大阪を訪れた外国人旅行客が1〜9月までで711万人を記録し過去最高だった昨年実績に迫る勢い。暦年で1000万人超えも視野に

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大阪観光局は2016年10月25日に「2016年1~9月の大阪を訪れた外国人客数が推計で711万1千人に達した」と発表しました。前年同期比は35%と全国平均を上回り、中国、韓国といった東アジアが著しく伸びなすた。暦年実績で過去最多だった2015年の年間716万4千人を9ヶ月間でほぼクリアしており、年間900万人は確実で1千万人に迫る勢いです。




※9ヶ月間で昨年の年間実績を超えた・・、と書きましたが誤りでした。お詫びの上、訂正致します。





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国・地域別では、中国が298万9千人(前年同期比37%増)、韓国が113万5千人(同46%増)、台湾、香港を加えた東アジア4カ国が555万8千人で、東京の549万4千人を上回ったとの事です。格安航空会社(LCC)の就航率の伸びやリピーターの増加など主な要因としてあげられます。そのほか、成長市場のタイが18万5千人(同61%増)、プロモーションを強化していた欧米もフランスが7万6千人(23%増)、アメリカが23万6千人(31%増)など高い伸びを示しました。


















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一時期の爆買いは沈静化しましたが、大阪を中心とした近畿圏は観光資源の宝庫で、特に大阪は最新ファッションやエレクトロニクス製品などの「ショッピング」、食い倒れの街ならではの「グルメ」、大阪城や道頓堀の大歓楽街、ユニバーサル・スタジオなど一級品の「観光スポット」といった旅行客の「3大ニーズ」が高濃度に濃縮されており、いずれも世界一級品のハイレベルさを誇ります。さらに京都・奈良の古都にも近く国際空港がある大阪は、外国人観光客にとって交通の便も良く、一番人気なのも頷けます。関西国際空港の第3旅客ターミナルの開業、大阪都心部で多数建設されているホテル群の開業が、さらに来阪観光客数の増加に繋がる、といった好循環が今後も続くのではないでしょうか。