出展元:」は、三菱地所ハウスネット、三菱地所リアルエステートサービス
横浜ロイヤルパークホテル、みなとみらいの象徴が大規模リニューアルへ
地上70階建ての横浜ランドマークタワー──その高層階に位置し、横浜の空に浮かぶような存在感を放つのが「横浜ロイヤルパークホテル」です。1993年の開業以来、横浜・みなとみらいの都市景観を象徴する存在として、国内外のゲストに愛され続けてきました。ホテルは52階から67階にかけて展開され、全603室の客室からは横浜港やベイブリッジ、そして煌めく夜景を一望できます。市内最大級のバンケット機能や多彩なレストラン、スパ、ジムといった施設も完備しており、観光やビジネス、MICE利用にも幅広く対応してきました。
開業から約32年を迎える今、施設の老朽化やインバウンド需要の回復、宿泊ニーズの多様化などを背景に、大規模なリニューアルが決定されました。三菱地所グループが主導し、ホテルは2025年3月末で一時休業。再開業は2028年度を予定しており、世界最大級のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」とのフランチャイズ契約を通じて、「ラグジュアリーコレクション」ブランドとして新たな一歩を踏み出します。
今回のリニューアルでは、客室、レストラン、スパ、クラブラウンジ、共用部などを全面的に刷新。「横浜ロイヤルパークホテル」の名称は継承しつつ、これまで培ってきた伝統やおもてなしの心を大切にしながら、世界水準のラグジュアリー体験を提供するホテルへと進化していきます。
世界的ブランドとともに生まれ変わる「横浜ロイヤルパークホテル」

今回の再始動において、横浜ロイヤルパークホテルが選んだのは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランドのひとつ「ラグジュアリーコレクション」です。「リッツ・カールトン」や「JWマリオット」と並ぶマリオットの最高級ブランドに属し、世界中で評価の高いホテルコレクションとして知られています。
ラグジュアリーコレクションは、1906年にヨーロッパで誕生した伝説的な「CIGA」ホテルグループを起源としており、歴史的建造物や地域文化に根差した個性的なホテルが多く加盟しています。現在では35以上の国と地域で約120の施設を展開。建築やデザイン、芸術性に優れたホテルが揃っており、“本物の旅行体験”を重視するブランドとして位置づけられています。
このブランドに加盟するホテルは、独自性を保ちながらも、マリオットのグローバル支援や世界規模の会員ネットワーク「Marriott Bonvoy」による送客力を活かせる点が特長です。横浜ロイヤルパークホテルもこの枠組みに加わることで、“横浜らしさ”を反映した都市型ラグジュアリーホテルとして、さらに国際的な魅力を高めていくことが期待されます。
日本各地に広がるラグジュアリーコレクションの魅力と個性

紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル奈良
日本国内でも「ラグジュアリーコレクション」は着実に展開を広げています。たとえば、京都の「ザ・三井京都」は旧三井家の邸宅跡に建ち、日本庭園や伝統建築を活かした“和のラグジュアリー”を体現しています。奈良の「紫翠」は、奈良公園に近接した立地にあり、文化財との調和を意識した設計が特徴です。
沖縄・宮古島の「イラフSUI」は、全室オーシャンビューというロケーションを活かし、リゾート型の滞在を提供。京都・嵐山の「翠嵐」は数寄屋造りと天然温泉を取り入れ、観光と癒やしを両立させた唯一無二の空間となっています。
こうしたホテルに共通するのは、地域の個性を尊重しながらも、マリオットのホスピタリティと国際基準の品質を備えている点です。横浜ロイヤルパークホテルの参入は、首都圏におけるブランドのフラッグシップとして、ラグジュアリーコレクションの国内展開をさらに押し広げる役割を担うことになるでしょう。
Marriott Bonvoyとの連携がもたらす国際的な競争力

大阪マリオット都ホテル
マリオットとの提携によって、横浜ロイヤルパークホテルは世界142の国と地域に広がるマリオットグループの一員となります。また、約2億2,800万人の会員を擁する「Marriott Bonvoy」のネットワークに加わることで、グローバルな集客力と予約システムの恩恵を享受できます。特に北米・欧州・アジアの富裕層にとって、マリオットブランドは信頼の証であり、再開業後のホテルにとって大きな訴求力となるでしょう。また、マーケティング支援や品質マネジメント、デジタル施策の導入などにより、運営面でも世界水準のサービス体制を整えることが可能になります。
急増する横浜の外資系高級ホテル、その全体像と位置づけ

2027年開業予定の「コンラッド横浜」
近年、横浜市内では外資系ラグジュアリーホテルの進出が続いており、その充実ぶりが注目されています。なかでも、みなとみらい21地区を中心としたエリアでは、東京・大阪に次ぐ“第三の高級ホテル都市”としての存在感を強めています。2020年に開業した「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」は、ハワイの名門ホテルの国外初進出であり、みなとみらい地区の新たな象徴的存在となりました。2022年には「ウェスティンホテル横浜」が同エリアに登場し、ウェルビーイングをテーマにした新しい都市型ラグジュアリーを展開しています。
そのほか、山下町の「ハイアットリージェンシー横浜」や、「Kアリーナ横浜」に隣接する「ヒルトン横浜」も話題を集めています。さらに2027年には北仲通エリアに「コンラッド横浜」が、そして2028年には本稿の主役である「横浜ロイヤルパークホテル」が再始動予定となっています。
これにより、横浜市は“世界のラグジュアリーホテルが集う都市”としての地位を確立しつつあり、今後の国際観光・ビジネス都市としての飛躍がますます期待されます。
横浜市に集積する外資系ホテル
・インターコンチネンタル横浜:1991年8月開業
・横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ:1998年9月開業
・インターコンチネンタル横浜Pier 8:2019年10月開業
・ハイアット リージェンシー 横浜:2020年5月開業
・ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜:2020年9月開業
・ウェスティンホテル横浜:2022年6月開業
・ヒルトン横浜:2023年9月開業
・フォーシーズンズ横浜:2026年開業(予定)
・コンラッド横浜:2027年開業(予定)
・横浜ロイヤルパークホテル The Luxury Collection 2028年開業予定
高級ホテルがみなとみらいに集中する理由とは?
このようなホテルブランドの集積には、横浜という都市が持つ高いポテンシャルが背景にあります。東京からの近接性、羽田空港へのアクセス、さらに国際会議場やクルーズ港、観光資源といった都市機能の多様性が、外資系ホテルにとって魅力的な条件となっています。さらに、約186haに及ぶみなとみらい21地区の計画的な街づくり、観光庁や横浜市による誘致施策、Kアリーナといった大型プロジェクトが、ホテル開発の後押しをしてきました。今後は滞在型観光都市として、国際競争力をさらに高めていくことが見込まれます。
横浜ロイヤルパークホテル再始動が描く“都市の未来図”

出展元:三菱地所ホテルズ&リゾーツ
こうした流れのなかで、横浜ロイヤルパークホテルの再始動は、単なるリブランドにとどまらず、都市戦略の要といえる動きです。世界屈指の高級ホテルブランドから選ばれたことは、横浜という都市の魅力と信頼性を国際的に証明するものでもあります。再開業後は、都市観光やビジネス利用に加え、MICEやインバウンドなど多様な宿泊需要を受け入れるハブとして機能し、みなとみらいのランドマーク的存在としての役割をいっそう強めていくことでしょう。
そして、横浜市としても、周辺再開発や交通インフラ、ウォーターフロントの利活用と連携させながら、世界に誇れる都市の顔づくりを進めていく必要があります。ラグジュアリーコレクションとして進化する横浜ロイヤルパークホテルは、その象徴となる存在です。