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【関西空港復旧情報】通常運行に戻った第2旅客ターミナル(T2)の9月15日の状況

台風21号の影響を受け閉鎖に追い込まれた関西空港。第2ターミナルとB滑走路は高潮被害を受けずに済みました。台風被害を受けた9月4日から僅か3日、9月7日より、第2ターミナルとB滑走路を使い国内線の一部運用を再開。8日からは国際線の一部運行も再開、関空復活の狼煙をあげました。今回取材をおなったた9月15日時点では、T2に乗り入れる2社、国際線15便、国内線22便が運行されました。

                 

【航空便の運行状況】

15 日(土)の発着状況 T2 国際線 2 社(100%)、15 便・30 発着(100% 国内線 1 社(100%)、22 便・45 発着(100%  

16 日(日)の発着予定(15 16 時時点) T2 国際線 2 社(100%)、16 便・32 発着(100% 国内線 1 社(100%)、22 便・44 発着(100%

 

【滑走路】 基本的に、滑走路を出発、滑走路を到着で運用。

 

【スポット利用状況】

T217/20 スポットを使用予定

 
           

T2国際線種発ロビーの様子です。高潮被害を受けていないので、基本機能は復旧しています。

             

ただ、自動チェックイン機は使用が停止されていました。

               

さらに、出発の時刻が近づくと、ご覧の通り行列ができていました。

               

国際線出発側も同じくです。T2には活気が戻ってきています。

             

国際線出発ロビーから連絡通路を使い、国内線に向かいます。

                 

関西空港のT2は、Skytrax World Airport Awards2018年のベストLCCターミナルで世界1位に選ばれています。

             

国内線出発ロビーの様子です。先に開業た国内線側の方が天井が高く開放感がありますね。

             

Peachのオリジナル、ダンボール筐体の自動チェックイン機が並んでいます。詳しくは下記の過去記事をご参照下さい。

 


 

 

 

 

 

 


台風21号で大きな被害を受けなかったT2。18日からの鉄道アクセスの復活以降は、急速に賑わいを取り戻す事になりそうです。

2 COMMENTS

頑張ろう大阪、頑張ろう関空

東京羽田から関空への十六日の日曜日の全日空の第一便。
順調にフライトは続き、淡路島上空で大きく右旋回し大阪へ。左側の眼下に神戸空港を見ながら進み、そしてもう一度右旋回し、一直線に関空へ向け降下開始。
関空連絡橋が目に入り、損傷した部分に起重機船が取り付き作業をしているのを見た瞬間に、不意に涙が込み上げてきた。自分でもビックリする、なんで泣くんだろう。自分でもわからない不思議な感情。二期島滑走路に着陸した瞬間、一期島から離陸する機を見て更に涙が込み上げてくる。嗚咽が漏れる。ハンカチで涙を拭う。気がつくと回りからも嗚咽が聞こえる。鼻を啜る音が聞こえる。
この涙は、あの絶望的な程に傷ついた関空が、よくぞこの短期間で復旧しつつある事への安堵の気持ちと、それを為し遂げつつある関係者の奮闘努力を思う気持ちとがない交ぜになって出てきたのだと思う。
機は地上を進む。LCCが使う第2ターミナルビルと出会う。
ピーチ・アビエーションの機材が多数、駐機している。あちらもこちらも同じエアバスA320。エールを交わすように機は進む。
第2ターミナルビルを過ぎ左に曲がり一期島に向かう。
左側に管制塔をはじめ関空の中枢を担う建築が見える。朝日の中に浮かぶその姿は威風堂々たる佇まい。負けてたまるかと凛と聳え立つその姿にまた涙が込み上げてくる。第一ターミナルビルが目に入る。中華航空、ルフトハンザドイツ航空、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、ジンエアー、日本航空と各社の機を見ながら、全日空93便は21番スポットを目指して第一ターミナルビルと平行して進む。それはまるで私達に関空はここまで復旧した事を見せつけるかのようであり、一期島が水に侵された僅か約二週間前との対比を鮮明にさせ、よくぞここまでとの思いがまた涙を誘う。そしてグランドスタッフの整列の出迎えを受けて無事に21番スポットに到着。グランドスタッフの美しい姿にまたまた涙が。
こうして涙涙でくれたフライトは無事に終わった。大阪に着いた。
降機する際、他のお客さんの顔を見ていると目が真っ赤な人が多い。みんなそんな顔をみられまいとする素振りがなんだか微笑ましい。かく言う私もその一人。
機を出て搭乗橋を渡り関空へ一歩を記す。自分がここに、関空にいるのが不思議な感覚。まだまだ人は少ないけど関空は確かにそこにあった。関空は生きていた。それが如何にすごいことか。関空復活劇は後世に語り継がれる大事業として記憶されるであろう。

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