福岡空港-国際線旅客ターミナルビル




福岡空港-国際線旅客ターミナルビルは、アジア・太平洋に向けた九州地区の空の玄関として建設された旅客ターミナルビルで1999年から供用を開始しまた。延べ床面積は72,985m2 と、かなりの規模のターミナルビルです。









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【スペック】
名称:福岡空港国際線旅客ターミナルビル
階数:地上4階
敷地面積:53,882m2
建築面積:31,758m2
延床面積:72,985m2
竣工:1999年4月









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真横から見た国際線旅客ターミナルビルの様子です。断面は旅客ターミナルビルらしい形をしています。ノコギリ型の屋根が特に目を引きました。













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旅客ターミナルビル前面の接車レーンの様子です。接車レーンは関西国際空港と同じく2層式のダブルデッキ方式になっており、出発階(3階)と到着階(1階)が分離しています。










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バスターミナルの様子。写真内のバスは国内線と国際線ターミナルビルを所要時間約10~15分で結ぶ無料シャトルバス。日中でも7~8本/時の頻発運転で待たずに乗る事が出来ます。












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それでは旅客ターミナルビルの中を見て見ましょう。建物内は国際線ターミナルビルらしい開放的な空間が広がっています。先ほどご紹介した断面の写真で気になったノコギリ型の屋根は採光の為でした。












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国際線旅客ターミナルビルは1階が到着、3階が出発になっており旅客導線が明確に分離され、とても解りやすいです。











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3階出発口上部にあるフライトインフォメーション(出発案内板)。福岡空港には2011年現在、中国、韓国、台湾便などを中心に18路線の国際線が就航しています。














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4階レストランフロアからターミナルビル全体を俯瞰しました。ここからの眺めは関西国際空港の旅客ターミナルビルにとても良く似ています。













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チェックインカウンターの様子です。待ち合い用の椅子には平日の日中にも関わらず多くの利用客が居たので正直驚きました。また旺盛な需要を反映してか?出発階にはチェックインカウンターがビッシリと配置されており、通路(写真右)や待ち合いスペースのゆとりが若干足りない気がしました。












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ターミナルビルを見て気になったのが壁面に取り付けられた突起物。3機1セットで均等間隔で配置されています。なんだかメガ粒子砲でも発射出来そうな形をしています。














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この突起物、最初は消火設備かな?と思いましたが近づくと「ごおぉぉ」と音がしたので、おそらく空調の吹き出し口だと思います。空港らしくジェットエンジンをモチーフにした形をしています。












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最後は国際線ターミナルビル展望台から見た、福岡空港国内線ターミナルビルの様子です。


福岡空港国際線旅客ターミナルビル。九州の空の玄関口に相応しい規模の立派な旅客ターミナルビルで中々見応えがありました。ただ、国内、国際線の両ターミナルビルを連絡しているシャトルバスですが、ターミナル間の所要時間が予想外に長く、この辺りのアクセス改善は今後の大きな課題だなぁ・・と思いました。