海外のカジノ開発事業者のトップが続々と来阪、国内初のIR(カジノを設置した総合型リゾート)は大阪が有力視!


th_003_20140514213143c50.jpg 【出典元】→大阪港湾・空港整備事務所

先日ご紹介した、
カジノを併設した統合型リゾート(IR)の誘致に関する続報です。大阪府と大阪市は、夢洲を軸とした大阪市内ベイエリアを合型リゾート(IR)の候補地として推進してゆく事を決定し、東京五輪が開催される2020年までの一部開業を目指していますが、合型リゾート(IR)を巡り、進出を狙う海外の開発事業者のトップが続々と大阪を訪れてるそうです。




【出典元】
カジノ進出へ大阪詣で海外4社が知事訪問
カジノ進出は大阪のみ、米ラッシュが50億ドル投資へ











th_IMG_4412_20140514213123697.jpg



米ラッシュ・ストリート・ゲーミングは、同社最大規模のIRを建設、インフラ部分を含めた整備費は5000億円、日本国内で事業展開する場合は「大阪のみに関心を持っている」と述べたほか、米MGMリゾーツ・インターナショナルは、2500室の高層ホテルを2棟、2万席のアリーナ、合計20万㎡の国際会議場などを建設し年間1000万人を集客、売上高5000億円の売上高を見込み、投資額は5000億〜1兆円との試算を明らかにしています。

これらの構想が実現すると、大阪の夢洲にシンガポールのサンズマリーナ・ベイを上回る規模の巨大IRが誕生する事になり、大阪の経済、特に地域外からの集客に関して革命的なインパクトをもたらすと思います。
th_001_201405142131377fe.jpg
th_002_20140514213142083.jpg


夢洲の強みは鉄軌道系のインフラ整備に関するトンネル部の準備工事が終わっている事です。地下鉄中央線のコスモスクエア駅からIRの建設が想定される夢洲間には夢咲トンネルは既に開通しており鉄道を敷設する空間が用意されています。この為、都心と夢洲のIRを結ぶ鉄道の整備は比較的短期間で整備する事が可能です。大阪都心部を東西に貫く地下鉄中央線の都心側のターミナルである本町駅から夢洲新駅までは17分(1駅3分で計算)で、梅田から乗り換え時間を含めて27分(乗り換え7分で計算)程度で到達出来ると思います。
 
ただし、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンがある桜島方面との接続は、JRゆめ咲線を延伸する形で臨海部に新たな鉄道新線を建設する必要があります。ゆめ咲線を延伸した場合、大阪駅から西九条〜ユニバーサルシティ駅〜舞洲新駅を経由、夢洲新駅までの所要時間は22分程度(新線区間7分で計算)になります。ただし、2箇所の海底トンネルを新たに建設する必要がある為、1000億〜2000億円規模の建設費が必要になってくると思います。
th_IMG_4561.jpg


夢洲のもう1つの強みは地価の安さと広さです。夢洲の地価は、東京のIR勧誘の候補地と目されている台場地区に比べ1/4の地価であり、最大約170ヘクタールを充てる事が可能です。IRの誘致を可能にする為のカジノ解禁法案は今月後半に本格審議入りする予定なので、事業者各社の提案合戦は更にヒートアップしそうです。