大阪観光局は2025年1月28日に、2024年に大阪府を訪れたインバウンド(訪日外国人)数の推計を発表しました!昨年、大阪を訪れた訪日外国人は1463万9000人で前年比147%の大幅増となり、コロナ禍前の1231万人を19%上回り過去最高を更新しました。
国・地域別では中国:382万6000人、韓国:264万3000人、台湾:164万4000人となっており、東アジアからの来訪が全体の60%以上を占ました。欧米からの来阪者も増加しており、米国:108万7000人、カナダ:29万9000人、ドイツ:17万3000人などの伸びが大きくなりました。
2024年 全世界:都市別インバウンド旅行者数のトップ10
英国の市場調査会社ユーロモニターインターナショナルが発表した、2024年の都市別インバウンド旅行者数のトップ10見ると、9位がパリの1740万人、第10位がクアラルンプールの1650万人でした。
大阪観光局は、万博イヤーとなる2025年の大阪のインバウンド旅行者の目標を1600万人に設定しました。2024年の世界ランキングと比べると、この数値が如何に凄い値であるかが解ります。もし1600万人を達成する事ができれば、文句なしで世界第1級の国際観光都市の仲間入りを果たした、と言えるでしょう。さらに大阪の成長率は前年比147%と非常に高い伸びを示しているため、2030年代には、パリやマカオ、ドバイを超えて世界ベスト10の中位に入るかもしれません。
2024年 全世界:都市別インバウンド旅行者数のトップ10
1. Bangkok, Thailand – 32.4M
2. Istanbul, Türkiye – 23.0M
3. London, UK – 21.7M
4. Hong Kong, China – 20.5M
5. Mecca, KSA – 19.3M
6. Antalya, Türkiye – 19.3M
7. Dubai, UAE – 18.2M
8. Macau, China – 18.0M
9. Paris, France – 17.4M
10. Kuala Lumpur, Malaysia – 16.5M
※2025年 大阪のインバウンド数目標 16.0M
勝てると時は、徹底的に勝ちまくれ!
大阪観光局が掲げる2024年のインバンド消費額の目標値は2兆円(結果は近日発表)で、とてつもない額に膨れ上がっています。さらに大量の来阪者が生み出す経済波及効果により、大阪都心部への投資が非常に活発化しています。
僕はインバンド1本足打法が良いとは思っていませんが、大阪が現時点で持っている有効な切り札の1つだと認識しています。「勝てる時は、徹底的に勝ちまくれ!」と思っているので、大阪IRが開業する2030年に、全世界の都市別海外旅行者数ランキングで、パリやドバイを抜き去り観光都市として、世界で圧倒的な地位に立てるように、切れ目のない政策を続けてほしいと思いました。
テレビ版アカデミー賞であるエミー賞を総ナメにした「Shogun」の舞台である大阪城をもっとプロモーションに利用すればいいのに。ハリウッドで盛り上がっているのに、肝心の大阪からのアピールが静かなのが勿体ないです。
世界のトップ10に東京は入ってないようですが、東京のインバウンドはどれくらいなんでしょう?