ダイビルは2023年3月13日付けのニュースリリースで「八重洲ダイビル建替計画」の新築工事に着手したと発表しました!同社の中期経営計画「“Design100”プロジェクト Phase-II(2018~22年度)」における重要施策の一つである「既存アセットの競争力維持・強化」の一環として計画されたもので、2021年12月末に閉館した旧八重洲ダイビルの跡地に新ビルが建設されます。
【出展元】
→「八重洲ダイビル建替計画」新築工事着工のお知らせ
計画地は「東京」駅八重洲口徒歩3分、八重洲地下街に直結。新ビルは、敷地面積1,966㎡に、S造・一部SRC造、地上11階、地下3階建て。延床面積は約22,700㎡の規模となります。設計は日建設計、施工は鹿島建設が担当。2023年3月に着工し、2025年中頃に竣工する予定です。
新ビルは、旧ビルの承継と革新をキーワードに、垂直性を強調した柱型のデザインによる重厚感と窓回りの柔らかなアーチによる優美さを表現。八重洲通りに面し、1・2 階連続したアーチによる品格あるショップファサードによ り、周辺の大規模開発とは異なる印象的な外観デザインを実現。 1~2階は、商業ゾーンを配置し、3~11階はオフィスゾーンに。1フロア当たり約390坪のレイアウト効率に優れた無柱・整形空間を実現します。
BCP 対応として、地震発生時の揺れの大幅な低減を可能とする中間層免震構造を採用し、強固な耐震性能を確保。建築基準法で定められた告示地震動の1.5倍の巨大振動や内陸直下型地震に対しても安全性の検証を実施しており、JSCAの定める耐震性能グレードにおいて「免震上級」に相当します。
環境性能は、太陽光発電設備を設置するほか、高効率熱源と大温度差送水システム、自然換気システム、外気冷房等を採用することで環境負荷を抑制。画像センサによる照明・空調制御やエネルギー情報提供システムにより、テナントの省エネルギーにも寄与し、米国の建物環境認証システムLEED認証においてGOLDを取得する予定。また、オフィス部分については建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において☆☆☆☆☆および「ZEB Oriented」を取得する見込みです。