「ルネッサなんば」は、旧国鉄貨物ヤード跡地を再開発するプロジェクトで、当初は関西国際空港の玄関口として、鉄道、高速バスターミナル、CAT(チェックインカウンタ)を一体的に整備し、同時に200m級の高層ビル2棟と150m級の高層ビル3棟を建設するはずでした。
その後、バブル崩壊とともにプロジェクトは縮小を余儀なくされ、一時は閑古鳥が鳴く状態で全く進展がありませんでした。しかし、近年のタワーマンションブームや大阪の景気回復もあり、ルネッサ難波地区は見違えるように整備されてきました。いつの間にか、難波・湊町地区だけで、他の政令指定都市1つに匹敵するほどの数の高層ビルが集積しました。今後も、先日発表された「リプラス」のプロジェクト、同地区に隣接する「南堀江複合施設計画」が始動しており、ビル密度は上がって行きます。
ルネッサ難波地区で最大の物件がこの「マルイト難波ビル」で、地上31階、地下1階、塔屋2階、高さ144mの大型ビルです。