
北海道北広島市とJR北海道は2026年9月4日、北海道ボールパークFビレッジに隣接して建設中のJR千歳線新駅について、正式名称を「Fビレッジ駅」に決定したと発表しました。英語表記は「F-VILLAGE」、駅番号はH06-1です。
開業時期にも動きがありました。従来は2028年夏頃を予定していましたが、工事が計画より先行していることから、JR北海道は2028年3月のダイヤ改正に合わせた開業を目指す考えを示しています。実現すれば、2028年のプロ野球シーズン開幕から利用できる可能性が高まります。
Fビレッジ駅 計画概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Fビレッジ駅 |
| 英語表記 | F-VILLAGE |
| 駅番号 | H06-1 |
| 路線 | JR千歳線 |
| 設置区間 | 上野幌駅―北広島駅間 |
| 北広島駅から | 約2km |
| エスコンフィールドまで | 約300m・徒歩約4分 |
| ホーム | 相対式2面4線・6両対応 |
| 駅舎 | 3階建て・改札3階 |
| 協定工事費 | 約80億円 |
| 総工事費 | 約90億円 |
| 開業 | 従来2028年夏頃 → 2028年3月を目標 |
北広島駅から徒歩20分、新駅なら徒歩4分

現在、鉄道利用者は北広島駅からエスコンフィールドまで徒歩約20分を要します。Fビレッジ駅の開業後は、このアクセスが大きく改善します。
| 現在 | 新駅開業後 | |
|---|---|---|
| 最寄駅 | 北広島駅 | Fビレッジ駅 |
| 球場まで | 徒歩約20分 | 徒歩約4分 |
| 距離 | 約1.5km前後 | 約300m |
2019年案から大幅に合理化

現在の新駅計画は、当初案をそのまま建設するものではありません。建設費高騰や施工条件を踏まえ、2023年に計画を大幅に見直しました。
駅位置を北広島駅側へ約200m移し、球場への距離を短縮。新駅に設ける予定だった列車折返し設備を見直し、北広島駅側の設備を活用することで、構造を合理化しています。
| 時期 | 主な進展 |
|---|---|
| 2019年 | 新駅の当初計画を公表 |
| 2023年9月 | 修正計画策定。駅位置・配線計画を見直し |
| 2024年7月 | 駅舎デザイン・工事概要を発表 |
| 2024年秋 | 新駅工事に着手 |
| 2026年9月4日 | 正式名称「Fビレッジ駅」決定 |
| 2028年 | 3月ダイヤ改正での開業を目指す |
次の焦点は「1万人規模」をどう運ぶか

新駅開業後の最大の課題は、試合終了後に集中する大量の乗客を、千歳線の既存ダイヤへどう組み込むかです。
JR北海道は現時点で、普通列車を基本とする運行体系を想定しており、快速「エアポート」の通常停車は計画していません。イベント開催時の臨時列車や停車パターンは今後詰められる見通しです。
千歳線は札幌都市圏の通勤輸送と新千歳空港アクセスを同時に担う北海道屈指の幹線です。空港アクセスの速達性を維持しながら、試合終了後の約1万人規模の需要を吸収できるか。駅舎建設の次は、輸送ダイヤの設計が最大のテーマになります。
「球場最寄り駅」から街の玄関口へ

駅名に「エスコンフィールド」ではなく「Fビレッジ」を採用した点も象徴的です。
Fビレッジでは球場を核に、ホテル、商業、住宅、教育などの機能が拡大しています。新駅は野球観戦客だけを運ぶイベント駅ではなく、こうした複合開発全体を鉄道ネットワークへ直接接続する都市インフラとして位置付けられます。
球場開業後も拡張を続けてきた北海道ボールパークFビレッジ。専用駅の名称決定と開業前倒しの動きにより、「球場を中心とした街づくり」は次の段階へ入りました。
出典・参考資料
- JR北海道「北海道ボールパーク新駅の駅名決定について」(2026年9月4日)
- JR北海道「北海道ボールパーク新駅の修正計画案について」(2023年9月13日)
- JR北海道「北海道ボールパーク新駅の工事着手・駅舎デザイン等について」(2024年7月)
- 北広島市「北海道ボールパーク新駅 駅名決定について」
- 北広島市「北海道ボールパーク新駅の駅名募集・選定に関する資料」
- 北海道文化放送(UHB) Fビレッジ駅の名称決定・2028年3月開業目標に関する報道
- 北海道テレビ(HTB) 新駅の利用者数見込み・整備計画に関する報道
- FNNプライムオンライン Fビレッジ駅の名称決定・開業前倒しに関する報道
- トラベル Watch 北海道ボールパーク新駅の整備計画・アクセスに関する報道
- JR北海道 北海道ボールパークFビレッジへの鉄道アクセス案内
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