関空の商業施設「エアロプラザ」が大規模改修、トランジット(乗り継ぎ)ホテルを整備。バンシ・エアポートの運営ノウハウを導入!

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産経新聞は先日のWEB版のニュースで、今月4月から関西国際空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートが、関空島内の複合施設「エアロプラザ」の大規模改修を行うと伝えました。

関空のエアロプラザは
、関西空港駅から第1ターミナルの反対側に建設された複合商業施設で、地上11階、地下1建て、延べ床面積は約6万5千平方メートルの規模です。今回の大規模改修の投資額は最大100億円で、商業施設を拡充した上で、深夜・早朝便の旅客向けのトランジット(乗り継ぎ)ホテルが整備されます。また、商業施設も大幅に拡充され、飲食店や訪日外国人に人気のある雑貨店やドラッグストア、家電店をテナントに入れる様です。オリックスとともに、関西エアポートに出資する仏空港運営会社バンシ・エアポートの運営ノウハウが早速導入される事になりました。


【出典元】
空にフランス流!?エアロプラザ大規模改修へ「仏バンシ」ノウハウ導入












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最近では深夜・早朝便のLCCを利用する旅客が長いすで仮眠する姿も目立っている事から、昨夏にはシャワー室を備えた休憩場が設置されましたが、安価でしっかり仮眠できる宿泊施設の設置を望む声は強まっていました。トランジットホテルは世界のハブ(拠点)空港では設置が常識となっており、6時間区切りで料金設定されるのが一般的だそうです。大阪都心部と関空を結ぶリムジンバスは完全24時間運行になりましたが、やはり空港内の仮眠施設は必須アイテムだと思います。コインシャワー付きの大型マンガ喫茶なんか最高に便利だと思いますが、どうでしょうか・・・。

 









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大規模改修が行われるエアロプラザ。鉄道駅から第1ターミナルビルに流れる旅客導線の正反対に立地するこの商業施設はホテル以外は苦戦を強いられてきました。しかし、第2ターミナルビル行きのシャトルバスがエアロプラザ南端から発着する事から徐々に利用客が増えている様です。今回の改修は、訪日客やトランジット客のニーズをダイレクトに反映した内容に思えるので、改修後のエアロプラザは息を吹き返す事になりそうです。