阪急京都線ー西山天王山駅は、長岡天神駅と大山崎駅の間、京都府長岡京市友岡四丁目にある阪急電鉄京都本線の駅で、2013年12月21日に開業した阪急電鉄全線で最も新しい駅です。京都縦貫自動車道との交差地点に設置されました。
西山天王山駅は、地上駅舎と相対式ホームのシンプルな構造の駅舎で、改札口は2カ所、上下ホーム連絡地下通路、エレベーター2基、エスカレーター4基、多機能トイレなどが設けられ、環境施策としてLED照明とエスカレーター低速待機運転機能、ヒートポンプ式電気給湯機、エレベーター回生電力利用などが導入されています。
ホームの様子です。最近の阪急の駅に見られるシンプルな構成のホームです。
発車標のアップです。高解像度LED方式、3段表示で種別表示部がフルカラーとなっています。先日ご紹介した洛西口駅と同じタイプです。
コンコース階に繋がるエスカレーター、階段付近の様子です。西山天王山駅は敷地の高低差を利用した造りになっており、改札階はホームの1レベル下に設けられています。
ホーム階から改札階を見下ろした様子です。この辺りは吹き抜け空間になっており広々としています。
改札階の様子です。改札内コンコースの中央部にエレベーターが設置されています。
河原町方面行きホームに繋がるエスカレーター、階段付近の様子です。
改札口付近の様子です。自動改札機は3通路と小規模です。
西山天王山駅の真上には京都縦貫自動車道が通っています。西山天王山駅は京都縦貫自動車道を通る高速バスとの結節点となっています。
西山天王山駅の駅舎と真上を通る京都縦貫自動車道の様子です。駅の真上には高速バスの停留所が設置され、停留所と東側駅前広場を接続するエレベーターにより、鉄道と高速バスの乗り継ぎが可能となっています。明石海峡大橋に接続するJR神戸線の舞子駅と同じように鉄道とハイウェイバスの結節点としての機能が期待されています。
高速バスの停留所に繋がるEV棟の様子です。高速バスや自家用車で神戸や大阪、京都の各都心方面に向かう場合、都心側で渋滞に巻き込まれる事が多いですが、途中の西山天王山駅で定時性の高い鉄道に乗り換えれば渋滞を高確率で回避する事が出来ます。鉄道と高速バスの結節点として既に機能している舞子駅を見ると阪神高速神戸線の渋滞が深刻な為、垂水で乗り継ぎをしている方を多く見かけます。西山天王山駅も舞子駅と同じように高速バスと鉄道の結節点として機能する事が期待されています。
高速バス乗り場に繋がるエレベーターの様子です。
エレベーターを上がった所の様子です。バス停の名称は「西山天王山駅」ではなく、「高速長岡京」となっています。これは統一した方がわかりやすかったのでは?と思いました。
高速長岡京バス停には東京や横浜、信州、京丹後市方面など1日9往復が発着しています。運航便数はまだ少ないですね。
阪急京都線-西山天王山駅。2面2線のシンプルなレイアウトの地上駅ですが、随所に阪急らしさを感じられる、中々クオリティーの高い新駅でした。西山天王山駅の真上を通る京都縦貫自動車道を通る高速バスとの連携機能は本格的に機能しているとは言いがたい状況ですが、こちらは今後の成長に期待したいと思います。
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https://trafficnews.jp/post/77351/
“「高速長岡京」便利すぎるのになぜ苦戦? 駅ホーム直上高速バス乗り場の課題とは?”