札幌駅前通地下歩行空間は、札幌市都心部に建設された地下歩道の名称で、地下鉄南北線さっぽろ駅から大通駅の間を地下で直結する、全長約520m、幅員約20mの大規模な地下空間です。沿道には大型ビジョンを設置した広場や、イスやテーブルを設けた休憩スペースなど、憩いの空間を設置、芸術・文化を発信する空間も整備され、各種イベントや企業の販促キャンペーンが行われています。
【過去記事】
→札幌駅前通地下歩行空間
→札幌駅前通地下歩行空間
【スペック】
名称:札幌駅前通地下歩行空間
区間:地下鉄南北線さっぽろ駅から大通駅
延長:約520m (うち国道区間は約160m)
幅員:20m (歩行空間12m + 憩いの空間4m×2)
総事業費:252億円
事業期間:平成17年度から平成22年度
供用開始:平成23年3月12日(土曜日)
札幌駅前通地下歩行空間から地上への出入り口は途中13カ所が設けられ、各所には写真の様な巨大なナンバーが振られていました。大阪の地下街「ホワイティ梅田」や「ディアモール」の出入口に振られたナンバリングは全く理解不能ですが、札幌の地下空間は数字が巨大なので解りやすい。ここまで解りやすいと「7番出口の上で待ってる」「12番出口を上がれば行けますよ」など、歩行者の行き先案内や誘導に実際に活用出来そうです。
札幌駅前通地下歩行空間は、国からの補助金を得る為に「地下街」ではなく「地下歩道」として整備された為に沿道に商店街は無く、沿道のビルの地下階と接続させる事で賑わいを作り出そうとしています。写真の接続空間は昨年完成した北洋大通センターとの接続箇所です。
こちらは日本生命札幌ビルとの接続箇所です。モスバーガーや銀だこ、SUBWAYなど軽食店が軒を連ねていました。
取材時に目を引いたのがこの展示。歩行空間の北一条憩いの空間には、写真家:馬場杏輔さんによるアスリートのポートレート写真と、アスリートからの被災者へのメッセージを、漢字一文字で表現した書道作品が展示されていました。力強い漢字一文字がズラリと並ぶ様は、まさに圧巻。
札幌駅前通地下歩行空間 。駅ビルの整備で勢いを増す札幌駅周辺と既存繁華街の大通り周辺、2カ所の繁華街を一体化させる巨大インパクトを持つ、札幌にとって非常にエポックメイキングなプロジェクトの完成です。
真新しい幅員20mの広々とした通路を歩いていると札幌の街の再都市化が加速し始めた、そんな気になってきました。
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北海道はいかがでしたか?確か、北海道は今頃が桜の開花・見頃の時季なんですよね。ロングさんが行かれた時はまだ肌寒かったのではないでしょうか…
それにしても、ここの地下道はいいですね(^^)
とにかく幅が広くてゆったりとしている。そして明るくて圧迫感を感じさせない。各出入り口の番号表示も大きくてとてもわかりやすいですね。
近年、札幌では繁華街がかつての大通公園やすすきのから、札幌駅周辺に人の流れがシフトしていってるそうですね。
他に聞いた話では、札幌市電を札幌駅まで路線を延伸させる計画もあるとか。
北海道‥私はまだ一度も訪れたことがありませんが、憧れを抱いている場所です。食べ物もうまそうだしr(^^) 行ってみたい!