東京医科歯科大学M&Dタワー(医歯学総合研究棟Ⅱ期棟)は、東京都文京区湯島一丁目に建設された、地上26階、地下3階、高さ125.95mの超高層ビルです。このM&Dタワーは、国立大学法人の中では一番高さが高い建物で、研究・実験室、講堂(5 0 0 席)、講義室( 9 8 席)、セミナー室、医歯学メディアセンター(図書館)等からなる複合建物です。塔屋頂部にはヘリコプターによる緊急救助用スペースが確保されています。
【スペック】
名称:東京医科歯科大学M&Dタワー(医歯学総合研究棟Ⅱ期棟)
所在地:東京都文京区湯島一丁目5-45
階数:地上26階、地下3階
高さ:125.95m
構造:S造、一部SRC造
杭・基礎 :直接基礎
主用途:学校(大学)
総戸数:ーーー
敷地面積:45,192.00㎡
建築面積:3,502.45㎡
延床面積:64,591.25㎡
建築主:東京医科歯科大学
設計者:東京医科歯科大学施設部、日本設計
施工者:戸田建設、大日本土木JV
着工:2003年03月
竣工:2009年08月
東京医科歯科大学は、大学院の重点化として、平成11~12年度にかけて、既設の大学院医学系研究科と歯学研究科を有機的に改組し、全く新しい発想(基礎・臨床の融合、医学・歯学の連携等)のもとに、医歯学総合研究科(10専攻)を設置しました。M&Dタワー(医歯学総合研究棟Ⅱ期棟)は、この医歯学総合研究科の教育・研究の拠点となる施設で、既存施設の分散化した利用形態の集約化をも目途に整備された総合研究棟です。
M&Dタワー(医歯学総合研究棟Ⅱ期棟)の主な特徴としては、狭隘な敷地において地下3階を可能にした地中連続壁工法を採用、地震・火災に強い C F T(Concrete Filled steel Tube)構造の採用、地震および風による揺れの軽減を目的とした制震構造の採用、エネルギーの供給と排出を集約したメカニカルボイドの設置などが挙げられます。
南東側から見上げたM&Dタワー(医歯学総合研究棟Ⅱ期棟)の様子です。単純な箱型ではない、非常に複雑な形状をしている為、見る角度により多彩な表情を見せてくれます。
最後は引き気味のアングルで、東京医科歯科大学全体の様子をパチリ。