片町きららは、金沢市の古くからの商業地である片町にあった商業ビル「ラブロ片町」を建て替える市街地再開発計画「片町A地区市街地再開発」により誕生した新しい商業施設で、2015年9月18日にグランドオープンしました。片町きららは地上6階建て、北陸3県で初出店となるスウェーデンのカジュアル衣料品チェーン「H&M」、生活雑貨店「ロフト」などが入居しています。
◆1階
H&M(ファッション&雑貨、3階まで)
センス・オブ・プレイス バイ アーバンリサーチ(ファッション&雑貨&カフェ)
ニューエラ(MLB公式帽子)
デシグアル(ファッション&雑貨)
アネモネ(アクセサリー)
◆2階
アスビー(靴)
サルヴァトーレ クオモ&バール(ピッツェリア&バール)
アーク バイ グランブルー(ヘアサロン)
メゾンブルー(ファッション&雑貨)
ムーヴ(時計)
ティージーシー(眼鏡)
ネイルモア(ネイルサロン)
ラフィネ(リラクセーション)
モントロンドシュシュ(ジュエリー)
◆3階
ロフト(生活雑貨)
◆4・5階
アルカンシエル金沢(ブライダル施設)※2015年12月オープン予定
不動産管理会社「プロパティマネジメント片町」が運営する「片町きらら」の事業費は約57億円。昨年3月に閉店した複合商業施設「ラブロ片町」跡地周辺の再開発事業。北陸地域を代表する商業集積地のシンボルとして再整備されました。
金沢市内では北陸新幹線延伸開業に伴い、JR金沢駅周辺は再開発が進んでいます。「片町きらら」は、香林坊大和や、香林坊109などと相乗効果を発揮する事で、地区全体の集客力の向上を目指し、駅から約2キロ離れた中心市街地の活性化の一躍を担う事が期待されています。
オープンした片町きららの近くまで行ってみました。オープンして間もない事もあり、かなりのにぎわいを見せています。
メインエントランス付近の様子です。3階相当の高い屋根がついた広場には大型ビジョンも設置され、ここにラブロがあった事が嘘のような変貌ぶりです。
片町きららの目玉となるH&Mの様子です。北陸3県で初めての出店の為、かなり話題になっている様です。
続いて撮影ポイントをかえて某所から見た、片町きららの様子です。普通は入れない場所との事ですが、金沢の友人に案内してもらいました。
片町きらら付近は重要なバスターミナルでもあります。朝夕はひっきりなしに北鉄バスが「片町きらら」前に発着しています。
最後は片町きららのある、金沢の中心商業エリアの様子です。開業した片町きららは、H&Mやロフトといった現地では目新しいテナントの勧誘により、ひとまず成功と言える滑り出しとなった様です。ただ、「片町きらら」が出来たから片町が復活する、といっった単純な問題ではないので、駅前に対する旧市街地が賑わを取り戻すためには、何が必要なのかな?片町きららを見ながらそんな事を思いました。
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金沢の地図を見るたびに思うのは、北陸鉄道の石川線と浅野川線が香林坊経由でつながったら、市内を縦貫する動脈になり、香林坊の集客力が高まるのは間違いないということです。きっと同じことを考えている方も多いと思います。
しかし、莫大な建設費が必要なプロジェクトを北鉄単独では取り組めないでしょうし、3セクでやるにしても、名古屋のあおなみ線のことなどを考えると、破綻のリスクがあるものに巨額の税金を投入することへの反対意見も多いかもしれません。
ただ長期的な視点で都心活性化を考えたときに、鉄道の新線建設は、既存の鉄道路線と直通できるといった活用できる資源がある場合、場合によっては、一つの選択肢になると思います。
地方都市において、街づくりの3セク会社がショッピングセンターのようなハコモノを造ったものの、数年後にテナントが次々に撤退して、ショッピングセンターの経営が行き詰ったという話を聞きますが、公的資金を中心市街地の活性化に使うのならば、都市規模と地域の背景を十分検討したうえでのプロジェクトに対する投入を期待したいものです。
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あのラブロが・・金沢に住んだことがある者としては隔世の感があります。
テナントも集客力のあるお店を誘致できているようで一安心です。
都市規模の割には香林坊・片町周辺は街歩きの楽しさが満喫できる商業エリアとなっているようなので、
これからの発展が楽しみです。