JR西日本は、2019年12月19日付のニュースリリースで、建替え工事中の尾道駅の新駅舎を2019年3月10日から共用を開始すると発表しました。同社では、西日本エリアの中でも多様な観光資源を有している瀬戸内エリアにおいて「せとうちパレットプロジェクト」を展開していますが、その一環として、せとうちエリアを周遊する利用者の“新”拠点となるべく、尾道駅の建替え工事が行われました。
【出展元】→尾道駅の新たな幕開け!尾道駅新駅舎 2019年3月10日開業!
→ONOMICHI EKISHA
新たな駅は鉄骨造2階建て、延床面積約2,150㎡。世界有数のサイクリングコースとして知られるしまなみ海道の本州側の出発地であることから、サイクリスト向け店舗や駅直結の宿泊施設などを駅舎内に配置します。外観は、日本の鉄道黎明期から愛された歴史ある駅であることを踏まえ、1891(明治24)年当時の初代駅舎の瓦屋根や深い軒といった特徴的な形態や色彩を踏襲したデザインに。屋根勾配を工夫することで、尾道のまちなみに溶け込む建物なります。
新駅舎には、尾道のお土産も扱うコンビニエンスストア「セブン-イレブン ハート・イン」をはじめ、サイクリストや海外からの旅行者もターゲットにしたホステルタイプの宿泊施設「m3 HOSTEL(エムスリー ホステル)」、レンタサイクル&カフェ「BETTER BICYCLES CAFE(ベター バイシクルズ カフェ)」などが出店します。
1:供用開始日
2019年3月10日(日曜日)始発より
2:供用開始箇所
尾道駅1階および2階店舗、眺望デッキ
3:施設概要
(1)尾道駅
・鉄骨造地上2階建(改札口、みどりの窓口、券売機、駅事務室)
・バリアフリー設備(エレベーター、多機能トイレ1カ所)
・その他設備(男女別トイレ、待合室、多目的ルーム(駅事務室内)、眺望デッキ、コインロッカー)
新駅舎内にはホステルタイプの宿泊施設「m3 HOSTEL」が出店します。「m3 HOSTEL」は、約5mの高さを生かした室内で、ミニマルな空間ながら快適さを追求した宿泊施設です。完全個室の「プライベートルーム」、バンクベットスタイルの半個室「コンパートメント」、4名まで宿泊可能な「ドミトリー」の3タイプから選べる客室を用意。共有エリアには、サイクルスタンド・ラウンジ・シャワー・ランドリーなどショートステイから長期滞在まで快適に過ごせる設備を完備しています。秘密基地の様な宿泊施設が駅の中に設けられます。