鳥取砂丘に計画中のマリオット系列の高級ホテルが、訪日富裕層をターゲットにした施設として注目を集めています!
アメリカの大手ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」は、2028年6月を目標に、最高級ブランド「ラグジュアリーコレクション」のリゾートホテルを鳥取砂丘の近くに建設予定です。この新しいホテルは、全客室から鳥取砂丘と日本海を一望できる設計で、最上階には大浴場やプールも備えられる予定です。料金は1泊6万円以上が見込まれ、海外の富裕層を主なターゲットにしています。今後は、2025年中にインテリアを決定、2026年1月に造成工事を開始し、2028年6月の開業を予定しています。
出展:https://www.photo-ac.com/
マリオット・インターナショナルの支社長、カール・ハドソン氏は、鳥取砂丘の美しい風景、特に雪に覆われた砂丘の魅力に感銘を受けたと語り、この新しいホテルの開業が、鳥取への観光客誘致に大きな貢献をするとしています。さらに、マリオットの会員数は2億2000万人以上に上り、このホテルの開業が鳥取を世界に発信する大きな機会となることが期待されています。
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出展:https://www.tottori-guide.jp/sakyu/
鳥取砂丘は、年間160万人以上の観光客が訪れる一方で、宿泊施設の不足が課題となっていました。新しい高級ホテルの開業は、この問題を解消し、観光資源の活性化を図る一環として位置付けられています。地域経済への良い影響も期待されており、地元の観光業者からは多くの観光客が訪れることへの期待が高まっています。また、ホテル開業を契機に周辺の観光地との連携強化や、観光ルートの整備、交通手段の確保が求められています。現在運行中の「周遊タクシー」などの対応が検討されており、観光体験の充実が課題として浮上しています。
紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良の客室例
観光庁は、このプロジェクトを通じて、地方経済の活性化と富裕層の消費を全国に波及させることを目指しており、今後、鳥取市とマリオット・インターナショナルは観光振興に関するパートナーシップ協定を締結し、事業費の一部支援を検討しています。訪日富裕層は訪日客の1%程度でありながら、その消費額は全体の14%を占めるとされ、彼らの誘致が地方経済の成長に不可欠です。政府は2030年までに消費額を15兆円にすることを目標に掲げており、地方創生と観光産業の高付加価値化を進めるための重要な一歩として、このプロジェクトが位置づけられています。
【出展元】
→鳥取砂丘西側で開業計画高級リゾートホテル幹部が説明会
→鳥取砂丘に高級ホテル「マリオット」、断崖絶壁の国宝の寺で行者体験…ターゲットは訪日富裕層
→1泊6万円以上…鳥取砂丘に「五つ星ホテル」 米マリオットの狙いと課題
→「すごく期待が持てる」 鳥取砂丘西側に開業予定の高級リゾートホテル 運営会社のマリオット・インターナショナルが事業者にホテル概要などを説明 鳥取県鳥取市
過去記事
鳥取砂丘西側に『ラグジュアリーコレクション』誕生!dhp都市開発がFC契約締結、米マリオット最高級ホテルブランドが2026年開業へ