名鉄都市開発株式会社は2026年1月19日、愛知県豊川市で進めている「(仮称)豊川駅前複合ビル開発計画」について、建物名称を「FRONTIS TOYOKAWA(フロンティス トヨカワ)」に決定したと発表しました。
本計画は、商業施設の企画・運営を手掛ける株式会社ハクヨプロデュースシステムとの共同事業です。JR豊川駅東口の土地区画整理事業エリア内に位置し、2025年5月に着工、2026年10月の竣工を予定しています。
1.計画地とスケジュール|豊川駅東口の再編エリアに立地
計画地は、東三河都市計画事業・豊川駅東土地区画整理事業の一画にあたります。駅前の再編とあわせて、業務・宿泊・交流機能を集約する拠点として整備されます。
主なスケジュール
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着工:2025年5月
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鉄骨棟上げ完了:2026年1月
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竣工予定:2026年10月
2.建物概要|駅前機能を集約する地上12階建て複合ビル
FRONTIS TOYOKAWAは、駅前立地を生かした複合用途ビルとして計画されています。
物件概要
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所在地:東三河都市計画事業 豊川駅東土地区画整理事業 59街区2-1区画
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敷地面積:約2,360㎡
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構造:鉄骨造
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階数:地上12階建
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建築面積:約1,100㎡
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延床面積:約8,130㎡
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建物高さ:約46m
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用途:事務所、バンケットホール、ホテル、店舗 他
設計は株式会社オノコムデザインセンター、施工はオノコム・中村建設特定建設工事共同企業体が担当しています。
3.フロア構成|業務・宿泊・商業を縦に集約
フロア構成は以下の通りです。
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1階:店舗
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2~5階:オフィス
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6階以上:ホテル
オフィス、ホテル、商業、バンケットホールを同一建物に集約することで、駅前に必要な機能をコンパクトにまとめる構成となっています。
4.名称「FRONTIS TOYOKAWA」に込めた意味
「FRONTIS(フロンティス)」は、ラテン語で「顔」「前面」「最前線」を意味します。
公式発表では、
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豊川駅前における地域の顔となる存在
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人とビジネスが出会う拠点
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駅前に新たな価値を生み出すランドマーク
といった意味が込められていると説明されています。
駅前という都市の玄関口にふさわしい名称として設定されています。
5.規模設定の特徴|駅前として過不足のないボリューム
地上12階・高さ約46m・延床約8,130㎡という規模は、駅前の視認性を確保しつつ、過度な大型化を避けた設定です。
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駅前ランドマークとしての存在感
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空室リスクを抑えやすい規模
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用途分散による安定運営
話題性を狙う計画というより、長期的な運用を前提とした現実的な規模が選択されています。
6.用途構成から見える施設の役割
用途構成は、観光特化ではなく、日常的な都市活動を支える機能が中心です。
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オフィス:地場企業やサテライトオフィス需要
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ホテル:出張、商談、研修などビジネス利用
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バンケットホール:会議、総会、式典、地域イベント
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店舗:駅前の日常利用を支える機能
業務・滞在・交流を一体で支えることで、駅前拠点としての機能維持を図る構成となっています。
7.ロゴデザインとコンセプト
ロゴはオリジナルデザインで、「円=縁」をモチーフに、人やビジネスのつながりを表現しています。「S」の文字にはインフィニティ(∞)の要素が取り入れられ、継続的な関係性を生み出す拠点であることを示しています。
8.事業体制と地元企業の参画
本計画は、名鉄都市開発を中心に、地元企業が出資・参画する体制で進められています。
主な地元出資企業
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オーエスジー株式会社
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株式会社ハクヨコーポレーション
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豊川信用金庫
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加山興業株式会社
主な出店企業
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サンフロンティアホテルマネジメント株式会社
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株式会社共栄社
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バスデイ株式会社
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アイレクススポーツライフ株式会社
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株式会社ハクヨプロデュースシステム
地域企業が関与することで、地域経済との結び付きや継続的な運営を重視した事業スキームとなっています。
9.まとめ
FRONTIS TOYOKAWAは、都市の急成長を狙う施設というより、駅前に必要な機能を集約し、拠点性を維持するための複合ビルとして位置付けられます。
駅前の機能低下が課題となる地方都市において、民間主導による現実的な駅前再編の一例といえます。
出典
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名鉄都市開発株式会社
「(仮称)豊川駅前複合ビル開発計画、名称を『FRONTIS TOYOKAWA』に決定
~2026年秋の開業に向け鉄骨棟上げが完了~」(2026年1月19日) -
不動産・建設関連業界紙報道資料(2026年1月19日付)





