NTT都市開発を代表構成員、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズを構成員とする企業グループは、2024年3月22日付けのニュースリリースで、難波宮跡公園(旧NHK大阪放送局跡地)の北部ブロックの整備を着手したと発表しました!
この計画は、大阪市初のPark-PFI事業で、2022年9月にNTT都市開発らの企業グループが設置等予定者として選定され、2023年4月20日の公募認定を受け、「みんなのにわ なにわのみや」をコンセプトに、事業を推進しており、難波宮後期内裏正殿基壇部・回廊の復元や、公園の利便性を高める商業施設・駐車場等の整備を実施。2025年4月に開業する予定です。【出典元】
→難波宮跡公園北部ブロックの整備に着手
→大阪市初のPark-PFI活用事業 「難波宮跡公園」の設置等予定者に決定
北部ブロックの整備内容は、難波宮(飛鳥時代~奈良時代に存在した宮殿)の遺構をわかりやすく示した歴史公園として、また来園者の利便性を高める都市公園としての整備に取り組みます。
前期・後期回廊の表示、後期内裏正殿(基壇部)の復元、各歴史遺構の解説板の設置等により、来園者が難波宮のスケールや当時の雰囲気を身近に感じることができるような歴史性の魅力発信を行います。大阪城を臨む芝生広場、その芝生広場に面した商業施設の他、駐車場・駐輪場の整備を行い、居心地がよく利便性の高い公園をめざします。
パティーナ大阪(仮称)NTT西日本本社ビル建替え計画「法円坂北特定街区」建設工事の最新状況 24.10【2025年春開業】
NTT都市開発は、東側隣におけるシンガポール「カペラホテルグループ」の新しいライフスタイルブランド「パティーナ大阪」を開発しており、2025年春の開業を予定しています。これらの取り組みを通じ、エリア一体での歴史・観光拠点としての魅力向上と周辺エリアにおける回遊促進めざす計画です。
馬場町の旧NHK大阪放送局跡地は、長年にわたり開発されずに放置されてきました。天下の名城大阪城と、都が置かれた難波宮。本来であれば、とんでもない価値を持つチャンピオン級の観光コンテンツとなり得るはずですが、難波宮の知名度はメチャクチャ低くて、大阪に都があった事を知らない人が多いです。今回の再整備計画をキッカケに、難波宮(なにわのみや)が見直される事になれば、と思いました。
計画概要
所在地 | 大阪市中央区法円坂1丁目、馬場町および大手前4丁目地内 |
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実施事業 |
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開業 | 2025年4月(予定) |
事業面積 | 約2.3ha |
整備内容 | 遺構表示、芝生広場、商業施設、駐車場(約101台)、駐輪場(約75台) |
建物規模 | 1,817.22㎡(予定)、地上1階、4棟 |
設計 | 株式会社竹中工務店、鳳コンサルタント株式会社 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
2024年10月の様子
現地の様子です。2025年4月頃のオープンを目指して工事が進められています。
商業施設棟の様子です。外観はかなり出来上がっています。
商業施設棟のアップです。Park-PFIの商業施設の設置期間は、最長20年となっていいます。そのため、Park-PFIで設置される建物は20年間で元を取って利益が出せる、簡易的なものにならざる得ません。
大阪・難波宮跡公園(旧NHK大阪放送局跡地)北部ブロックでは、それらの制約の中で、大阪城隣接地にマッチした意匠の建物を作り出していると思いました。
西側から見た様子です。写真右奥に見えるガラス張りの高層ビルは、外資系高級ホテル「パティーナ大阪」です。
南側から見た様子です。大阪・難波宮跡公園(旧NHK大阪放送局跡地)北部ブロックは、小規模な商業施設+芝生&史跡公園となるので「てんしば」の様な憩いの場として、人気を博しそうです。
計画地東側の様子です。この辺りは「園地」になります。
最後は歩道橋の上から見た計画地の様子です。旧NHK大阪局が2001年1月に新会館に移転してから20年以上。長年にわたり放置されてきたこの場所が、再整備され大阪城公園と難波宮跡公園を結ぶ事になるとは。比較的小規模な施設ですが、非常に大きな意味を持った施設になると思います。
難波宮の一部復元を目玉にして
10年たっても大盛況のてんしばみたいにするのでしょうね
史跡だからと思います。鉄筋コンクリートなど恒久的な建物だと、深く掘り下げたり、杭を打ったりして、埋蔵物を壊す恐れがあるからだと思います。
将来、昔の姿に復元することになっても、すぐに解体できる建物が望ましいのでしょう。
大阪城公園に近年できた売店や劇場も安っぽいプレハブになっているのはそのためだと思います。
それにしても、遺跡の復元をせず、見るべきものがないのに、売店だけつくって利用者がたくさんくるのでしょうか。
期間限定になってるのは
いずれは本格的な難波宮の発掘調査が必要だからでしょ
いくらでも延長可能では発掘調査を始めることを決めても
営業中の業者が居座りかねないですから
不思議に思うのは何故期間を切ってしまうの? いくらでも延長できる様に良いものにすればいいのに。
最初から短い年数を想定して簡易な建物にする?
つまりチープな物をつくってぱぱっと稼いで閉じてしまおう、というまるで夜店感覚ね。
すると飽きられやすくて結局最初だけ人が来て終わり。そして叩かれて潰して?
そんな企画ばかり立てていたら真剣に良いものにしようと考えない。そして、ああ、またつまらないんだろうと皆が思う。
結局ゴミを出すだけじゃない。
大化の改新は教えても、大化の改新が難波の宮で行われたコトは教えない文部科学省。
難波宮、読み方も知らない人も多そうですね
難波宮復元にまで行きついて欲しい。