「資源の呪い」という経済用語があります。
天然資源に恵まれた国は、逆に経済発展が遅れる傾向にある事を示す用語で、輸出で儲かる資源産業が肥大化して他産業の成長の芽を摘んでしまうため、結果的に国全体でのバランスの取れた成長が困難になってしまう事象を表しています。ヨーロッパ人の入植後に『モルカルチャー化』された植民地経済がその典型です。
一方、大都市の魅力の1つに多様性があります。多くの人々が集まる大都市には幅広い分野で活躍する場があり、その多様性が人を引きつける魅力となります。また、人が集まる事でニッチな市場でもビジネスとして成立する可能性が高まり、様々なチャンスが生まれ、さらに人が集まる好循環が生まれます。『綺麗も汚いも飲みこんで許容する』、光と影を併せ持つ『多様性』こそが大都市の魅力だと思います。
画一的なイメージが都市の多様性を消す
国内の大都市は、大手メディアやそれに迎合した人々から画一的なイメージでレッテル張りされる事が多々あります。レッテル張りされるイメージが「古都」であったり「異国情緒」や「活気がある」「芸術的」などの良いイメージであればまだ良い(マシ)のですが、「騒々しい、コテコテ、ケバケバしい、下品、安物、汚い」などであれば、どうなるでしょうか。
これらの悪いイメージが肥大化する事が魅力向上に繋がるとは思えませんし、人を引きつける力を弱め、結果として多様性が失われ、都市の魅力の矮小化が進む事になります。少し前の大阪のイメージはどうだったでしょうか?
2005年に大和総研の高橋 正明氏が書かれたコラム「お笑いの呪い…大阪復活のカギとは」が秀逸です。このコラムでは、「普通でないことが大阪の個性」「東京の基準(常識)から外れているほど『大阪的』」という観念は、実は大阪人の東京指向から生まれたもので大阪に『お笑いモノカルチャー』が生まれた。その結果「いわゆる大阪的」ではない理知的な大阪人の居場所を狭め、東京に流出させていった、と説明されています。まったくその通りだと思います。
今回はこちらのコラムを引用させて頂き、大阪にかけられた「お笑いの呪い」と、「インバウンド」が呪いを解く切っ掛けになった事についてお伝えいしたいと思います。
【出展元】
→お笑いの呪い…大阪復活のカギとは
東京一極集中による大阪経済の衰退
コラムが書かれた当時(2005年頃)の空気感は、大阪発のポジティブなニュースは少なく、セントレア開港や万博開催など、間もなく名古屋が日本第2の都市に成長し、大阪はもう先が無い『衰退都市』といった感じでした。
昔の大阪は、京都とともに日本の文化・経済の中心で「活気溢れる面白い街」のイメージが強かったのですが、2005年頃の大阪のイメージといえば、騒々しい、コテコテ、ケバケバしい、信号無視、違法駐車等々、ネガティブイメージのオンパレードで、食い倒れの街を自負してもメディアで紹介されるのは、たこ焼き、お好み焼き、イカ焼き、ねぎ焼きなどのB級料理ばかりでした。
江戸時代から続いた日本経済の東京・大阪二極構造は、戦後の交通・通信手段の発達により1970年代には東京一極構造に移行し、大阪を「商都」たらしめていた経済の中枢機能が東京に流出しました。住友商事、三井住友ファイナンシャルグループ、伊藤忠商事、丸紅、武田薬品工業、コスモ石油、カネボウ、サントリー、大林組、住友化学工業など、数え切れないほどの本社機能が大阪を去りました。
東京のニーズによって生まれた『お笑いモノカルチャー』
コラムでは、大阪の創業以来の看板商品『商都』が失われたので、それに変わる看板商品として、大阪では豊富だが、東京では不足していた『お笑い』が投入されたと説明しています。1980年代以降の大阪芸人の東京大量進出を見れば、大阪がお笑いという文化資源に恵まれていたことに疑う余地はなく、大阪は「商都」から「お笑いの街」へと転業しました。
しかし、資源に恵まれることには呪いが付きまといます。
大阪が豊富に持っていた「お笑い」という文化資源を東京に輸出した結果、輸出先=東京で商品価値の高い「ヘン・アホ・おふざけ」といった、「奇矯」(行動・思想傾向が普通の人とは変わっていて激しい)や、自分や他人の欠点や悪いところをわざとさらけ出す「露悪的」な部分のみを極端に肥大させました。
その結果、「東京の基準(常識)から外れているほど『大阪的』」「普通でないことが大阪の個性」という倒錯的観念が大阪の内外に定着しました。『お笑い方面が語る大阪らしさ』とは、実は極端な東京志向から生み出されたモノなのです。
「笑われる街」に変貌する『お笑いの呪い』
コラムが書かれる2年ほど前に天王寺公園の一部を占拠して不法営業するカラオケ小屋を市が撤去する騒動がありました。東京のあるニュースキャスターは不法占拠しているカラオケ小屋を見て「大阪なのだから大目に見れば」という趣旨のコメントをしていたそうです。大阪では違法行為はOKで大目にみてやれという価値観の転倒で、これこそが東京が大阪に期待する姿です。
大阪は、東京の需要に応じて、せっせと「ヘンな姿」を供給するうちに、「笑われる街」「常識外れの街」へと変貌する呪いにかかってしまいました。
東京志向の結果として生まれた『お笑いモノカルチャー』は、「いわゆる大阪的」ではない理知的な大阪人の居場所を狭め、東京に流出させて行きました。その結果、大阪の都市の魅力=人を引き付ける力はどんどん失われ、代わりに東京の魅力は増して行きました。
インバウンドが気づかせてくれた『大阪の魅力』
東京のニーズに応え続けた結果、ネガティブイメージを自虐的に拡散する『お笑いモノカルチャー』が定着し、経済的な衰退が続き自信をなくしていた大阪の魅力を再発見させてくれる事象がありました。
政府は成長戦略の1つとしてインバウンド観光客の獲得を掲げ、戦略的なビザ要件の緩和を行ってきました。以前から訪日観光客が多かった中国、韓国、台湾に加えて、2013年、2014年頃にタイ 、マレーシア、 ベトナム、 フィリピン、インドネシア、アラブ首長国連邦、カンボジア 、ラオス 、パプアニューギニア、ミャンマー 、インド、フィリピン,ベトナムのビザ要件が緩和され、その頃からインバウンド観光客が爆発的に増加しました。
段階的な入国規制の緩和により、これまで顕著化していなかったインバウンド観光客が大挙して日本に押し寄せる様になりました。そして外国人観光客に熱烈な支持を受けたのが「大阪」でした。国内メディアの偏向報道や拡散されたステレオタイプのイメージを持たない彼らの目線はフラットで、変な先入観無しで大阪を高く評価してくれました。
外国人観光客の人気のスポットは道頓堀や黒門市場・心斎橋界隈のミナミ、大阪城、USJなどで、梅田スカイビルも人気でした。英『タイムズ紙(The Times)』に「世界を代表する20の建築物」として紹介され、海外の方が知名度が高いほどです。
また、大阪は世界的な美食の街と紹介されており、ミシュラン掲載店も多く過去にはニューヨークタイムズ紙でも紹介され、海外からも注目されています。
星野リゾートは大阪人の感覚ではあり得ない場所、新今宮駅前に巨大なリゾートホテルを開発しています。星野リゾートもフラットな目線で市場を分析し、外国人観光客目線でみると、新今宮駅前が好立地である事に気づきました。
大阪は自身が思っている以上に魅力のある大都市で、多くの人々を引きつける力を持っている事は確実です。
復活のカギは「東京志向のお笑いの呪い」から脱却し多様性を取り戻す事
大阪復活のカギは、お笑いモノカルチャーの背後にある東京志向に気づき、『お笑い方面が語る大阪らしさ』に捕らわれず大阪の本来の多様性を取り戻す事です。かつての大阪は、関西の中心に位置するという好立地条件に、自由で多様性を尊重する、いい意味での「何でもあり」のカルチャーが重なったことで発展してきました。
お笑いやB級グルメも大切な文化の1つだと思いますが、それだけでは都市圏人口1200万、京阪神1800万人のメガシティは成立しません。お笑いやB級グルメを持ち上げても、実際に働く、学ぶ、アートに触れるとなると「お笑いモノカルチャー化」が住んだ大阪にはハイレベル人材が活躍する場所がなく東京に行かざる得ません。そして住む場所を選ぶ時はイメージや治安の良い場所を選えらびます。お笑い・B級グルメ以外のコンテンツが圧倒的に不足しています。
しかし、昨今のインバウンドの高まりによって爆発的に増加したの大阪の訪日観光客は教えてくれました。大阪は世界一流の魅力的な大都市である事を。そして地元民の凝り固まった固定概念はワールドワイドな目線で見れば逆に非常識である事を。大阪には「お笑いモノカルチャー」だけではない、多様性があり、世界的な大都市に生まれ変わる可能性があります。
東京志向の結果として生み出された「大阪人・関西人象」とお笑いの呪いにかかり「自ら道化師を演じる自虐な振る舞い」をアイデンティティとする。この『お笑いの呪い』を解き放ち、再び進取の気風に富んだ大阪のダイナミズムの復活を期待したいと思いました。
関西の文化、茶の湯の文化とか大阪発祥の文化は大阪としてアピールすべき(懐石料理、茶道)。
もしなければ作ればいいし、素地を作るべき。決してお笑いが大部分を占めるようではいけない、大反対。
大阪は優れていて、上品でできるのだから。
国家の全ての権限を、「東京を信じれば全てがうまくいく」と脳幹まで信じ込んでいるカルト宗教の信者が握っている状態で、他の都市の政治家・役人・住民が何をしようと対抗するのは不可能。
特に我が国でいにしえからの長い歴史の連続性を有する近畿、そしてその中核である大阪の存在は、信者にとって絶対に認められない。
そのような異様極まる環境下で、大阪における政治の水準、努力、住民の意識などが大阪の成長や衰退に大きく影響する余地は無い。
信者が嫌々でも予算を認めなければ鉄道の路線一つ作れないのだから。
ところで以前、私はネット上で「日本の歴史は400年周期でうねりがある」との意見を目にした事がある。
関東に幕府が開かれてからおよそ400年、正に今がその時である。
ここ10年来、我が国で発生した様々な事象を見るに、このオカルティックな分析が案外正しいのではないかと思うようになってきた。
新たな政党の設立、自治体統合をベースとした構想、これらの動きが未来の大阪を変えるのではない。
大阪が変わるべき時が来たからこそ、このような動きが出てきたのだ。
統合の成否は大きなうねりの中では些細な事である。西に向かって吹く風は強くなっていくだろう。
近時では伊勢志摩サミット、大阪サミットなど。海外の要人から忌避される穢れた土地に未来は無い。
大阪は世界を見据えて、やるべき事を一歩づつ、着実に実行していけば良いのだ。
思考能力を喪失した信者達の狂った行動により、今後ますます我が国は混乱していく(既に明らかな徴候が出ているが)。その大波を乗り越えて、大阪、近畿こそがこの国をリードしていかなければならない。歴史の連続性を取り戻さなければならない。
維新ファクトチェック部隊って・・・
貴方は嫌味を込めて、私をそう呼んだのかもしれませんが
、私はいち支持者に過ぎません。
反論するとこちらを工作員呼ばわりする人がいますが、その時点で議論の放棄ではないですか?
貴方がどの党を支持してるのか存じませんが、小馬鹿にするような言動は好ましくありませんよ。
私は貴方の事を○○党の部隊だとか○○党の工作員とか呼ぶつもりはありません。
悪意があるにせよ無いにせよ、そういうレベルに落ちたら話にならないですから。
で、平松市長のやり方もあれば、維新系市長のやり方もある。
また社会状況によって物事の順序が変わる事もあるでしょう。
建替え用地を売却してからの議論を問題視してますが、私はそうは思いません。
母子医療センターが開業するのですからね。
“維新議員の言い訳”というのも、単に貴方個人の否定ありきを前提とした受け止め方の問題です。
浪速筋さん
維新ファクトチェック部隊の方ですかご苦労様でした。
維新議員の方々が言い訳に使っている4病院の内容ですよね。3病院は平松氏なのに何故と。
住吉については先に建替え用地を売却してからの議論ですから全く違います。同じ様な進め方をすれば良かったのでは?
ぽりさん、
勘違いも何も、貴方は「橋下氏の発言」の繰り返しで、その内容を全く書いて下さらないので
こちらとしては想像でお答えするしかないでしょう?
それを棚に上げ、貴方が勝手に話を進めて「都合が悪い事は記憶にすらないのですか?」と
解釈されても意味が分かりません。
住吉病院ですが、遊休地と”称して”というのは貴方の受け止め方の問題ですので、
どちらでも構いませんが、病院の建物自体は老朽化が進み耐震性に問題があると判断し、
近隣に母子医療センターを新設統合しました。
住吉病院ばかりが槍玉に挙がりますが、平松市政下では北市民病院が廃止されました。
でも何故かこちらは騒がれないですね。
廃止に向けて十分に議論がなされたという事なのでしょうか?
浪速筋さん
最初から何か勘違いされていると思いますが、
保健所の削減が橋下氏だと言っているのではありませんよ。保健所の削減が決定された時にぶら下がりの質問に対して職員に対して橋下氏放った言葉の事です。
都合の悪い事は記憶にすらないのですか?
住吉病院の件も議論がでる直前に遊休地と称して建替え用地を売却していますね。廃止ありきで、議論した風になっている所が問題なんです。私はコロナで使えば良かったのになどと安直に言っている方と一緒にされているようですが、資料は市内の図書館始め既に焚書祭りになっておりますが民間の大学図書館などに一部資料は残っておりますから1から調べ直してはいかがですか。
何でもありのカルチャーを取り戻すには就業構造を変化させないと難しいです。
推定にすぎませんが、昔私の会社も大阪本社で総就業者数グループで8万人、本社ビルには3千人いましたが、そっくり本社は東京へ移転しました。取引先も含めると5千人でしょう。
※家族含めると1万人以上。
※取引先には弁護士も公認会計士、コンサルタントといった知的サービス業もある。
7万7千人の現業職は各地域で勤務しています。
いわば給料の高い、自分で考える知的な業務の人間が移転したのです。
今の大阪の就業者は現業職が多く、経営者、管理職、専門職が比率としては減っているのでは。
お笑いの風土が原因ではなく、経済の衰退による人口減と情報発信能力不足が原因です。
経済衰退の要因は戦後経済対策として東京の後追いや政府の言いなりになったからでは。
その代表が地方は工場とばかり 軽工業中心の大阪からから重化学工業中心へとシフトするため風光明媚な高級住宅地の堺泉北臨海に工業地帯を作った。今は就業者1万6千の無残な姿である。
ソフトバンク本社1万人と変わらない。給与はソフトバンクの本社の方がはるかに高い。
その後振興すると予測されたが、政府の補助金のないIT産業やベンチャー企業育成、外資企業の誘致は無視し、都市開発のハード面の再開発のみに終始して巨額の赤字と本社の東京移転を招き経済が衰退して、お笑いしか売り物が無くなったのでは。
大和総研の論は結果論と現象面のみ書いており、要は大阪の行政には将来を見据える力がなかったというのをソニーの経営発表会をみて確信した。ソニーはエレキから感動の会社に10年かけて転換し、今成功の果実を手にしつつある。
現行政はどうかというとリストラはしたが経済対策として観光とエンタメに力をいれた。エンタメは吉本の東京志向で大阪は新人や落ちこぼれ芸人だらけ、観光はホテルは大きく増えたが支店のみで、現業職は増えただけ。
現行政以前誘致のUSJが唯一希望の星。
GDPは愛知に負け、ベンチャー投資では東京はおろか横浜、名古屋より少ないから就業構造は悪化するばかり。※愛知はトヨタがあるから圧倒的に強い、しかし、愛知も人口減に陥りだした。
最後のチャンス万博を機に知的サービス業やITサービス、ベンチャー企業が増えるように行政が徹底的に支援することと、金融都市としてスタートをきり、IRが完成すれば産業構造が変わり、かなり就業構想に変化が起き、カルチャーも変わると期待しているが。
そのためには大阪全体が東京に頼らず世界と将来を見据えて自立しないと成功しない。※金は別として。
ぽりさん、
橋下さんの発言を書いて頂けないのでこちらで想像しますが、
彼も医療関係の削減を行ったと仰りたいのですね?
では、断行した経緯に触れて頂かねばなりません。
何故、その必要性があったのか?
理由もなく削減する事はありません。
同様の事を書いてる他の方もですが、肝心な所をすっ飛ばして
「削減した」「リストラした」と都合の良い所だけを切り取って
強調する貴方達こそ印象操作をやめてください。
理由や経緯を無視して、結果だけを見て正否をくだすのはずるいです。
浪速筋さん
保健所統合については以前からの決まり事を単に進めただけですが
私が言っているのはその後の橋下氏の発言ですね。
>元大阪人
>東京に住んで分かったけど、東京の方が人の質が圧倒的に高い。
>キツい事言ったけど客観的に見れば大阪が悪く言われるのには少なからず大阪人にも原因がある。
上から目線で大阪に何の愛着もなく吐き捨てる奴の戯言なんて、何の意味もないし誰も得しない。
大阪を捨てた身で、今ではたまに訪れる程度の外野に大阪のことなんか何もわからないと思いますね。週刊誌やワイドショーのネタレベルの知識でしょう。
人の質が高いとか個人の感想をさも世間の常識のように言ってのけられるその浅はかさには心底呆れました。
わざわざ大阪をテーマにしたブログの投稿に対して、東京を賛美し大阪を下げをする為に書き込みに来たあなたは、少なくとも大阪のことを本気で心配し、応援していないのはその書き込み内容からも明白です。何がしたかったんでしょうか?
ぽりさん、
保健所に関して太田元知事が「保健所を統合したのは私の時代」と
昨年に発言されてますが、
太田さんの記憶違いの可能性がありますね。
ただ、病院にせよ保健所にせよ私は印象操作だとは思いません。
情報源や受け止め方の違いもあり、互いに見解が異なるので
着地点は見いだせないでしょう。
浪速筋さん
後付の印象操作はやめてください。
保健所については当時の首長が無駄な奴らと吐き捨てています。
病院については、建替え用地は準備されていたにも関わらず、有休用地としてなんの為かの経緯を偽装した上で先に売却して、半殺しの上コンクリート詰めにしてから検討したように偽装しています。
>府立病院や市立病院、保健所などのリストラをして、大阪の医療危機を招いた
睦さん、違いますよ。
コメント欄で政治の中身に触れるのはこれだけにしますが
某政党下では病院も保健所もリストラはしていません。
保健所を統廃合したのは2000年の磯村市政と以降の太田府政で、
9カ所あった市民病院が4カ所になったのは93年ごろです。
某政党が誕生する以前の話です。
某政党以降としては、住吉病院を廃止したとの話を聞きますが
正確には耐震性がなく老朽化が進んだので廃止し、
代わりに母子医療センターを新設し、統合しました。
保健所は中核市へ移管したため、大阪府の管轄から外れただけです。
府立病院や市立病院、保健所などのリストラをして、大阪の医療危機を招いた立役者であっても、中央集権官僚国家の体制をリストラすることはできないと思います。
早い話が大阪の長年の政治力の無さがもたらした結果でしょう。
高度経済成長期から大阪から資本の流出、東京一極集中を許してきた大阪の政治家と
それらに無関心であった大阪の有権者たち。
無理も無い話ですが、やはり大阪は政治家も府民も危機感が無い。
東京から見れば大阪は隙だらけで、本テーマで触れてるメディアの印象操作にせよ、
資本の流出にせよ大阪人は東京にいいようにやられた。
大阪はこれらの点に関して、だらしないと言わざるを得ないです。
大阪に必要なのは国に口出し出来るほどの政治力と、府民に嫌われ悪役を買ってでも
聖域なき行政改革を実行できる覚悟と信念を持った組織と人材です。
行政改革の事例として大阪都構想があるが、ご存知の通り二度否決された。
僅差であったが否決は否決です。
賛成多数で府市統合が順調に行けば、次のステップとして政府を巻き込み、
霞ヶ関のバックアップ機能を大阪に誘致する副首都構想に入るはずだったが、
志半ばで潰えました。
賛否の主張には触れぬが、リスク無き改革など不可能で、大阪市民はリスクを恐れ、
変わる事を拒否して現在の安定を選んだ。
同時に大阪は自ら東京一極集中が続く道を選んだのだ。
都構想はあくまで手段の一つに過ぎないし、完璧な制度とも思わないし
副首都構想が順調に進むとも思わない。
が、日本における大阪の拠点性を高めるきっかけではあった。
府と市の統合という行政改革のリスクと覚悟を受け入れられない大阪は、
副首都としての地盤を築くのは不可能であることを自ら示した故、
東京以外の地方都市の一つとしてやっていくしかないのです。
今後、大阪自ら政治力を持つために立ち上がる組織や人材は現れないでしょう。
仮に現れても、組織に対するアンチ界隈と改革を良しとせぬ勢力による揚げ足とりによって
潰されるのが容易に想像出来ます。
私達に出来るのは、ネット上で東京一極集中への憂さ晴らしのガス抜きをする事だけです。
いざ、改革に乗り出すと揚げ足をとりたがるのだから・・・
大阪淀屋さんが書かれている「公大の役割は大阪で創業する人材の養成」に賛成です。
同時にすぐれた芸術家を生む学部が大阪公立大にできればいいなと思います。経済だけでなく、文化が発展しないと、都市の魅力が生まれません。
大阪ほどの都市に国公立の芸大がないのが悲しいです。
また、大阪発祥の政党の関係者がとんでもないことをしてくれました。サウナ市長に、捏造リコール署名。コロナに感染した大阪府議の優先入院の噂も出ています。どこかの国の独裁政党のようです。
大阪が世界からあこがれる都市になるためには、残念な話です。
日本のマジョリティが東京(関東)にある以上、東京と比べて何が違うのかと言う観点で地方を見るのは仕方が無いでしょうね。
関西、中京、東北等々ドラマや漫画で出てくるキャラクターはステレオタイプです。
もちろんそのように型に嵌められることは不本意ですが、東京が舞台のシリアスな恋愛ドラマで主人公だけが関西弁だったら多くの国民は違和感を感じるでしょうし、あえて関西弁にした背景が気になります。
ただリアルな社会では関西出身で、関西弁で通している東京在住のビジネスマンはごまんといますが。
さて関東を「首都圏」と呼ぶなら、関西を「畿内圏」と言うのはどうでしょう。「畿」とは都、首都という意味ですので、「畿内」とは首都圏と同等です。
もともと関東は有りましたが、関西と言う言い方は有りませんでした。
関東は京都目線で「関の東側」と言うことです。欧米から見た「FAR EAST」見たいなもんでしょう。東京が首都になったとたん「関西」と言う言い方を作って、いきなり地方にされてしまいましたね。
サジャ様へ
堺屋太一氏の受け売りですが、テレビの番組編成権は東京のキー局が握っており、大阪局が全国放送する場合東京局の指示、チェックを受けないと放送できません。だから大阪局では忖度してお笑い番組でしかも大阪自虐番組しか作れません。こういう指導が大阪放送界全体に蔓延しており、ローカル放送でも大阪自虐番組が多くなっています。だからルイヴィトンが御堂筋に全世界初のレストラン、カフェ併設の御堂筋店を作ってもパスされるのです。
これが出版の世界にも広がっており、大阪在住の人気作家の話では大阪舞台の恋愛小説は書いても出版社が取り上げないとのことです。
さて大阪の今後ですが、ある分野の情報発信拠点と人材の一大集積が必要ですが、橋本元知事の教育改革と大阪公大の設立趣旨からは悲観にならざるを得ません。
東大、早慶、京阪神大を目標にした高校改革、一流大企業のサラリーマン養成だし、自然と東京への転出を推奨しているようなもの。
大阪公大の阪大より世界の大学ランキング上位という設立趣旨もも残念、五代の実学の精神こそ重視すべきであり、公大の役割は大阪で創業する人材の養成で大阪経済をけん引することではないか。
そのためには行政との施策と連動し、都心に情報学部と、カジノ研究込みの観光学部や先物取引中心の金融工学部、日本での慶応以上の世界的なビジネススクールを作るべきだわな。
何かピント外れで残念で大阪は変わらないのでは悲観する。
私は四国で生まれ、大阪へ行くたびに近代的な大都市を感じ憧れていました。現在は東京に住み働いて長くなり、東京・横浜を第二の故郷と感じるほどです。しかし、まだ大都市として憧れた大阪は消えていません。全国・全世界から多様な人が集まり超高層ビルが立ち並ぶ大大阪を夢見ています。
いつも大阪を取り上げる前に新世界の画像を出すケンミンショーは一応よみうりテレビ発何ですがね。どういう考えなんでしょうか?そうやれば東京で受けるから良いという感覚?
ゲスですね。
漫才では無いのですからそこまで自分を落とす必要性など全然ありません。
その辺の切り分けが出来ないのは本当の大阪人では無いですよ。
昔の良き大阪は決して自身がケバケバしい格好もしないし悪目立ちを本当に嫌いました。
ご近所の目があるから妙な格好をしたらあかんよ、と私の親もいつも言いましたね。
大体商売人の町でお客より良い身なりや目立つ身なりをする馬鹿がどこにいるのですか?
その感覚で大阪人は昔から見た目は地味に装いました。そして裏側に凝ったのです。
その一つが色の付いていない料理。
「私らは醤油を買うのも惜しんでいるのです」と見せながら実は出汁を利かせ美味しい料理を食べるのが大阪の商人。
その精神はこの最近まで脈々と受け継がれてきた筈なのに、他所から勘違いをして入って来る人々によって潰されています。
私の学生時代はまだまだ地味な大阪が普通でした。いつからアニマルルックになってしまったのですか?
ま、他所から来た人たちを叩くつもりはありませんが、メディアに乗せられて悪ノリするのは止めて頂きたいです。
もちろん在阪局の悪ノリが一番いけない。いい加減にしなさい!!
とりあえず吉本興業とみかん山プロダクションは潰れてどうぞ
あいつらは百害あって一利なし
NHKの「おちょやん」に出てくる連続ラジオドラマ「お父さんはお人好し」は出演者、スタッフとも関西人だけで、全国的な人気を集めました。テレビ時代になっても「番頭はんと丁稚どん」や「てんもんや三度笠」など大阪でたくさんの人気番組がつくられ、全国放送されてました。
映画製作も京都の撮影所でたくさんの時代劇が関西の人材だけでつくられました。
1970年ごろから東京集中が一気にすすみ、関西はお笑いとタカラヅカが残る程度に落ちぶれました。
「おちょやん」などNHK大阪で制作されている朝の連ドラや、「必殺シリーズ」などの時代劇も東京の俳優(関西出身、東京在住が多いですが)抜きでは成り立たない状態です。制作場所だけ関西というのが実情です。関テレなどは東京でドラマを作っています。
ぷいぷいさんが書かれているとおり、関西の人材による関西発のコンテンツの復活を夢見ています。
大阪の番組でも自虐ネタは多いですね。
関西エリアでは『自分を落として笑いを取る』文化はお互い理解してますが、特に東日本では。。。安く買って自慢を下品と感じる感覚ですし。。
それを面白文化としてTVで流れる訳ですから、『大阪人、関西人はねー』となるのが自然かも。
東京は一極集中により、政府も同居ですから全てが早い。
地方は手、足、心臓、頭脳と東京に持って行かれて自力では生計立てれないから交付金頼り。
かろうじて創業地として多くの企業を輩出した大阪も、長年の地盤沈下で一地方都市化してしまいました。
また、関西、近畿地方も歴史があり過ぎて、何をするにも利権や人権問題が絡み前に進みにくい地域でもあるのも発展の妨げになっている一因と思います。
そこに切り込んだのが前橋下知事。
ホントこの時代こんな人物出てくるとは思いませんでした。
しかし、彼を持ってしても千載一遇の都構想も実現となりませんでした。
関西、近畿地方は各々が魅力があり、大阪との実力差が圧倒的でないために独自路線になり勝ちですが、経済に関してはやはり大阪が牽引役でないと一体感が出ないと思います。
日本で一番転入者が多く、人口か多い東京都が出生率が最下位なんて、未来がないでしょう。
どう見ても。
関西広域連合で枠を超えた取り組みを期待してます。
私なりに上方や近畿地方の名称には誇りに感じます。しかしグローバル時代になり、『キンキ』は英語圏の人か聞いたら(性的な変態っぽい意味)らしいので、困ったもんです。。
(−_−;)
少し前の小室さんのコメントにもある「関西」という言葉。私もこれにはモヤモヤしていて引っ掛かるところがあります。
上手く言葉にできなくてもどかしいのですが、在阪メディアがしきりに関西と呼称するのがなんかな…と思います。
在阪メディアも変わってほしいです。吉本を中心としたお笑い(好きですよ。新喜劇も誇るべき文化)はあくまでも大阪の多様性の1つであって、それがあたかも全てのような風になっていて各在阪局であまりにも幅を利かせすぎです。
大阪はいつもいつも道頓堀、商店街ばかりを映して街頭インタビュー。梅田だと最近やっとマシになったとはいえ、汚さが目立っていた阪急とJRの横断歩道ばかり映していて辟易としてますね。
もう無理でしょうが大阪関西万博という名称は本当勘弁してほしいし、前回開催時と被っても大阪万博でなんら問題はなかったかと。
個人的にキタとかミナミもやめて欲しいと思ってます。特にミナミ。東京なら絶対こんな名称は付けないはず。心斎橋、難波、道頓堀とかちゃんと地名で表してほしい。
大阪発のメディアがほしいですね。
SNSやネットの発達で、TVなんかみんな見なくなったといってもやはり地上波の影響は大きい。
TVも、雑誌も、コンテンツは東京で作って、それを地方が消費させられてる感じ。
FM放送なんか、地方独自で制作、放送して成功しているところなんて日本中にたくさんある。
東京のくだらないコンテンツ消費させられるのはもうたくさん。
首都圏は、山梨県を含めるために使う用語ではないでしょうか。
関西は、三重県を除外するために使う用語ではないでしょうか。
明治時代から昭和の初期にかけて大阪の経済を発展させた偉人は、大阪以外から来た人が多いと思います。
エセ大阪弁を話している吉本の芸人は、大阪以外の出身者が多く、大阪弁のイメージを低下させていると思います。
大阪以外から大阪に来た人でも、大阪の発展に貢献した人は大阪人といえるでしょうか?
なお、中央集権官僚国家である限り、大阪経済の地盤沈下は続くと思います。
触れたい論点は色々ありますが、取りあえず1点だけ。
このように本質論を議論する話題で、「関西」という単語を使うのは止めていただければ。
「関東」を「首都圏」と言い換え、「近畿」を「関西」と貶める。
近畿の人間が「関西」などという蔑称を使っていては、東京真理教の信者の思う壺ではないですか。
あと、「大阪的という観念は、実は大阪人の東京指向から生まれたもの」とあるが、そもそもこれもマスゴミのでっち上げで、本来大阪の人間は野茂のように世界を見ているのであり、東京指向などというものがあるとしたら、マスゴミに洗脳された一部の人間だけの話。
「東京には負けへんで!」というテンプレ大阪人は、下見て暮らせの田舎者が産み出した幻想であり、大阪人の東京指向などというのもこれと同じ。
大体、国策で意図的にマスゴミを東に集中させている事が議論の前提になっているのに、そのマスゴミを通じて全国に撒き散らされた奇矯な「お笑い」は大阪人が自ら進んで輸出したものです、というのは論理的におかしくないか。
大阪の人は優しくて穏やかな気性の人が多いようです。火事とケンカは江戸の花と言うように江戸っ子は気が短くてケンカ早いとうイメージがあります。でもそれは落語などの中の世界と思っていたのですが、1年間東京で勤務して事実であったので驚いた経験があります。朝夕の混雑した電車の中で、肩がぶつかった、足を踏んだで激しい口論になり、次の駅で両者が降りてホームでケンカの続きをやっているのを1年で3度は見ました。1年で大阪に戻ってきて、以来30年、大阪で最も混雑する御堂筋線で通勤してますが、30年間で車内でのケンカの遭遇は0回です。それともう一つ人の違いはケンカや暴力沙汰を起こすのは、大阪では見たまんま不良やチンピラ風の人物が大半ですが、東京ではネクタイしてスーツを着ているような普通の人が切れる場面も何度か見ました。胸ぐらを掴んで「てめえ、ふざけてんじゃねーぞ!」と言う感じで。それだけ気が荒い人が多いのかなと思い、怖く感じたのです。
東京人って偏見の塊で視野が狭いからね、東京が全世界だと思ってる、根が田舎気質なんだと思う
海外で活躍する日本人は何故か西日本出身者に多い、ノーベル賞受賞者なんかも西日本ばかり
大阪はもっと広い世界に目を向けていけばいい
大阪人は昔のまま変化を望まない、これはすごく感じる。もう住んではないけど、たまに行くと、やっぱり昔のまま変わってない。東京のようになりたくない、と思う人が大半な気はするね。内向きで保守的、一般的なイメージと違い同調圧力が強くて排他的なところ。住み心地が良いのは関西人だから。
東京に住んで分かったけど、東京の方が人の質が圧倒的に高い。
西日本、特に大阪や福岡は路上喫煙をする人間や粗暴な人間が多かった。車や自転車も無法地帯。
「足立区だって柄悪いだろ!」と言われるかもしれないが、あそこで大阪の治安が良い街と同じレベル。道路も汚く緑が無いから街が灰色。中高年のマナーやモラルも終わってる。
キツい事言ったけど客観的に見れば大阪が悪く言われるのには少なからず大阪人にも原因がある。
>大阪の人が東京へ行くと「面白いこと言って、笑わしてよ」となる。
東京の人が大阪に行くと「何が言いたいん?話にオチがないやん???」となるそうです。
「大阪のおばちゃん」は良い意味悪い意味どちらでも使われてる概念なのでこれを根絶するのは難しそうです。問題はその言葉に大阪を集約してしまうモノカルチャーなんですが、個性、強みがあるということは諸刃の剣ですね。
「商人の街」だったものが「目先の金儲け」に落ちぶれてる。
今の黒門市場の惨状が最たるもの。
平成初期からリーマンショックを経て2010年頃まで大阪を覆う閉塞感は相当なものでした。電機、繊維、鉄鋼等主要産業の海外移転、工場三法による衰退、下請町工場の倒産、それらに投資する金融、販売する商社等の本社流出、ITなど次世代産業に転換できず、街は失業者に溢れ、治安は全国最悪、自治体は財政破綻寸前。
そうした状況でマスコミは新聞の大阪本社が伝統的に社会部が強かったこと、経済の地盤沈下で経済部の力が落ちたことが、大阪発のニュースとして社会問題ばかり全国的にクローズアップされ、テレビのバラエティーでそれに乗っかりお笑いにし歪んだ大阪像を広めたと何かの書籍で読んだ記憶があります。
今やそんな時代は終わりました。
ジョセフ・ナイというアメリカの国際政治学者の提唱した「ソフトパワー」という有名な概念があります。国家が軍事力、経済力で他国を支配するいわゆる「ハードパワー」に対して自国の固有な文化、価値観で他国を魅了し味方に付けるのが「ソフトパワー」です。都市にも同じことが言えるでしょう。
インバウンドで海外から受けた大阪の評価はまさに大阪の「ソフトパワー」です。
インバウンドは基幹産業にならない、製造業、大企業(つまりハードパワー)をまず増やせ、取り戻せという声もありますが、インバウンドが無ければ世界に認知もされない東アジアのローカル都市で終わるのです。そして優秀な人材は集まらず、ベンチャーも興らず東京や海外にヒトモノカネが流出するだけです。
京都が古都でありながら、今なお数々の先端企業の本社が立地しているのは京都の歴史と伝統文化、多くの大学が立地という「ソフトパワー」があるからです。昔の大阪もその進取の気風という「ソフトパワー」により、優秀な人材が集まり多くの企業が育ちました。
インバウンドは大阪復権の過程にすぎません。今後はインフラ整備、再開発、IR、
医療産業都市、金融都市とハード面の充実に加えて、いかに大阪の持つソフトパワーを磨くかが重要と考えます。
『東京のマネ』『東京と一緒』なんて言葉も呪縛の一つですね。そもそも都会的な風景や都市機能は東京の専売特許でもなんでもないのに。
大阪らしさなんて無理に定義する必要もないのに、当の大阪人自身が東京と無理に差別化しようとしたり、東京の人間(大阪を出て上京した人も含む)が東京にないものを無理に大阪に求めてステレオタイプな大阪像を肥大化させたり…。
特にメディアは各都市を取り上げる際に都市をアイコン化するんですが、超高層ビルや洗練された都会的な文化・光景は東京のアイコンとして既に取られているので、ならば大阪のアイコンは道頓堀、通天閣、お笑い、名古屋はシャチホコ、味噌カツ…と言った具合になります。メディアに汚染されて当の大阪人も大阪のアイデンティティを履き違えて刷り込まれ、都会的で洗練された文化を好むインテリ層は東京に出ていくことになります。
東京メディアを動かすのは難しいので、まず在阪メディアから変わっていけばいいなと思います。
関東の20代の方々とよく交流する機会があるのですが、彼らとの会話の中に表れる大阪へのイメージは、お笑いも含まれますが、西日本にある日本を代表する大都会の1つというイメージが大きいように思います(どれほど実態を知っているかは別として)。
自分は30代半ばで、10年程前に今の若い人と同じぐらいの年齢だったころは自分が大阪人だとわかると典型的な大阪人を演じることを期待されたり、お笑い・たこ焼きのイメージで大阪を語られることも多かったですが、ここ10年ぐらいで若い人の大阪に対するイメージは変わったように思います。
大阪で相次ぐ再開発や改革、全国規模の催しなどが好イメージに繋がっているのでしょうか。
大賛成です。
他都道府県の大阪の評価は政府の広報機関と堕したキー局マスコミよりネットが力を持ちだしたので当然変わってくるが、吉本オンリーの大阪ローカル局に洗脳された府民が一番厄介かもしれない。但しここ10年が勝負で 梅北二期、御堂筋モール化、万博、IR、国際金融都市と計画の鉄道網の実現で自慢できる街となるので、府民の意識も大きく変わると楽観視したい。
言えるのは東京一極集中はマスコミが作ったのでなく、堺屋太一氏や野口悠紀夫氏が謳えているが明治維新以来の国策である。戦前はうまくいかなかったのは徳川期に日本一の金融都市であった大阪の市民の財力と市民の文化水準の高さのもとに新たに創業した資本家連中が官僚の天敵となり取り合わなかったためである。
※早稲田演劇研究所の調査では元禄期大劇場は大阪8、東京5、ロンドン3で ロンドンは貴族がシェイクスピアを見たが、大阪では被支配層の町人の娘が近松門左衛門の芝居見学した位 文化水準が高かった。
天敵資本家を岸信介をはじめとする官僚は好機到来とばかりに戦時統制の名のもとに戦中、戦後を通じて排除し、強権的に野村証券等の証券や松竹等の芸能会社他の多くの企業を大阪から東京へ移転させた。戦後も次々と企業が東京へ移転した。最後は日米繊維交渉時に敵は大阪とばかりに繊維団体の東京移転を施すため、旭化成を東京へ移転させ、流れを確固たるものとした。
国策は本社は東京、地方は工場、工場がダメになり、地方は観光に変わった。
そういう点では大阪は地方の優等生でIRはその延長線上である。
新たな目標の金融都市としての復活やベンチャー企業、知的サービス業の排出となれば、国策の域を超えているので、ぜひ成功してほしいし、超えないと大阪の再生はない。
そのためには価値観の多様性と自由な思考が絶対必要で、人間中心の知的創造都市でないと実現しない。低俗なお笑い文化のみでは後退しかない。そういう意味でネットの発信力に期待したい。
1960年代の漫画「パーマン」の登場人物、パーやんはケチで商魂逞しく、知恵の働くキャラクターであり、お笑い要素はほぼなかった。大阪がギリギリ商都であった頃のイメージをとどめていると思う。
名古屋が東京を意識せずに成長したように、大阪も下劣で粗悪なアンチ東京主義から脱却できた時が本当の大阪復活だと思う。阪神地区で幼少期を過ごして多摩地区に現住し、阪神も多摩も好きな者としては、全く敬意の伺えないネットの反東京主義者の言動に非常に複雑な思いでいる。
ネットがない時代は特にひどかったですね。
面白くない芸人とアナウンサーは今でもひどいですが。
全国どこにでもあるような事や人でも悪いイメージだと大阪だけ、関西だけのように紹介される。
それを自慢げに拡散するごく一部(作り上げられた大阪府民像にならないといけないと思っている人)の声も大きかった。
今はsnsのおかげで少しはマシになってきたかな。
「大阪人(関西人)」「ノリ」「大阪のおばちゃん」なんて言葉を使う人とは付き合わないようにしています。
まさに普段、私の思っている通りのことを文章にまとめてくださいました。
東京のメディアだけでなく、それに迎合する大阪のメディア(在阪テレビ局)の罪も大きいと思います。全国ネットに乗せてもらうには、東京メディアがイメージする内容の番組を作るしかないと、お笑いタレントがアホ丸出しで騒ぎたてるような品のないバラエティー、それが大阪の姿だと全国に流す。
大阪の人が東京へ行くと「面白いこと言って、笑わしてよ」となる。アホなやつは被虐的な一発芸をしてみせ、東京人の優越感を満足させる。
大阪発の政党の首長、議員、秘書がばかなことばかりして、さらに大阪を貶めているのがもっと残念です。
この記事に書かれていることに理解してくれる大阪府民はどれくらいいるのだろうか。
超高層ビル&再開発が好きな方ほど、誰よりも地元愛にあふれ、真剣に大阪のことを考えていると個人的に思っています。
東京のメディアによって偏った大阪のイメージが作られてきたことが私としては残念です。
しかし、最近ではうめきた2期や御堂筋周辺の再開発など明るい話題も多いので、再び大阪が「お笑い」の面だけでなく、日本の経済をも担う令和の「大大阪時代」を作れることを期待しています。
台所は人、モノ、金の集まる最も大切な場所。台所を預かるというのは経済を任せられるということ。米相場も決められた日本の経済の中心地である「天下の台所」が、ガイドブックなどでいつの間にかB級グルメ、ソールフードのメッカの別称になっているのは残念です。