米MGM「大阪で世界規模のIR」 参入方針変わらず: 日本経済新聞 https://t.co/bnGIbb44D3
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) October 30, 2020
MGM Resorts Internationalは、10月29日に2020年3Q実績を発表しました。経常損益は、3Q(7-9月)は$669 millionの赤字(前年同期$23mnの黒字)。円換算は、702億円の赤字でした。ただし、3Qには、施設ベースのEBITDAR(本社経費など控除前)は黒字に転じました。MGMは新型コロナの感染拡大で営業を休止したラスベガスなどの主要施設を徐々に再開しており回復の兆しが見えてきた状況です。売上高は前年同期比66%減ですが、4~6月期(91%減)からは改善しています。
【出展元】
→MGM RESORTS INTERNATIONAL REPORTS SECOND QUARTER FINANCIAL AND OPERATING RESULTS

出展:MGM RESORTS INTERNATIONAL
MGMは2020年3Qの決算発表会の資料中で、同社の長期成長戦略として「大阪での統合型リゾートへの参入」「マカオでのフットプリントの拡大」「BetMGMを米国のスポーツ賭博およびiGaming市場のリーダーとして位置付けること」を掲げており、「大阪での世界規模のIR施設の開発など全ての事業拡大の機会に着手していく」と説明。引き続き大阪IRへの参入がMGMの成長戦略の柱の1つである事が明らかになりました。
日本版IRの開業スケジュールはコロナ禍により遅れが生じています。観光庁が9日公表した基本方針案などでは、自治体からの申請期間は2021年10月~2022年4月になり、当初の予定から9カ月延期されました。大阪でのIRの開業は2027~2028年度の見通しで大阪万博前の開業は不可能となりました。
しかし、MGMの業績が徐々に回復しつつあり、この状況下でも大阪IR参入を長期成長戦略として掲げている事から、大阪に世界規模のIRが誕生する可能性は高いと言えます。

