垂水中央東地区第一種市街地再開発事業は、神戸市垂水区のJR垂水駅の北側に位置する、垂水中央東地区に対する再開発計画です。新ビルは、地上30階、地下1階、高さ約102mで、総戸数約280戸の超高層タワーマンションが建設されます。再開発の参加組合員は野村不動産、特定業務代行者は竹中工務店で、2021年度以降の権利変換計画認可後に着工する予定で、2025年3月の完成を目指しています。
計画地区は、JR・山陽電鉄「垂水」駅東口から北へ約 100m に位置した約 0.7haの区域で、北・西・東側が既存の商店街通りに面し、垂水廉売市場を含む商業集積エリアです。周辺には市施行によるレバンテ垂水やウエステ垂水が位置するなど、垂水駅前周辺は垂水区の商業・行政・交通の中心拠点として位置付けられています。
また、2019年12月には、神戸市が展開する「リノベーション・神戸」第2弾において、垂水駅周辺が「生まれ変わる海辺のまち」として位置づけられ、垂水駅周辺の住機能の強化、垂水駅前周辺のリノベーション、公共・公益施設の再配置検討が加速するなど、今後更なる賑わい創出が期待されています。
【出展元】
→「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」 組合設立のお知らせ
再開発対象地区内には、土地の利用が難しい狭小敷地や低未利用地、老朽化木造建物が多く、防災面や商住環境面 で様々な課題を抱えている状況にあります。計画では、再開発事業を通じて、垂水駅前にふさわしい商業・生活利便施設を整備、居住機能を導入・集積し、建物の不燃・耐震化に加え、地区内に広場や歩行者空間を設け、防災性・回遊性の向上にも寄与する施設建物が新設されます。
計画概要
事 業の名称 | 垂水中央東地区第一種市街地再開発事業 |
所在 | 兵庫県 神戸市垂水区神田町 3 番 ( 一部 ) 5 番 6 番 7 番 |
施行区域面積 | 約 0.7 ha |
施行者の名称 | 垂水中央東地区市街地再開発組合 |
建築 面積 | 約 0 3,6 00 ㎡ |
延べ面積 | 約 40,5 00 ㎡ |
高さ | 約 102 m |
主要用途 | 住宅 、 商業 、 駐車場 |
住宅戸数 | 約 280 戸 |
事業コンサルタント | 都市設計連合 |
参加組合員 ( 予定者 ) | 野村不動産 |
再開発ビルのアウトライン
位置図
【出展元】
→兵庫県>171211 評価調書(①垂水中央東地区)p01
建築時期別建物現況図
計画断面図
配置図兼1階平面図
2021年10月の様子
現地の様子です。写真左側が再開発の対象エリア、右側はレバンテ垂水です。
再開発対象エリアを南東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。垂水センター街のアーケードの南側(写真左側)が再開発対象エリアです。
北西から見た様子です。
シャッターが降りている店舗が多く、かなり立ち退きが進んでいる様子でした。
年次に掲示されていた「お知らせ」です。
最後はJR垂水駅のホームから見た計画地方面の様子です。