大和ハウス工業は、2020年10月5日付けのニュースリリースで、千葉県印西市の千葉ニュータウンに、日本最大のデータセンター団地「(仮称)千葉ニュータウンデータセンターパークプロジェクト」を開発すると発表しました。
千葉ニュータウンは地盤が堅固な「下総台地」に位置しており、震災リスクの低い地盤としても注目され、多くのデータセンターが集積しているエリアです。
大和ハウス工業は2018年に千葉県とUR都市機構から千葉ニュータウン内の42万㎡の土地を取得し工業団地「D-Project Industry 千葉ニュータウン」として整備を進めてきました。今回の計画は工業団地の中の2区画の合計敷地面積23.5万㎡をデータセンター団地として開発し、最大15棟を建設、総延床面積約33万㎡、最大電気容量600MWの施設が整備するものです。
【出展元】
→「(仮称)千葉ニュータウンデータセンターパークプロジェクト」に着手
1棟目のデータセンター「Air Trunk TOK1-B(エア トランク トウキョウ ワン‐ビー)」は5階建て、延床面積2.6万㎡、最大電気容量は60MWの規模で、10月15日に着工し2022年3月の竣工を予定しています。
竣工後は、大和ハウス工業と外資系データセンター事業者の豪AirTrunkが共同出資する子会社が保有し、同子会社を通じてAirTrunkに賃貸されます。
また、データセンター運営には多くの電力供給が必要なため、同団地内に最大1,000MWの電力供給が可能な超高圧変電所を誘致。東京電力パワーグリッドが開発し2024年秋頃共用開始予定です。これにより、電力供給のスピード向上やエリア内の電力供給量の飛躍的な増加などを見込んいます。
データセンターパーク開発の経緯
総務省「情報通信白書令和2年版」によると、世界のデータセンターの市場規模は2022年には2019年比で約20%増加すると見込まれています。
大和ハウス工業は、2017年からデータセンター建設を検討しているテナント企業のニーズや、クラウドサーバーの利用拡大、5Gの進展によるビッグデータの利用拡大の予想などから、物流施設事業のノウハウを活かせるデータセンターの開発を検討してきました。
また、働き方改革や新型コロナウイルスの感染症拡大の影響により、テレワークを採用する企業が急増したため、クラウドサービスの需要が高まり、それを支えるデータセンターの需要増加が期待されています。これらの状況を踏まえ、同社はデーターパーク開発を物流施設開発の「次の柱」にするべく今回のプロジェクトが立ち上げられました。
同社は、「第6次中期経営計画(2019年度~2021年度)」において、商業施設や物流施設に加え、大規模案件の開発を積極的に進めています。また、物流施設を中心とした事業施設への投資機会の増加を見据え、不動産開発投資計画を当初の3,500億円から6,500億円(3,000億円増)に修正しています。
「(仮称)千葉ニュータウンデータセンターパークプロジェクト」概要
所在地:千葉県印西市牧の台2丁目1-1他
交通:北総鉄道北総線「印西牧の原駅」から徒歩20分
最大電気容量:600MW
総敷地面積:約235,000㎡(約71,000坪)
総延床面積:約330,000㎡(約100,000坪)
総工期:2020年10月~2030年(予定)
投資総額:1000億円
ここの現場に配達していますが、大林組の現場ですよね?
大和ハウスの現場なのですか?
大林組の事務所はあるけど、大和ハウスの事務所はないですよ。
写真の シンガポールのデータセンターは 大林組 が造ったみたいですね。