JR西日本が広島エリアではJR発足以降はじめてとなる新型電車227系近郊形直流電車を276両投入すると発表!

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JR西日本は本日発表したプレスリリースで、広島エリアではJR発足以降はじめてとなる新型電車227系近郊形直流電車を投入すると発表しました。投入両数は驚きの276両3両編成×64本、2両編成×42本)と地方線区としては空前の大規模投入が行われ、広島エリアで運行されている105系、103系、113系、115系などが全て淘汰される事になりそうです。


外観は225系のサイドビューに521系3次車の全面デザインを足して、新機軸のカラーリングで纏めたといった感じですね。カラーリングの雰囲気が「GKデザイン」の車両に似ている気もします(詳細不明)。また先頭車前面の列車種別・行先表示器がフルカラーLED化された事も大きな変更点です。側面の列車種別・行き先表示器も一体化の上、フルカラーLED化されています。ついにJR西日本も幕式表示器と決別する様です。
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車内の様子です。イラストを見る限り、室内のレイアウトは225系と同じです。シートのモケット色が広島カープをイメージした「赤色」になっています。またmとっさの際につかまりやすい形状、オレンジ色調の吊手・手スリの採用、大型袖仕切りの採用、手スリ、荷物棚端部の曲線化など225系で採用された車内設備が踏襲されています。室内灯はLED照明が採用され、車内案内装置は225系のLCD(液晶モニタ)からLED式に変更されています。






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読者の皆さんが、おそらく気にあっているであろう先頭部に取り付けられた先頭車間転落防止ホロですが、北陸地区に先行して投入されている521系3次車を見てもらえれば雰囲気が掴めると思ったのでご紹介したいと思います。この521系3次車は2013年11月から製造されているグループで、全面デザインはカラーリングこそ異なりますが今回発表された227系と同じです。見ての通り225系と比べるとメッチャ「イケメン」なのでご安心下さい!

先頭車間転落防止ホロは最初見た時は違和感を感じましたが、僕は直ぐに慣れました。
本音を言うと編成の先頭車のホロは取り外して連結部だけ取り付けてほしいのですが、521系3次車は全ての先頭車にデフォルトで設置されています。












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521系3次車の先頭部の様子です。いつかこの日が来るだろうと思い事前に撮影しておきました(笑い)















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転落防止ホロをアップで。広島に投入される227系はホロを、あえて赤色に塗装しデザイン上のアクセントにしているので、521系3次車よりも見栄えがするのではないでしょうか?









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521系3次車先頭車の連結部の様子


広島エリアに大量投入される事が決まった227系。車両にデータベースを登録することで、ATSに加え運転支援機能を実現する「新保安システム」を搭載し、運転台の計器類には速度計、圧力系などを液晶画面表示するシステムを導入、安全対策として、脱線などを検知した際に自動的に緊急停止する装置のほか、ドアに挟まった傘などを引き抜こうとした場合、音声警報や表示灯によって運転士に知らせる機能を採用するなど、様々な新機軸が盛り込まれた意欲的な車両となっています。今から実車を見るのが楽しみになってきました。