『(仮称)グランドメゾン玉造二丁目タワー新築工事』 玉造二丁目に地上25階・高さ87.80mのタワーマンション計画が浮上!現地の最新状況 26.02


大阪市中央区玉造二丁目において、分譲マンション「(仮称)グランドメゾン玉造二丁目タワー」の建設計画が明らかになりました。現地にはすでに「建築計画のお知らせ」が掲示されており、建物の規模、工期、事業者などの計画概要を確認することができます。本計画は、地上25階・高さ87.80mのタワーマンションで、上町台地エリアにおける新たな分譲プロジェクトとして注目されます。

※Xのフォロワーさんから情報をいただきました。ありがとうございました。

計画地の位置と立地特性

計画地は、JR大阪環状線およびOsaka Metro長堀鶴見緑地線「玉造」駅から徒歩圏内に位置します。大阪市中央区東部、上町台地の一角にあたり、都心近接でありながら比較的落ち着いた住環境を維持してきた住宅エリアです。

上町台地は、大阪都心部の中でも標高が高く、歴史的に教育機関や医療施設が集積してきた文教地区として知られています。幹線道路や繁華街から一定の距離を保ちつつ、梅田・難波・天王寺といった主要エリアへのアクセス性も確保できる点が評価され、住環境の質を重視する層から根強い支持を集めてきました。

建物規模と配置計画の特徴

本計画は、敷地面積約1,400㎡に対して延床面積9,622.35㎡を確保した、比較的小規模なタワーマンションです。一方で、高さは87.80m、地上25階に抑えられており、上町台地という立地特性を踏まえた計画となっています。

建物は学校敷地の北西角に寄せて配置されています。同一敷地内に残る学校側への影響を抑える意図が読み取れ、特に日照や圧迫感といった点では、学校側への影響が比較的少なくなるよう配慮された配置と考えられます。学校敷地内での建設でありながら、周辺環境との摩耗を軽減するため、規模や高さを一定水準に抑えた計画となっている点が特徴です。

約39か月に及ぶ工期と、現在の建設環境

本計画の工期は、2026年10月から2030年1月までの約40か月(約3年4か月)が予定されています。地上25階建て、延床面積約9,600㎡規模の分譲マンションとしては、近年の傾向とおなじく長めの工期設定です。

この背景には、建設費の高騰、現場の人手不足、働き方改革による施工体制の変化など、建設業界全体を取り巻く環境の変化があります。工程に一定の余裕を持たせることで、品質確保や安全管理を重視した姿勢が反映されたスケジュールと読み取れます。本計画の工期設定は、個別案件というよりも、現在の再開発・建設環境の状況を反映したものと位置づけることができます。

城星学園高等学校敷地の一部を活用した開発

出展:GoogleMAP

今回の計画地は、城星学園高等学校の敷地内にあったテニスコート部分にあたります。既存の校舎機能を維持しながら、運動施設用地の一部を住宅用途へ転換する形での開発となります。

このような土地活用は、京都において寺社仏閣や料亭が、持続可能な運営を確保するために敷地内へラグジュアリーホテルを誘致する動きと共通する側面があります。
学校法人にとっても、教育環境を維持しながら長期的な財務基盤を確保することは重要な課題であり、敷地の一部を活用して収益性を高めるという考え方が、本計画からもうかがえます。

上町台地を重点的に開発する積水ハウスの動き

グランドメゾン上町一丁目タワー(127.98m)

上町台地周辺では近年、積水ハウスの「グランドメゾン」シリーズによる分譲マンション開発が継続しています。同社がこのエリアを重点的に開発している点からは、都心近接でありながら住環境の質が保たれた上町台地の資産価値を評価してきたことがうかがえます。今回の計画も、こうしたエリア評価を前提とした開発戦略の延長線上に位置づけられるプロジェクトです。

まとめ

(仮称)グランドメゾン玉造二丁目タワーは、上町台地という立地特性、学校法人による土地活用、地域への配慮、そして現在の建設環境を反映した工期設定など、複数の要素が重なった分譲マンション計画です。

地上25階・高さ87.80mという規模は、玉造エリアにおいて一定の存在感を示しつつ、周辺環境とのバランスを意識した計画となっています。今後、販売時期や住戸構成、価格帯などの詳細が明らかになることで、上町台地における分譲マンション市場の動向を読み解く一つの材料となりそうです。

計画概要

計画名称:(仮称)グランドメゾン玉造二丁目タワー 新築工事
所在地:大阪市中央区玉造二丁目23番26(地名地番)
大阪市中央区玉造二丁目(住居表示・以下未定)
用途:共同住宅(分譲マンション)
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上25階・地下1階
高さ:87.80m
建築主:積水ハウス
設計者:現代綜合設計
施工者:未定
敷地面積:1,399.47㎡
建築面積:560.44㎡
延床面積:9,622.35㎡
容積対象面積:6,242.21㎡
着工:2026年10月初旬(予定)
竣工:2030年1月下旬(予定)

立面図・配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。

 


同じく配置図です。

2026年2月の様子


現地の様子です。Xのフォロワー様から情報をいただき、早速現地を取材してきました!


北東側から見た様子です。写真中央奥に見える超高層ビルは、グランドメゾン上町一丁目タワー(127.98m)です。


内部の様子です。テニスコート跡地にタワーマンションが建設されるとは……。卒業生の方が知ったら、驚かれるのではないでしょうか。


最後は南西側から見た様子です。

 

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