもう一軒のホテルは阪急阪神HDですか、こちらも同様に楽しみです( ´∀`)