北陸新幹線は、上信越・北陸地方を 経由して東京都と大阪市とを結ぶ整備新幹線計画で、1997年に東京駅から長野駅までの区間が部分開業しました。つづいて長野~上越~富山~金沢間の延伸工事が進められてきましたが、今年の3月、2015年3月17日についに金沢までの延伸区間が開業しました!北陸新幹線の延伸区間の開通により、北陸対東京の所要時間が大幅に短縮され、東京 – 富山間は約2時間8分、東京 – 金沢間が約2時間28分(開業前は約4時間)で結ばれました。
【過去記事】
→開業迫る北陸新幹線金沢駅のホーム・待合室・改札を見学してきました!
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前回は開業1ヶ月前の事前見学会の様子をご紹介しましたが、今回は開業後約半年が経過した金沢駅新幹線駅の様子をご紹介して行きます。
こちらは2階乗り換えフロアの様子です。床材や壁面の化粧パネルなどは高級な素材が使われており質感の高さが伝わってきます。またデザインは近畿圏のJR西日本の最新駅舎と同じ様なテイストでまとまっており、都会的な感じがします。
こちらはトイレ前の衝立の様子です。左右のイラストは加賀友禅で左が兼六園の花鳥風月、右がアケビ。間の白い部分は和紙をガラスで挟み込んだ物です。
在来線との乗り換え改札口の様子です。富山方面 対 大阪・名古屋は北陸新幹線の開業により、金沢乗り換えが必須となり、この乗り換え改札口を経由して行き来する事になります。
改札階に向かうエスカレーター付近の様子です。金沢駅新幹線ホームは2面4線ですが、乗り継ぎ列車が発着するホームは在来線に近い11.12番線を中心に運用されています。金沢→富山間を結ぶシャトル列車「つるぎ」との接続時間は概ね10分。金沢→富山間の所要時間は23分(ノンストップの かがやき は18分)となっています。
それでは、エスカレーターを登ってホーム階に向かいましょう。撮影のしやすさを考えて、発着列車が少なく人影が無い13.14番ホームに向かいます。
金沢駅新幹線ホームの様子でうs。全体を屋根に覆わていますが、ポイントポイントに採光窓が設けられており、同じ金沢駅の在来線ホームの様な薄暗さは微塵も感じられません。改札口に近い箇所は高天井になっており、暖色系のライトアップも行われいます。
新幹線ホームは可動式ホーム柵が完備されています。ドアーは加賀五彩の臙脂・藍・黄土・草・古代紫それぞれの色が塗られています。
ホームの発車標の様子です。こちらもフルカラー対応。フォントもゴシック体で非常に見やすいです。
ホーム上の柱に取り付けられた金箔のアクセントパネルです。柱は合計60本あり、11センチ四方の金箔が2万枚以上使われているそうです。
駅名票の様子です。時刻表まとめられ機能的です。
ベンチの様子です。こちらも最近のJR西日本で多く見られるタイプですね。
ホーム全体を見通した様子です。金箔張りのアクセントパネルが効いてますね。北陸新幹線は12両編成が標準となっており、各駅施設もそれに合わせて長大なホームを備えています。
最後は金沢駅に停車中のW7(E7)系の並びです。開業した北陸新幹線の利用状況ですが、金沢 対 東京方面の利用客数は開業前の約3〜4倍での間で推移しているそうで活況を呈しています。開業ブームが一段落する来年度以降が本番ですが、対首都圏の輸送については航空機から移転した旅客が定着化する事で、それほど大きな落ち込みにはならない、のではないでしょうか・・。今回の取材では
※仕事が忙しく帰宅時間が毎日24時超えが定着してきた事に加え、家族が相次いて病気になり休日はその対応もあり書き貯めができず、更新が途絶え気味になってしまいました。現在は落ち着いてきたので、徐々に更新ペースを戻して行きたいと思います。