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「新型 高野山ケーブルカー」車両デザイン決定。ケーブルカーが54年ぶりに新車に!


54年振りに「高野山ケーブルカー」を刷新

南海電鉄は、2018年6月6日付けのニュースリリースで、高野山ケーブルカーに新型ケーブルカーを導入すると発表しました。現在の車両が導入されたのは1964年(昭和39年)で、昭和から平成にまたがり霊峰・高野 山へのアクセスを支えてきました。高野山ケーブルカーに新車が投入されるのは実に54年振りとの事です。

 

【出典元】
「新型 高野山ケーブルカー」車両デザイン決定

 

 

 


外装デザインは「和洋折衷」、高野山への「期待感」を醸成

外装デザイン 客車部分の製造は、スイスのキャビンメーカー「CWA社」が手掛け、欧州風の流 線形が特徴的な車体に、高野山・壇上伽藍の根本大塔を想起させる朱色をコンセプト カラーとして採用。海外からのお客さまが増加し、国際性豊かな高野山のイメージと つながる「和洋折衷」のデザインとします。 また朱色は、ケーブルカーまでの高野山アクセスを担う、特急「こうや」、こうや花 鉄道を運行する「天空」「2300系」にも採用されており、高野線全体で聖地・高野山への旅の期待感を醸成するとしています。

眺望性の向上 従来の車両に比べて、大型の窓ガラスを採用し、高野山駅までの道中、四季折々の 景色を車窓から楽しむことができます。特に車両前面は大型の曲面ガラスとし、斜面 を自らが実際に登り下りしているような臨場感を味わうことができます。

 

 

 

 


車内の様子です。「和」を基調とした自然と「調和」する内装で「癒し」を演出 内装全体に木目調の装飾を施し、「和」を基調としたデザインとなります。座席には、木材を使用して圧迫感を与えないように工夫した格子状の背もたれを採用するほか、照明 には調光式LEDを用いた間接照明を採用し、高野山の自然と「調和」した「癒し」の空間が演出されます。

 

 

 

 


「安全」性の向上と、ゆとりある空間で「安心」を提供。全床面に滑りにくい材質を採用し、車内段差部に足元灯を設置、つまずきなどの事故防止対策を実施し安全性の向上が図られます。 全体をゆとりある座席配置とし、車いすスペースを新設するほか、乗降用扉の開口部を750mmから900mmへと拡幅、電動車いすも乗降可能になります。 座席は折畳み収納式を採用し、多客時などには座席を収納し、大きな荷物をお持ちのリ利用者でも余裕を持って乗車できるスペースを確保しています。

 

 

車両および巻上げ機など諸設備の新造工事に伴いケーブルカーが運休に

高野山ケーブルカーの更新に伴い、車両の新造と合わせて巻き上げ機など設備全体が新しくなります。そのため工事期間中はケーブルカーが運休し、バスによる代行輸送が行われます。工事期間(バス代行輸送実施期間)は 2018年11月26日(月)~2019年2月下旬(予定)を予定しています。

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