那覇空港滑走路増設事業は、日本の南の空の玄関である那覇空港の沖合約160haを埋め立て、現滑走路から1,310mの位置に、長さ2,700m、幅60mの滑走路1本を増設する空港の拡張工事です。滑走路増設事業の総事業費は約1993億円で、年間発着枠は現在の約13.5万回から約18.5万回に増加する見通しです。現在の那覇空港は3000メートル滑走路1本を旅客機と貨物機、自衛隊機が共用しており、観光シーズンなどは混雑や遅延が目立ち容量が限界に近づいていました。
【出典元】
→内閣府>沖縄総合事務局>那覇空港プロジェクト
那覇空港の第2滑走路と既存の滑走路は間隔が1310mあるオープンパラレル配置の為、双方の滑走路で同時に離発着が可能です。今回増設工事後の年間発着数は約18.5万回とされていますが、連絡誘導路やターミナルビルなど、各種空港施設を整備する事で、将来的には20万回以上の発着も可能になると思います。また、第二滑走路は、着陸直後に、すぐに滑走路から逃げる高速脱出誘導路が採用されています。
現地の様子です。第二滑走路は起工式は2014年3月1日に行われ既に工事が始まっています。第二滑走路は2019年12月に完成予定、翌2020年3月末の供用開始を計画しています。
那覇空港は日本の主要都市や中国・韓国、ASEAN諸国の約20億人の市場の中心に位置し、エリア内の各都市からの貨物を中継する絶好の地理的条件に加え、24時間運用可能な事、今回ご紹介している第二滑走路の建設などインフラ整備も進んでいます。
この那覇空港の優位性に目をつけたANAホールディングスは、那覇空港を基点に日本とアジアの主要都市を航空貨物便ネットワークで結ぶ、スピード輸送モデル「ANAが進める沖縄ハブ構想」を進めており、運用5年目を迎える沖縄貨物ハブ事業は、今年1月に青島線、3月に広州線に就航し、5月には新たにシンガポール線を開設、沖縄からの貨物便就航都市は海外8地点、国内4地点の計12地点となっています。
また、宅配便大手のヤマト運輸はこのネットワークを活用して、同社の「国際宅急便」と「国際クール宅急便」をアジアへ最短翌日配達するほか、製造業や小売業界向けの高付加価値物流サービスも展開していく計画を進めています。
那覇空港は、東アジアの中心に位置する那覇空港は、国際航空貨物の分野で急成長する可能性を秘めており、ANAやヤマト急便といった革新的なビジネスモデルを作り出してきた企業が注目している事からも、その実現性は十二分にあると思います。沖縄への経済振興策として国が沖縄ハブ構想をバックアップすれば、東京に集中しすぎて捌き切れない貨物を那覇空港がカバーする事が出来、東京の容量アップにも繋がるのではないでしょうか。
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書いていて、なんか東京・大阪などに次ぐすごさ、こんなに開発して沖縄のイメージが壊れないか心配にもなります。
完成済み:蔡温スクエア、琉:Xタワー、イオンモール沖縄ライカム、うるま市役所ほか
那覇市:沖縄海邦銀行新本店(もうすぐ完成)、旭橋再開発A街区(那覇バスターミナル建て替え)、農連市場再開発、むつみ橋再開発、平和通再開発(ハイアットリージェンシー完成に次ぐ第2期以降)、国映館跡地再開発、琉球新報泉崎建て替え、公設市場建て替え(平和通再開発とリンクします)、栄町市場再開発、沖縄テレビ放送移転、ほか
中南部:モノレール浦添延伸、東浜新MICE(第2沖縄コンベンションセンター)計画、空手道会館計画、サンエー石川新店舗、ほか
北部:USJ沖縄テーマパーク建設、およびそれに付随するホテルと新鉄軌道(那覇から)、ほか。辺野古シュワブ飛行場問題の場所でもあります。
離島:サンエー宮古島シティ、新八重山病院、ほか
参考程度に。
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>昌哉さん
こんばんは。お久しぶりです!
先日仕事で沖縄に行ってきました。記事中の写真はご指摘の通り、着陸した飛行機の中から撮影しました。
本当は那覇市内を撮影して回りたかったのですが、全く撮影出来ずに帰ってきてしまいました(^^;
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ロングさん初の沖縄物?と聞いて飛んできますた。
この現地写真、機内からの撮影ですか?
自分は国内線ビルから撮ってますが、それと比較して異様に近いし、かといって瀬長島だと手前に滑走路や誘導路は写らないはずですし。
機内からの滑走路工事撮影は離陸時がチャンスですが、風向き次第なのが難しいですね。
ちなみに9月に空路使う機会があって撮ったものがこれです。
http://nandemoari2nd.blog95.fc2.com/blog-entry-5795.html