近鉄奈良線の高架化工事を取材した帰りに布施駅で電車を待っていると、伊勢中川側のホームの端にこんな発車標を見つけました。モニタの上部には「試験運用中」の表示が。

うーん、どう見てもシャープの液晶TVアクオスの旧型です。近鉄の発車標は汎用の液晶モニタをオリジナルのカバーに埋め込んだタイプが多いですが、この発車標はJR西日本でよく見られるモニタをそのまま使用しているタイプです。

背面の様子です。AQUOSのロゴが見えますね。映像信号はアナログRBG(VGA)で入力されています。ここからは想像ですが、オリジナルユニットは制作費が高くつくので、汎用モニタをそのまま使用して低コスト化を図る為、実際の駅ホーム上で耐久テストを行っているのだと思います。あと、VGA入力がある液晶TVはドンドンなくなっているので、今後の事を考えると素直にHDMI接続にした方がいい気がします。
こちらは、最近の近鉄の駅に導入されている液晶モニタを使用した発車標です。

こちらは、たまに見かける狭縁タイプの液晶モニタを使用した発車標です。


余談ですが、近鉄の一般車は車体長20,000 mm、連結面間込で20,720mmの長さがあり、奈良線と相互直通運転を行ってる阪神車(中間車)車体長18,280mm、連結面間込で18,880mm よりも2m弱長いです。
※普段はROM専です さんからご指摘頂き、本文を訂正しました。


こちらは、たまに見かける狭縁タイプの液晶モニタを使用した発車標です。

布施駅は大阪線と奈良線のホームが異なる階にある2重構造の高架駅で、大阪線ホームは3階、奈良線ホームは4階にあります。各ホームは島式1面2線の構造で両側に通過線がある配線です。現在の2重高架駅は今から37年も前の1977年に完成しています。凄いですね。

余談ですが、近鉄の一般車は車体長20,000 mm、連結面間込で20,720mmの長さがあり、奈良線と相互直通運転を行ってる阪神車(中間車)車体長18,280mm、連結面間込で18,880mm よりも2m弱長いです。
※普段はROM専です さんからご指摘頂き、本文を訂正しました。

布施駅に進入する難波行き特急。うーん、最近、近鉄の魅力にハマってきた・・・。
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