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天王寺区の旧大阪警察病院跡に積水ハウスが地上50階建の大規模タワーマンション計画!現地の最新状況 25.08【2032年完成予定】

出展:GoogleMAP

積水ハウス、旧大阪警察病院跡地に超高層住宅を建設へ。敷地8,800㎡、周辺と調和する大規模開発が浮上しました!2025年2月、積水ハウスは、大阪市天王寺区北山町の旧大阪警察病院跡地(敷地面積約8,800㎡)を取得し、解体工事に着手しました。須藤 しょうた氏(大阪市会議員) のポストによると、

この跡地において、地上50階建・総戸数500~550戸規模の大規模タワーマンションの建設が予定されており、2032年の完成を目指している、とのことです。大阪市内で近年完成した地上50階建て程度のタワーマンションを参考にすると、新ビルの高さは170〜180m程度になると思われます。

 計画地の立地と地域特性

本計画地は、交通利便性が高い一方、古くからの住宅街や学校が密集し、落ち着いた住環境を形成しています。そのため、単なる高層開発にとどまらず、地域と調和した計画が求められる場所と言えるでしょう。


  • 所在地:大阪市天王寺区北山町

  • 敷地面積:約8,800㎡

  • 最寄駅


    • JR大阪環状線「桃谷駅」 徒歩約10分

    • Osaka Metro谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」 徒歩約10分

  • 地域性


    • 文教地区(天王寺高校、清風学園など)

    • 一戸建てと中層住宅が混在する閑静な住宅街

北山町地区地区計画の都市計画的視点(大阪市原案より)

大阪市はこのエリアに対し、「北山町地区地区計画」を決定し、以下のような指針を設定しています:

● 基本目標


歴史・文化・教育資源を活かしながら、良好な住環境と生活利便性を兼ね備えた都市空間を形成する

● 都市計画上の制限と整備方針(抜粋)

区分 容積率(上限) 建ぺい率(上限) 建築面積(下限)
A地区 600% 50% 1,000㎡以上
B地区 600% 30% 1,000㎡以上
  • 壁面後退・意匠規制・広告物制限・生垣等の景観配慮

  • 多目的広場(約1,800㎡)、歩道状空地(幅2.5〜4.0m)を整備

  • バリアフリー、防災対応、ヒートアイランド対策の導入

これらの条件に従い、タワーマンション計画は地区の一体整備の中核として位置づけられます。

タワーマンション計画の概要(予定)


項目 内容
事業主体 積水ハウス
建物規模 地上50階建、総戸数500~550戸規模
建物高さ 約170〜180m程度(予想)
敷地面積 約8,800㎡
完成予定 2032年
併設機能 クリニック、生鮮食品売り場、五条小学校向け多目的教室4室
地域と調和したランドマーク型開発として、生活利便性を備えた複合住宅が想定されています。特に五条小学校向けの多目的教室を4室設置するなど、地域貢献の姿勢も見られます。


積水ハウスが手掛けた「グランドメゾン上町一丁目タワー」(地上36階、高さ:127.98m)

天王寺区北山町で進む再開発は、梅田や難波のような派手な都市改造とは一線を画し、「暮らし」と「地域性」に根ざした都市再生プロジェクトといえます。積水ハウスは、これまでも上町台地エリアで複数のタワーマンションを手がけてきましたが、今回も同社が得意とする上質な街づくり、グランドメゾンシリーズに代表される思想を活かし、文教・自然・生活が融合する住宅エリアを、より魅力的に活性化させる注目の計画となっています。

近隣の「ブランズタワー天王寺真田山」などに続く形で、天王寺エリアは今後も「住まう都心」として、さらなる進化を遂げていくことが期待されます。]

2025年8月31日の様子

東側から見た現地の様子です。

現地に掲示されていた労災保険関係成立票によると、注文者は「社会医療法人 大阪国際がんセンター メディカル&サイエンスセンター」、事業主の住所氏名は「株式会社 K’s開発」。工事の事業期間は、2025年2月1日から2026年6月30日までとのことです。

南側から見た様子です。

南西側から見た様子です。敷地が南北方向に非常に広がっていることがよく分かりました。

奥行きがヤバい。これだけの敷地があれば、容積率が比較的低いこのエリアでも50階建てのタワーマンションが建てられそうでず。

最後は北西側から見た計画地の様子です。

4 COMMENTS

ロング

みなさま>

このたびはご指摘いただきありがとうございます。
該当のハルカスからの写真を削除し、本文を調整いたしました。
誤った写真を掲載しましたことを、深くお詫び申し上げます。

アリー my dear

あの、失礼ですが…気になった点がありましたので。

この記事でのあべのハルカスから撮影された解体工事中の建物ですが、こちらはどうやらこのタワーマンション計画のある場所ではなくて、現在の新しい警察病院の隣にあった『第二大阪けいさつ病院』だと思われます。

ひとつ前のあべのハルカスからの素晴らしい眺望記事からの画像と比較して気がつきました。

とと

このハルカスからの引きの写真は、移転後の新しいほうの新大阪警察病院です。
写真で解体しているのは、新大阪警察病院の横にある旧第二大阪警察病院です。元は同じ敷地でした。
今回対象の大阪警察病院(第一)は、あの写真だともう少し西側、左です。

まほ

遠くからの写真は桃谷の第2警察病院なので、該当の警察病院はもう少し左です。

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