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大阪駅ホーム屋根に関する工事など 11.08

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大阪駅ホーム屋根に関する工事は、ドーム屋根下のホームへの霧状の雨の舞い込み状況を勘案して、ホーム上に透明なガラス屋根を設置する工事で、2011年8月下旬頃から工事に着手し2012年3月末の完成を目標にし工事が進められます。なお、ガラス屋根の無い範囲の古い屋根は2011年9月頃までに撤去されます。










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JR西日本のプレスリリース
から引用させて頂いた平面図です。当初の計画ではドーム屋根の下のホーム屋根の大部分が撤去される予定でしたが、ホームへの霧状の雨の舞い込み状況からホーム上にガラス屋根を設置して霧状の雨に対処する事になりました。ガラス屋根は、北側が高く南側が低い片流れのドーム屋根の形状に合わせて設置され、1・2番環状線ホームは計画通り全て撤去、3・4、5・6番線はドーム下の約半分に、7・8、9番線は8割程度の部分にガラス屋根が設けられます。















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ホーム屋根改修の断面図です。既存の上屋柱をそのまま流用し柱の上部にガラス屋根が設けられます。また、開放感を演出する為に、従来のホーム屋根よりもかなり高い箇所にV字型に取り付けられます。


 










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取材時のホーム屋根の様子です。ホーム屋根が撤去される部分の折板とスレートが取り外され、中途半端というか、なんとも不思議な光景です。













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折板とスレートが撤去されたホーム上からドーム屋根を見上げてみました。ご覧の通りまだゴチャッとしています。早く完全か形でドーム屋根下の開放感を堪能したいですね・・・










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ホームの発車標を見ていると1つ気になる事がありました。ご覧の通り3色表示LEDの発車標ですが、よく見ると、種別の箇所だけ表示色が微妙に異なっている事に気づきました。写真上から3段目の「普通」の緑色と写真右側の「当駅止」の緑色が明らかに違っています。これはもしかして種別だけはフルカラー表示が可能で、ホーム屋根が完全体になった時にお披露目するつもりでは!?と勝手に妄想してしまいました。全くの根拠レスなので本当はどうかは解りませんが・・・










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また、大阪駅のホームではガラス屋根の設置工事以外にも、各所で仕上げ工事が行われています。











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橋上駅舎下のホームの様子です。白色の化粧パネルが取り付けられ、メチャクチャ綺麗になりました!














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ホームから下に伸びるエスカレータ、上に伸びるエスカレータが折り重なる不思議な光景。大理石の手すりは、缶ジュース等の落下事故を防止するため、カンやペットボトルが置けない形状になっています。










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続いて環状線ホームの様子です。ホーム屋根の撤去が進みホーム上が随分明るくなりました。










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ドーム屋根をささえる太い柱。よく見ると、なかなか凝った装飾が施されている事に気づきました。











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環状線ホームの御堂筋口側から橋上駅舎に通じるエスカレータが開通していました。













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ラッシュ時ではありませんがこの混雑。人、人、人・・・。環状、USJ方面に加えて、奈良、和歌山、関空方面に向かう快速電車が発着する環状線ホームは終日大混雑しています。












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今回の取材で眼についたのが、このホームに埋め込まれたLED。電車の接近を警告する為に設置されたアイテムで、接近ベルと同時にピカピカと点灯し中々目立っていました。また、環状線のホームも美装化されていましたが、他のホームと異なり床材が樹脂モルタル型枠式カラータイル舗装になっており、少し高級感に欠ける気がしました。。









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ガラス屋根の設置工事等、各所で仕上げ工事が進む大阪駅。ノースゲート、サウスゲートビルティグはオープンしましたが、大阪駅の改良工事はまだまだ終わりそうにありません。引き続いて追跡取材して行きたいと思います。



3 COMMENTS

ぽり

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大阪駅改良工事1期工事自体が5月ではなく今月いっぱいぐらいだったはずで
屋根は1年間経過を見ながら慎重に検討するとされていたようですが、客を呼び込むために5月グランドオープンをアピールしすぎでこんな結果になってしまったのでしょう。 駅は完成しているはずだ!との勝手な思い込みが多くドームをもっと見せろとのクレームが多かったとのことで…。

ドーム屋根をささえる太い柱は装飾ではなく柱をジョイントするための穴がたくさん開いていたものを鉄板で塞いで塗装しただけですね。 化粧材で仕上げると太くなるのと予算が無かったのではないでしょうか。万が一の場合メンテもできますし。装飾と思ってもらえるような仕上がりになっているなら大林さんも誇らしいのでは。 鉄骨部分を良く見ると東西後2ヶ所にブリッジが増設可能なような構造になっているみたいです。 雨は入らなくなりますが吹抜けは小さくなります。 容積率の上積みが認められればの事ですのでかなり先のことでしょうけど。

アイラブオオサカー

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現在の台風の影響からくる悪天候のことを考えると‥こればかりはやむを得ない対応策なんでしょうね。

とは言え、ここはひとつ手を抜いたりせずに、綺麗に生まれ変わった大阪駅とうまく調和したものに仕上げて欲しいと願っています。支柱などを再利用するのであれば、なおさら美装化を徹底させて頂きたいですね。

JR西日本さん、頼みますよ…

愛阪者

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ガラス屋根を架ける部分は、柱も含めて完全に新しい物にしてもらいたいですね。
わずかのお金を惜しんで、不細工で不完全なものにするような横着なことはしてもらいたくないものです。

それにしても、大阪駅は乗降客がえらい増えたもんや、とあらためて感じますね。
阪急などから移行した人だけではなく、やはり観光客が増えてるからなんでしょうか。
いずれにせよ、結構なことです。。

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