JR西日は、西日本最大のターミナルである『大阪駅』拠点性をさらに高め、大阪の玄関口として利便性が高く、賑わいのある拠点とするべく、2019 年より大阪駅西側地区の開発を進めています。
現在、梅田地区では、「うめきた2期地区」の開発、それに伴う東海道支線の移設及び地下化・うめきた新駅(大阪駅地下ホーム)新設、さらに大阪中央郵便局跡の「梅田3丁目計画」が同時多発的に進行しています。JR西日本は、これらの再開発を結節し、その効果の最大化させ、梅田の勢力圏を大阪駅の西側に拡大させる為、駅を西側に拡張し「新改札口」を設置、同時に「新駅ビル」を建設する、大阪駅西側地区開発を進めています。
JR西日本は2021年12月1日付けのニュースリリースで、うめきた2期地区に新設する地下ホーム(うめきた新駅)と、西側に設置する新改札口の名称を、『大阪駅・西口』『大阪駅・うめきた地下口』に決定したと発表しました!「西口」及び「うめきた地下口」は2023年春のダイヤ改正日から一部工事部を残した状態で暫定開業し供用が始まります。
地下ホームが来春から供用を開始し、東海道支線の移設及び地下化が完成する事で、現在の地上線を撤去する事が可能になります。これにより、うめきた2期地区は、エリア全体の工事に着手する事が可能となります。各計画は綿密に連携して工事が行われています。
【出展元】
→大阪駅(うめきたエリア・西側エリア)の 改札口名称について
「西口」及び「うめきた口」の概念図です。大阪駅の西側高架下に新コンコース、南北自由通路、商業施設、バスターミナルが設置されます。うめきた2期に設置される地下ホームは2面4線で、改札内連絡通路でラッチ内接続されます。連絡通路は道路下の下水管をクリアする為にアップダウンする導線となっています。
地下ホームには、これまで梅田を素通りしていた関空特急「はるか」、南紀特急「くろしお」が停車し、おおさか東線が乗り入れる予定です。大阪駅に「はるか」と「くろしお」が停車する事で、両特急列車の競争力は飛躍的に高まると予想されます。
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大阪駅「西口」の完成イメージです。このパースは以前に「梅三小路」があった所です。
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ちょっとパースとは角度は違いますが、閉館前の梅三小路の様子です。
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西口改札の完成イメージです。床面の「白黒・市松模様」が御堂筋口と統一感を持たせたデザインとなっています。
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御堂筋口の様子です。
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こちらは、うめきた口の地上部の完成イメージです。
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うめきた地下口の様子です。大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)は、現在実現可能な最新技術を、ふんだんに盛り込んだ近未来ステーションになります。詳しくは下の記事をご覧下さい。
『JR WEST LABO』が始動!うめきた新駅(大阪駅地下ホーム)は最新技術てんこ盛りの近未来スーテーション!【2023年春開業】
これまでの経緯
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JR西日本は2020年3月25日付けのニュースリリースで、大阪駅北側のうめきた2期地区に建設中の新駅「(仮称)北梅田駅」を大阪駅とラッチ内(改札内)で接続し『大阪駅』の地下ホームとして開業すると発表しました!新駅は『(仮称)北梅田駅』や『うめきた新駅』などの呼称で案内されてきましたが、大阪駅と改札内連絡通路で接続して同駅扱いとなる事が明らかになりました。
【出展元】
→「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について
→JR西日本>大阪駅がさらに西側に広がります 大阪駅 新改札口整備、高架下開発、新駅ビル開発などについて
新改札口と地下通路で接続
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大阪駅と地下ホーム(うめきた新駅)は、駅の西側高架下に新設される「新改札口」を経由して地下通路で接続されます。新改札口は中央郵便局跡の再開発とリンクしており、大阪駅の賑わいを西側に広げる目的があります。今回、大阪駅の地上ホームと地下ホーム(うめきた新駅)がラッチ内接続される事で、大阪駅の西側地区は関西空港と新大阪・京都を結ぶ主導線上に位置する様になり、うめきた2期や中央郵便局跡の拠点性は盤石なモノとなりました。現時点で考えられる満点に近いプランが実現する事になりました。
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雑な図解(笑)ですが、新改札口関連の概念図です。写真のピンク色付近の高架下に新コンコースと改札口が設けられます。うめきた側(写真左)に新設される地下ホームと改札内で接続されます。そして中央郵便局跡(写真右のクレーン付近)の再開発と接続されます。
新改札口と高架下商業施設を設置
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新改札口整備
大阪駅の混雑緩和、新たなバリアフリールート整備および西側地区へのアクセス性向上の観点から、各ホームにアクセス可能な新たな改札口を西側高架下に整備されます。大阪環状線ホームは西側に延長し、ホーム上の設備を高架下に移転集約することにより利用スペースを広げホーム上の混雑緩和・安全性向上が図られます。加えて新改札口と各ホームとを結ぶエレベーター・エスカレーターが整備されます。新改札口は大阪駅西側地区への新たな玄関口として、円滑なアクセスルートを創出し、地区全体のポテンシャル向上に寄与することを目指しています。
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新改札口からエスカレーターで下って上がる
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完成予想パースには、新改札口北側に新設されるウエストゲートビルディング1階から一旦地下3階レベルまで下り、少し平行移動して再び上に上がり地下2階に到達する導線が描かれています。
おそらく道路下にある既設の地下埋設物をクリアする為に高低差が発生したと推測できます。出来れば移設してフラットな導線にして欲しかったですが、ラッチ内接続が実現したので贅沢は言いません(笑)
大阪駅西側に新改札口を設置、ウエストゲートビルディングの建設、中央郵便局跡の再開発、うめきた2期、そして大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)の開業。全ての再開発は一体的に描かれている事が明らかになった事でこれらの再開発は大勝利に終わると確信しました。
2023年3月18日 開業日の様子
開業特集は掲載写真が莫大になったので、下記の記事を作成しました。
2023年3月の様子
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現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
大阪駅・地下ホーム(うめきたエリア)、西口の開業が来週に迫っていますが、開業直前の様子を見てきました!!
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こちらは1号ホーム(1・2番線)環状線の西端部分の様子です。ホームが西に伸ばされ様に見えますが、この部分は電車が止まらない「通路」の扱いになっています。これは他のホームも同様です。
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こちらは2号ホーム(3・4番線)JR宝塚線・JR神戸線の様子です。
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3号ホーム(5・6番線)JR神戸線の様子です。利用客が多そうなホームですが、通路幅が狭くなっています。上屋は既設の柱を流用してまく素材の屋根が設けられています。
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通路幅が狭い、3・4・5号ホームには、防風スクリーンが設けられました。
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4号ホーム(7・8番線)JR京都線の様子です。こちらの通路幅も狭めです。
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5号ホーム(9・10番線)JR宝塚線・JR京都線の様子です。風防スクリーンの位置が3・4号ホームとは反対になっています。
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6号ホーム(11番線)北陸線の様子です。こちらは、まだホームの延伸工事中で、2023年3月18日の西口開業時は直接西口にアクセスする事が出来ません。
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撮影ポイントを変えて、桜橋口の高架下横断歩道越しに見た「西口」の様子です。
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既に「大阪駅・西口」の案内サインが取り付けられていました!
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さらに撮影ポイントを変えて、うめきた2期エリアにある、地下ホーム直上の様子です。
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開業が来週にせまった大阪駅と地下ホーム(うめきたエリア)。18日の開業は限定的な供用となりますが、大阪駅から「はるか」「くろしお」に乗れる日があと1週間でやってくる事になります・・!
2023年1月の様子
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現地の様子です。前回の撮影が2022年11月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
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アップで見た様子です。3月の供用開始に向けて工事は最終盤を迎えています。
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さらに撮影ポイントを変えて、」ウェストゲートビルディングから見た様子です。
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アップで見た様子です。ホームが伸ばされた部分は、厳密にホームではなく「通路」扱いで、電車が停車しない箇所にはガラススクリーンが設置されています。
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さらに撮影ポイントを変えて高架下の様子です。
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アップで見た様子です。3月開業に向けて暫定供用部分の仕上げが進んでいます。
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最後はもう一度西側から見た様子です。大阪駅西地区に建設中の超高層ビルが建ち上がってきたので、この辺りの谷間感が凄い事になってきました。
2022年11月の様子
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現地の様子です。前回の撮影が2022年10月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
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アップで見た様子です。西口改札口に向けて各ホームが西側に延伸されています。
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来春の開業に向けて工事は終盤線に突入。エレベータなども確認できました。
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ホームは既存上屋を膜素材に張り替えた箇所や新設した箇所などがあり、あまり統一感がありません。
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撮影ポイントを変えて、ノースゲートビルディング側から見た様子です。
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さらに撮影ポイントを変えて、工事中の西口の様子です。このあたりは環状線ホームでエスカレーター、階段が確認できます。
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西口コンコースを東西に見通した様子です。大阪駅の古い高架下に作られるので柱の数が多く天井が低い感じです。
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耐震補強された橋脚に新設されたダクト類。
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ウエストゲートビルディング側の様子です。壁が設置されており、内部の様子は分かりません。
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最後は一気に撮影ポイントを変えて、大阪駅地下ホーム(うめきた地下口)を見下ろした様子です。
来春は工事箇所を多数残した形での暫定開業ですが、あと半年程度で大阪駅に地下ホームが出来て「はるか」「くろしお」が停車するとは、なんだか夢の様です。開業フィーバーが去ったあとは暫く苦戦するかもしれませんが、認知度がジワジワ上がる事で、地下ホームが大きな恩恵をもたらす事になりそうです。
2022年10月の様子
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現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
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西側から見た様子です。各ホームの延伸・拡幅工事が進み、真新しい上屋が姿を現しました。
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延伸部分の上屋の様子です。透過性のある膜素材となっています。
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旅客が通らない箇所は膜素材ではない様子です。
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撮影ポイントを変えて東側から見た様子です。
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延伸部の様子・・なのですが、上屋のカタチや幅が結構バラバラなのが気になります。一部は室外機がズラリと並んでおりホーム幅が狭い箇所があります。
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さらに撮影ポイントを変えて、延伸部を直接見た様子です。上屋をささえる柱は既設のモノを流用。屋根の素材だけ膜素材に変更されいます。
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縦アングルで見た様子です。写真を見ていただくのが一番解りやすいです。
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既存の上屋を流用する箇所はペンキの塗り直しが行われています。
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最後は環状線ホームの様子です。
新しい西口の場所って、梅三小路の前はでっかいソフマップがあって、その前はQooっていう大箱のクラブがありましたね。あんな場所にクラブがあった。。。(その前は何やろ???)
貨物駅下の北梅田の地下道ももうすぐ廃止になるみたいやし、街も時代と共に移ろっていきますな。
かつて大阪駅の西側は車窓から見て欲しくない地域でした。けれども再開発をされてある場所以外はすっきり近代的になってくれました。
それが今では西側は是非見て頂きたい場所となりましたね。二つの新ビルの効果がこれ程にあるとは。もちろんチラッと見える阪神百貨店も素晴らしいですが。
残るは東側ですね。以前は何とも思いませんでしたがやはり・・・ね。阪急にはとても期待しています。
歩行者デッキ2Fはルクア大阪のどのあたりに架けられるのですか?
うめきた地下口の地上部分は工事中なので地下部分だけの開業ですね。
西口もふたつの駅ビルが工事中なのでガード下だけの開業ですね。
西口と桜橋口が間違われないかちょっと心配です。
メトロは四つ橋線の西梅田駅、阪神は西改札口の役割がおおきくなりそうです。
これまで、御堂筋線の梅田駅、阪神梅田駅は東口の利用者が圧倒的に多かったですが、梅田の人の流れが大きく変わるかもしれませんね。
屋根にコストをかけてないのは、いつかの未来に屋根とホームの大幅リニューアルが控えてるから、と思うことにします。
中央改札口から中央コンコースに出ようとした人が誤って新改札口へ降りてしまったら、改札内はつながっていないようなので、もう一度ホームに上がらないといけなくなるのでしょか?
関西を代表する駅なのにこの継ぎ接ぎ感は勘弁して欲しい
上から見ると大阪駅のホームは統一感がなく残念な気持ちになります
新設されるエスカレーターは、もう少し東寄りに設置できなかったのですか?
あと、改札内連絡通路が地下2階に設けらられるのは、共同溝を避けるためですか?
大阪駅ホームの鉄骨の大屋根が段々と小さく見えてきたw
JR大阪駅北側「うめきた」新駅80%ほど完成 報道公開( NHKニュース )
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220303/2000058454.html
新駅の南海とのすみ分けはどうするんやろか?
大阪環状線ホームの延伸、けっこうスムーズに進んでいるように見受けられますね(^_^)
大阪環状線ホームの西側への延伸へと、着々と準備が整いつつあるようですね♪
ホームが西へ延長されると、電車の停車位置も今より西へ移動するのでしょうか?
阪急からJRへの乗り換えがさらに時間がかかりそうです。
それと、停車電車がドーム屋根の外に出てしまいます。
ドームも西へ拡張する訳にはいかないでしょうか。
鬱陶しいニュースばかりの中で、希望と元気を与えてくれるうれしいニュースですね。
発表資料のイラストを見ると、導線は地下2階へ降りてから地下1階の改札フロアへ行くようになっています。
「大阪駅」これが一番自然で分かりやすいですね。
それとJR西にすれば「はるか」等の特急列車を大阪駅に停車させるというのが大事なんでしょうね。
これはいいニュース!
そうなってほしいなぁと前から思っていました!
ウエストゲートビルディングといい、再開発が待ち遠しいです!
すばらしい!Excellentですよこれは!
なにわ筋線は”大阪駅”とつながります。これはなにわ筋線の価値を一気に引き上げますね。
関空からはるかは”大阪駅”に直結します。これは旅行者にも大変分かりやすいですし、『はるか』を選ぶ旅行者が増えるでしょう。
これは大変良い!うめきたの成功はここに約束されました。
以前発表されたウエストゲートビルディングの断面図に連絡通路が記載されていますよ。
既設の地下埋設物は連絡通路の所で菅径2.2m菅底深さ4m、旧日通前が深さ4.5mになる下水幹線があります。集中豪雨時大阪駅北側の浸水防止用の菅路です。 グランフロント北側には1.46×1.46mの馬蹄形の煉瓦造りの下水が在るため地下通路が作られませんでした。@関西人さんがうめきた謎の構築物といっていたのはは下水道で、うめきた2期部はコンクリート製の下水道に置き換えられました。
うめきたがある程度浸透してたから少し意外だったけど、言われてみればこの方が良いな。
ただでさえ、大阪駅と梅田駅は同じ様な場所なのに何故名称が違うのかと、自分では考えた事もない様なクレームがネットで散見されてたから、なるべく統一された方が旅行者等には分かり易い