福岡市交通局は4月11日、市営地下鉄七隈線を博多駅まで延伸する、地下鉄の延伸計画を進めています。建設費は約450億円、乗車人員は約6万8000人(新規利用者数は約2万1000人)を見込み、2013年度中に着工、2020年度の開業を目指し、2014年2月12日に起工式を行い着工する予定です。
【出典元】
→福岡市交通局>七隈線延伸事業
→ケンプラッツ>博多駅まで地下鉄七隈線を延伸、2月着工
七隈線の延伸区間は天神南~博多間約1.6km(建設距離は約1.4km)で、天神南駅の終端部から祇園町西交差点付近まで「国体道路」の地下を進み、祇園町西交差点付近から博多駅まで「はかた駅前通り」の地下を通ります。途中、祇園町西交差点の南東側に中間駅(仮称)を設けられます。
七隈線は2005年、福岡市西区の橋本駅から中央区の天神南駅までを結ぶ12.0kmの路線で、鉄輪式リニアモーターカーを採用した、小断面のミニ規格の地下鉄路線です。
福岡市の地下鉄のメイン路線は、福岡空港駅から博多駅を経由してJR筑肥線に乗り入れる「空港線」ですが、新しい「七隈線」は空港線と接続した駅がなく、改札外乗り継ぎが出来る天神南駅と天神駅でも約550mほど離れています。
今回の博多駅までの延伸区間はわずか1.6kmほどですが、これにより他路線との接続が改善される為、福岡都市圏の交通ネットワークが強化される事が期待されます。また延伸区間に設けられる中間駅は大規模商業施設「キャナルシティ博多」に近いので同施設の活性化にも繋がると思います。






