出展:http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/shingikai_kekka/cmsfiles/contents/0000246/246377/dai5kai.2.pdf
京都市交通局は,地下鉄烏丸線を運行する列車のうち、更新時期を迎える9編成の列車の新型車両導入に着手しています。新型車両導入にあたり「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」が開催されており、同懇談会にて外観・内装デザインが検討されています。2018年7月にはデザインコンセプトが策定され、第5回懇親会でがコンセプトを踏まえ新型車両の具体的な内装及び外観デザイン案が公表され検討が進められています。外観デザインが3案、内装デザインも3案が提示されています。
イメージA案(テーマ:現在)
今の地下鉄車両を継承しつつ新しさを取り入れたで外観イメージ。今の烏丸線車両の造形に東西線車両の黒色の前面を取り入れる事で、これまでの烏丸線とは異なった新しさを感じ取れるイメージを表現したデザイン。

出展:http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/shingikai_kekka/cmsfiles/contents/0000246/246377/dai5kai.2.pdf
イメージB案(テーマ:未来)
A案を元に曲面を多く取り入れた、より近未来的な印象のある造形とした外観イメージ案です。前面の造形に曲面を多く採り入れ、これまでの烏丸線車両の標識灯、前照灯の配置を変更したデザインです。

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イメージC案(テーマ:過去)
京都市電を思い起こさせるデザイン。長く親しまれていた京都市電の造形を元い丸みをもたせる事でモダンな京都市電を表現したデザインです。
内装デザイン(案)
 

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インテリアデザインも細かく検討されています。思いやりエリア(多目的エリア)の設置、車内案内表示機を全ドア上に設置、座席幅を拡大し区分を明確化、京都の伝統産業の素材又は技法を使用した号車銘板などが明記されています。
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座席付近はガラス製の大型袖仕切りに京都らしい模様を配置、肘掛けの設置、スタンションポールの増設、高さ違いの吊手などが明記されています。
カラーパターンは3種類

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内装デザイン:A案
華やかな色使いを基調としたやや女性的、雅なカラーデザイン。
壁:白色、シートモケット:若草色、床:鈍(にび)色

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内装デザイン:B案
地味ではあるが力強さ、素材感を重視したカラーデザイン。
壁:白色、シートモケット:草色、床:鈍(にび)色

出展:http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/shingikai_kekka/cmsfiles/contents/0000246/246377/dai5kai.2.pdf
内装デザイン:C案
モダンな京都を意識したカラーデザイン。壁:白色、シートモケット:萌黄色、床:朽葉(くちは)色

デザインの検討が進む烏丸線の新型車両。A案、B案は「高速鉄道烏丸線新造車両デザイン検討業務」を担当している総合車両製作所(J-TREC)が手がける車両のデザインテイストが見られます。新型車両のデザインはどの案になるのでしょうか?外観A〜C案、内装A〜C案の組み合わせを考えると楽しいですね。
 
					

