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神戸市営地下鉄が「快速電車」の復活を検討。阪急神戸線への乗り入れを視野に所要時間を短縮を目指す

  神戸市営地下鉄が久々に快速電車の運行を検討しています。西神・山手線では1993年7月〜1995年までの間、午前10時~午後5時に限って快速電車を運行していました。西神中央駅から新幹線と接続する新神戸駅まで通常32分の所要時間を26分に短縮して結んでいましたが、待避駅が名谷しかなく、本数の多い朝夕のラッシュ時に運行できないことから、震災後に運行を取りやめていました。    

神戸市が、市西部と中心部の三宮や新神戸を結ぶ市営地下鉄西神・山手線で、平成7(1995)年の阪神大震災以降運行を取りやめていた快速電車の復活を検討していることが19日、分かった。待避駅の改修工事などに数百億円規模の投資が必要だが、将来的な阪急電鉄との相互直通運転を視野に入れている。

出展:産経ニュースWEST

   


 

今回の報道では名谷の他に待避駅を増やす計画で、上沢など複数の駅施設を拡張。早ければ2019年度に沿線需要や工事費の本格調査を行い、5年後の快速運転の実現を目指すとの事です。今回の快速電車の復活検討は、もちろん阪急神戸線との相互乗り入れを見越しての動きです。

西神中央→三宮(神戸市営)までは営業距離が21.4km、所要約32分、神戸三宮〜阪急梅田までは32.3km、所要約31分。両線の営業距離、所要時間を単純に合算すると、53.7km、所要約63分(ラッシュ時7時台目安)となります。今回、待避駅を増やし本格的な快速運転が実現し、西神中央→三宮間を8分短縮できれば、梅田まで乗換なしで55分で到達できます。三宮→梅田(JR大阪)間は新快速が約24分で走破しますが、乗り換え時間(約10分と想定)を考えると、相互直通すれば互角の戦いが出来そうです。また、乗り換え不要になることで心理的バリアーが無くなりそのまま阪急まで乗り通す利用者は多そうです。

 

両線の相互直通運転には、様々な課題があります。まず新神戸方面と阪急方面をどのような構造の駅割り振るのか?相互直通運転開始後の高速神戸の阪急側の線路をどうするか。これについては、神戸電鉄を新開地から高速神戸まで延伸、さらに地下鉄と相互直通運転が始まり不要となる阪急側の花隈→阪急三宮(現在地付近)まで改軌し、乗り入れさせる案が面白いです。新線の建設区間は1駅分、残りは改軌でOKなので結構現実的な案で、神戸電鉄沿線の価値も一気に向上、三宮の拠点性向上にも寄与します。

 

 

 

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西神・山手線と阪急神戸線の相互乗り入れについては、阪急側がかなり前からラブコールを送ってきましたが、相互乗り入れにより「三宮地区の空洞化」を恐れた神戸市が工事費が高額になる事もあり及び腰で計画が先送りされてきました。西神・山手線の本格的な快速運転が実現し所要時間が短縮されれば、梅田まで直通する路線として同線の利便性、価値向上が見込め、定住人口が増加に転じる可能性があります。神戸市が「名を捨て実を取る」施策に転じた事は歓迎すべき事だと思います。

2 Comments

神奈川県人。

アリー様のおっしゃる通り素晴らしい事です。何かの鉄道本で読んだのですが、お金と時間は掛かりますが
地下鉄三宮駅と阪急三宮駅を地下にして相互直通するのを読んだ時は“神奈川県人”の僕も大興奮を致しました。
是非とも実現したいですね。

アリー my dear

ここにきて、ずいぶんと積極策を講じるようになってきたみたいですね。良いと思います。

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