京都ヨドバシ 10.11


京都ヨドバシビルは近鉄プラッツ跡地に建設されたる商業ビルです。メインテナントはヨドバシカメラ マルチメディア京都(京都ヨドバシ)、その他にも飲食店や物販店が入居しています。建物規模は地上8階、地下2階、高さ30.95m、延べ床面積72,990平米。2010年11月にオープンしました。


【過去記事】
→(仮称)京都ヨドバシビル 10.07

→(仮称)京都ヨドバシビル 10.04

→(仮称)京都ヨドバシビル
■追跡取材リスト


 


 


 



ヨドバシカメラは、1997年に仙台駅東口に「マルチメディア仙台」をオープンさせ巨大店舗運営のノウハウを獲得、現在に繋がるマルチメディア館の業態を確立しました。その後、マルチメディア館を次々とオープンさせ、2001年11月には旧国鉄大阪鉄道管理局跡地に1500億円もの巨費を投じてヨドバシ梅田を開店させました。その後はヨドバシ梅田をフォーマットに、超巨大店舗を次々と出店し現在に至って居ます。今回オープンした京都ヨドバシもヨドバシ梅田をフォーマットにしたデザインとなっています。ただ、京都の景観規制に合わせている為に、ヨドバシ梅田とは異なり、派手な懸垂幕や壁面ラッピング広告はありません。


 


 


 



烏丸通り沿いの様子です。


 


 


 



外壁と照明器具のアップです。非常に高級感のある素材が使われており、郊外型家電量販店の建物の様なチープさは皆無です。


 


 


 


 



烏丸通り沿いに設けられた回廊の様子です。烏丸通りと段差を設け、1段低くなっているのは意外でした。


 


 


 


 



メインエントランスの様子です。開店前なので人影はまばらでした。本当は開店後にじっくり店内を見て歩きたかったのですが、この日は京都をスタート地点にして取材箇所てんこ盛りで分単位のスケジュールを組んできましたので、開店まで待つ事は出来ませんでした。金沢で有名なカレー屋さん「カレーの市民アルバ」が入居しているのが意外というか、京都と金沢の繋がりの強さを感じました。


 


 


 


 



コリドールにはこんなステンドグラスも飾られていました。かなり気合いが入った建物です。


 


 


 


 



続いて建物の周りをグルリと一周回ってみました。まずは京都駅側の様子です。通りに沿って数店舗の飲食店が入居しています。


 


 


 


 



多くのお店がテラス席を用意していて、中々良い感じになっていました。


 


 


 



西面の様子です。壁面が大規模に緑化されていました。


 


 


 



こちらは北側に設けられたパーキングの出入り口です。京都の町家を模した外観になっています。


 


 


 



京都ヨドバシ。古くからの繁華街である四条河原町に対して存在感を増しつつ在る、京都駅周辺の商業集積を加速させる加速装置の役割を果たすだけのパワーを持っていると思います。これからの動向に注目して行きたいと思います。