仙台市地下鉄東西線(以下東西線)は、宮城県仙台市太白区の八木山動物公園駅から同市若林区の荒井駅を結ぶ仙台市地下鉄の路線で、2015年12月6日開業開業した新しい路線です。路線距離は13.9 kmで駅数は13駅。また最新の路線らしく、ATC(自動列車制御装置)、ATO(自動列車運転装置)が最初から導入され、駅のホームはすべて島式ホームで統一、全駅に可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されており、ワンマン運転が実施されています。
僕が仙台に住んでいたのはもう10数年以上前ですが、仙台市の泉中央付近で4年間住んでいました。地下鉄東西線はその頃から計画されていましたが、中々実現せずに構想のまま具体化しませんでした。その後長い年月を経てついに仙台市に2本目となる地下鉄が開業しました。
【出典元】
https://www.kotsu.city.sendai.jp/subway/station/station.html
http://www.jametro.or.jp/construction/
http://www.jrtt.go.jp/02Business/Construction/const-jutakuSendaiEW.html
東西線は、トンネルの断面積が通常の地下鉄と比べて2/3程度と小さい「ミニ地下鉄」規格で建設されました。車両の駆動方式は鉄輪式リニアモーター方式を採用しており、105Rの急曲線、縦断勾配が57‰の急勾配区間を要する仙台地下鉄東西線の厳しい路線環境に合わせた方式となっています。
仙台駅(T07)
仙台駅は、宮城県仙台市青葉区中央一丁目にある仙台市地下鉄の駅です。地下鉄の駅番号は、南北線がN 10、東西線がT 07。地下鉄東西線の駅は青葉区中央三丁目の南町通り道路下、南北線の1層下に十字に交差する形で位置する。コンコースが地下1階、南北線のりかえ階が地下2階、ホームは地下4階(島式1面2線)となっています。混雑対策のためホーム有効長が長めに作られており、東行・西行の電車はそれぞれの進行方向前よりに、約1両分ずれた位置に停車する様に工夫されています。
仙台駅に掲げられた料金表です。同駅を軸に南北方面と東西方面の2路線が描かてています。路線図を眺めていると、仙台市が2路線の地下鉄路線を有するまで成長した事をあらためて実感しました。
現地に掲示されていた駅構内図です。
それでは地下鉄東西線の仙台駅ホームに向かって移動してみましょう!
全国各地の鉄道で働く女性をモチーフにして、トミーテックが展開する人気キャラクター「鉄道むすめ」ですが、仙台地下鉄のキャラクターは「青葉あさひ」との事。
改札口付近の様子です。将来の利用客の増加を見越してでしょうか?全体的に空間的に余裕のある造りとなっています。
見慣れた南北線の改札内コンコースの途中に、こつ然と真新しい通路が伸びていました。これが東西線に繋がる連絡通路です。
少しすすんで行くとUターンする場所があり・・・
東西線に繋がる3連のエスカレーターが姿を表しました。
長い!地下鉄東西線は既存の南北線のさらに下に建設されたので、エスカレーターの長さも相当なモノです。しかも3連のエスカレーターなのでかなり迫力があります。
ホーム階に到着しまた!
東西線の仙台駅も1面2線のシンプルな駅構造です。ただ、他の駅に比べるとホーム幅がかなり広く取られています。
ホームの様子です。非常にビジネスライクなイメージで纏められており、都会的な印象を強く受けるデザインとなっています。
ホームを見通した様子です。
最後はもう一度改札階に向かう3連エスカレーターの様子です。このエスカレーターのデザインがかなり都会的で気に入りました。
ペデストリアンデッキがあったことなども勿論考えられるでしょうが、地下街にできなかったのは1980年に発生した「静岡駅前地下街爆発事故」の影響で地下街をつくるための法的なハードルが高くなったことも考えられると思います
実際、この事故以降完全新規につくられた地下街は2001年に開業した広島市中区紙屋町にある「紙屋町 シャレオ」などごくわずかです
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地下鉄2路線目の上に、さらに地下路線のJR仙石線もあるため、必然的にこうなったのでしょうね。
たしか仙台は、国内の100万都市にしては珍しく地下通路のみで地下街がないと聞きましたけれど、やはりそうなのですか?
仙台駅前とその周辺はペデストリアンデッキや路面店が充実しているらしく、特に地下街の必要性がないからかも知れないなと思いました。