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南海電鉄が新型特急を検討。2031年なにわ筋線開通めど、投資額は70億円超

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日経新聞の報道によると、南海電鉄が2031年のなにわ筋線の開業に向け、新型特急車両の開発する検討に入ったとの事です。投資額は70億円超を見通しとの事です。

 

南海電気鉄道は、2031年のなにわ筋線の開通に向けて新たな特急車両を開発する検討に入った。有料の着席型を想定し、投資額は70億円を超える見通し。関西国際空港と大阪・難波をむすぶ空港線では訪日客の利用が増え、乗客数は過去6年で2倍に拡大した。新型特急の投入で空港からの訪日客などの取り込みを強化する。

出展:日経新聞>南海、新型特急を検討 31年なにわ筋線開通めど

 

 

なにわ筋線開通時のラピートの車齢は36年超

ラピートは関西国際空港が開港した1994年9月4日から運行を開始しました。第二次大戦前の大陸横断鉄道や弾丸列車のような力強さを追求した「レトロ・フューチャー」的な先頭デザインは鉄人28号などと評され世間の度肝を抜きました。2018年8月時点で投入後、約24年が経過していますが、現在でも全く古さを感じさせない孤高の存在です。しかし、なにわ筋が開業する予定の2031年のラピートの車齢は36年を超える事になります。

 

 
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赤いラピート ネオ・ジオンバージョン

先頭車への非常用扉の設置

ラピートの先頭車両には非常扉がありません。なにわ筋線は北梅田~JR難波、新今宮、延長7.4㎞の地下路線です。地下区間を運行する車両でもトンネルの内径を広く取っている場合は非常扉のない車両でも運行出来ます。近鉄難波線を走るアーバンライナーや伊勢志摩ライナーには非常扉がありません。しかし、なにわ筋線は、既存の地下鉄路線のさらに下を潜る大深度に建設されます。また、単線シールド工法の区間もあり、大断面トンネルによる例外措置は適応されないと推測されます。その為、南海が開発する新型特急車両は非常扉付きのサザンプレミアムの様な形状になるのでないでしょうか。

 

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先頭車に非常扉が設置されているサザンプレミアム

 

 

 

新型特急は最大9両に対応する?

なにわ筋線開業後のダイヤですが、事業計画によると旅客列車の運転本数が1日最大560本となっています。運行車両は、6両、8両、9両編成を想定、JR・南海とも特急、普通列車がそれぞれ乗り入れます。現在、JRの「はるか」は最大で、6+3=9両編成で運行されています。ラピートの乗客数は過去6年で2倍に増加しました。2031年の関西空港の年間旅客数は予想がつきませんが、最低でも4000万人/年、もしかすると5000万人/年の大空港に成長している可能性があります。その為、南海の新型特急は輸送力増強のために、MAX9両に対応する可能性が高いです。

 

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最大9両編成に対応するはるか

3 COMMENTS

神奈川県人

南海電鉄は、本線、なにわ筋線に資金を投入するのは当然ですが、汐見橋線も是非、再開発をすれば汐見橋線エリアのあいている空間も多いと聞いておりますので、汐見橋線沿線も再開発をしてほしいです。

くぼけん

ラピート、かっこいい!可能ならば…引退する前に「関西空港→京都」、フルスピード走って欲しいな~。やはり走る姿が一番美しいですからね。

アリー my dear

おそらくJR西日本側も、そろそろ現在の関空特急用「281系」の後継車両を検討していると考えられますから、なにわ筋線開業後のその頃には双方どうなっているのでしょうね。想像しただけでワクワクしてきます٩(^‿^)۶

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