
大阪市交通局66系は、地下鉄堺筋線と相互乗り入れを行っている阪急京都本線・阪急千里線向けの車両で、1990~94年に1次車96両、2002~2004年にマイナーチェンジした2次車40両が製造されました。66系は製造後20年以上が経過していることからリフレッシュ工事が行われています。今回のリフレッシュ工事では全面デザインが大きく変更され、行き先表示機がフルカラーLED化されるなど、新型車両と見間違えるほどの変貌ぶりです。
ちなみにこちらがオリジナルの66系です。こうやってリフレッシュ車と見比べてみると、ちょっと野暮ったいデザインに感じますね。
リフレッシュ車の印象を大きく変えている「スカート」の様子です。郊外路線である阪急京都線・北千里線に直通している事から、安全性を高める目的で新たに設置されました。

車体側面の様子です。車体の美化が行われ、ピカピカしています。また側面に号車番号が表示されています。
側面の行き先表示機もフルカラーLED化されています。
それでは車内の様子を見てゆきましょう。大幅に変わった外観に比べると控えめな変化ですが、所々に変更点が見て取れます。

シートはバケットタイプに交換され、シート中央にはスタンションポールが追加されています。また床材が変更されており質感が向上しています。
袖仕切りが2段になり化粧パネルが木目調に変更されました。
ドアの様子です。床面に黄色の警戒色が配されています。

車内情報案内装置がドア上部に千鳥配置で設置されています。こちらは3色LEDです。

天井付近の様子です。長さの異なるつり革が設置された他、ドア付近のつり革が増設されました。
リフレッシュ工事が行われた大阪市交通局66系。今回は車両の全面デザインが大きくかわり、フルカラーLEDが採用され、側面のレタリングも変更されるなど、新車と見間違えるほどの変貌ぶりに驚きました。大阪市交通局は車両のリフレッシュ工事を積極的に行っており全体の設備レベルは徐々に向上している印象を持ちました。あとは、御堂筋線に大量に残る10系を30000系にドンドン置き換えてほしい所ですね。







