JR西日本は2018年3月15日付けのニュースリリースで、大阪駅5・8番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置すると発表しました。大阪駅の5・8番のりば JR京都線、JR神戸線の快速・新快速電車が発着するホームです。ホーム柵は、高さ:約1.3m、最大開口:約13m、柵延長:約240mで12両編成に対応しています。大阪駅では6・7番線にノーマルなホームドアが設置されていますが、その向かいのホームには異なったタイプのホーム柵が設置される事になりました。
大阪駅5・8番線で設置工事が進む「昇降ロープ式ホーム柵」ですが、5番線は2019年2月16日(土曜日) 始発列車から、8番線は3月9日(土曜日) 始発列車から使用が開始されます。上の写真は5番線の様子です。ロープがはられスタンバイ状態になっていました。
ホーム柵ユニットの様子です。
JR西日本の昇降ロープ式ホーム柵はポスト(柱)が上下に可動するタイプです。近鉄が阿倍野橋駅に導入した固定ポスト式と異なり、実運用時はポストがユニットに収納される為、見た目がスッキリするのが特徴です。
5番線を見通した様子です。ズラリとならんだユニットと張られたワイヤーが目新たしいです。
改めて見るとロープの位置が意外に低く感じますね。可動が始まるとロープが上がる時は必ず電車が停車しているので、電車が居ないこの光景はレアな長めになると思います。
ホーム柵の導入に合わせて安全確認用の液晶モニタが導入されました。1画面を3分割する珍しいタイプですね。
新快速が入線しました。電車と合わせて見るとロープの高さが十分な事が解ります。
お客さんが乗り込むとこんな感じに見えます。なにげにやってきた車両が223系1000番台(少数派)で思わずニンマリ。
ホーム柵ユニットと電車の様子です。
角度を変えて見た様子です。
最後は大阪駅の大屋根とホーム柵を絡めた1枚です。
このタイプのロープ式は車両の事情があるのはわかるんですけど、格好良くなるようにデザインにこだわって欲しかったです。
どうしても標準タイプと比べると貧相に見えてしまう..
本当はフルスクリーンタイプが理想なんですが日本では殆ど普及しませんね。。
近鉄阿倍野橋の昇降式柵もそうですけど、常時大きな音で「黄色い線を越えるとセンサが作動して柵がおります」と放送してて、にもかかわらず黄色い線を越えて並んでるお客さんがいたりして、このタイプの柵って鉄道ダイヤに影響及ぼしそう。
先日、サンダーバードでの出張帰りに5番ホームに到着して思ったんですがこのホーム可動柵、ホーム先端からの距離があり過ぎて混雑しているホームで歩く場所がかなり狭まっています。他の駅のホーム柵を見てもこんなに距離は取ってないように思います。このまま運用して大丈夫なのか非常に心配です。
これ、安っぽいとかそんな単純な理由じゃないんですけどね。
この5番のりばには、夕方に一部のサンダーバードが到着するため、通常のホーム柵では対応できないからです。
要するに新快速メインで、一部の特急が停車する高槻駅ホームでこのタイプが導入されたのと同じこと。
安っぽいから梅田や天王寺といった主要駅は普通のホームドアにしてほしかったです。
再度失礼しますm(._.)m
阿倍野橋駅のホーム柵は、大きなゲートがホーム上に出現したようで、このJRのタイプとは当然ながら大きく異なりますね。だけど思ったほどの圧迫感等はなかったですよ(^_^)
この新快速の223系1000番台は、先頭車の一部を改造して導入されるAシートに用いられるのでしたね。
あと、安全確認用のモニターが設置されていたのは初めて知りました。ホーム柵もトラブル無く無事に稼働してほしいです( ◠‿◠ )