シャープ堺工場


シャープが堺市堺浜に建設している巨大工場、「シャープ堺工場」です。敷地127万平方メートル(甲子園球場が32個分)と超弩級!外観は完成している様に見えます。

世界最大となる第10世代の液晶パネル工場、世界最大規模の太陽電池工場に加え、インフラ施設や部材、装置メーカーなどの工場群が集結し「21世紀型コンビナート」ともいうべき、業種、業態を越えた最大級の工場群を形成する計画」となっていています。コンビナート全体での投資額は約1兆円!これらの建設が大阪に及ぼす経済波及効果は大阪府の1年間の全公共事業とほぼ同額。とんでもない巨大プロジェクトが「民間」の手で進められています。






      

堺工場周辺はこんな感じになっています。

世界的な金融危機からの需要減退でシャープも厳しい業績でしたが、液晶パネルの需要が急回復しているそうで、この不況の中なんと10月に前倒して操業させるそうです。これらの工場で組み立てられた製品部材を海外に輸出する為に関空にも良い影響が出そうで楽しみです。パナソニックの工場と合わせてフル稼働状態に突入すれば、関空の国際航空貨物取り扱い量が100万トン/年を突破するかもしれませんね。







      

堺工場の敷地内にはまだ余裕があり、第2工場の建設も可能らしいですが、隣にはさらに広大な敷地が空いています。道路事情が微妙かもしれませんが周辺の開発余地はまだ十分にありそうです。

「パネルベイ」。神戸の次世代スパコンと同じく、日本に芽吹いた「強み」を強力に支援する事は国の為になるはずです。