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伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の状況 19.10(外観・出発ロビー編)


新関西国際空港会社は2014年9月2日発表のニュースリリースにて、大阪国際空港ターミナル改修プロジェクト「Speedy&Smart 都市型先進空港 ITM」を始動すると発表しました。この改修プロジェクトは、大阪国際空港のターミナルビルが大阪万博開幕を控えた1969 年にオープンして以来の大規模な改を行うもので、2020 年の東京オリンピック、パラリンピック開催に向け、国内外の多くのお客様に大阪国際空港をスピーディで快適、便利に利用出来る様に、万全の態勢を整える計画です。

改修プロジェクトでは、ターミナルビルの「安全・安心の強化」、「環境・地域との共生」はもちろん、出発、到着時のお客様の動線を抜本的に見直し、最新の IT 技術も積極的に取り入れ、スピーディでスムーズな移動が実現されます。さらに、ターミナルビル内も快適、便利な空間とし、商業エリアも魅力あふれるものに全面リニューアルすることで、大阪国際空港はスピーディでスマートな都市型先進空港に生まれ変わる事になります。

 

【出典元】
新関西国際空港会社>大阪国際空港ターミナル改修工事着手について(PDF)
新関西国際空港会社>大阪国際空港ターミナル改修プロジェクト 「Speedy&Smart 都市型先進空港 ITM」始動 (PDF)

 

【過去記事】
伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の状況 19.02
伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の先行エリアがオープン!ーPart.1 モノレール駅~ターミナル中央2階エントランス編
伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の先行エリアがオープン!ーPart.2 中央到着ロビー~新店舗エリア編
伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の先行エリアがオープン!ーPart.3 中央エリア1階~バス乗り場編
伊丹空港ターミナルビル・リニューアル工事の先行エリアがオープン!ーPart.4 展望デッキ編
2020年の東京オリンピック開催に向けた伊丹空港の大規模リニューアル「大阪国際空港ターミナル改修プロジェクト 」が始動!

 

 

伊丹空港リニューアルによる主な改修内容


①出発動線 
・ モノレール駅からは、新しいペデストリアンデッキにより、2階保安検査場まで階層移動なく直行可能に。
・ バス降り場は出発ターミナルビルの前に配置し、チェックインカウンターや保安検査場までの移動はよりスピーディに。
・ 駐車場との間の横断歩道にはルーフを設置し、雨の日も濡れずに移動可能に。
・ セキュリティチェックや出発手続は、インラインスクリーニングシステムの導入で、よりスムーズに。セルフバゲージドロップ導入等も検討。
・ 保安検査場は拡張により、待ち時間を短縮し、よりスムーズな通過が可能に。
・ 搭乗口までは、ムービングサイドウォークの設置で、よりスムーズな移動が可能に。
・ 小型機対応フィンガーの新設により、MRJ等の小型機にも、搭乗橋でスムーズに乗降可能に。

②到着動線
・ 到着口は中央2階に集約し、新しいデッキにより、各交通機関にダイレクトに接続。次の目的地に向けてスピーディな出発が可能に。
・ 到着ロビーでは、IT・デジタルサイネージにより交通情報を提供し、お客様の各交通機関の選択を的確にサポート。

③快適・便利な空間(もっと快適に使いやすく)
・ 到着口の集約に合わせ、新しい到着ロビー(3階まで吹き抜け)を開設(中央2階)。
・ 到着口を見下ろせるロビースペース、カードラウンジ、ビジネスサポートセンターも備えた空間を新設(中央3階)。
・ ゲートラウンジは全面リニューアルし、段差の解消や点字・多言語の案内標識の整備を実施(ユニバーサルデザイン対応)。
・ 全館 Wi-Fi の導入で、ターミナル内どこでもインターネット利用可能に。


④魅力的な店舗展開(食べて買って楽しめる空港へ) 

・ 大阪・関西の活気あふれる2つのテーマゾーン(飲食・物販)の展開(中央2階到着ロビーの両サイド)。
・ ゆったり過ごせるダイニングスペースの展開(中央3階)。
・ 選びやすく買いやすいお土産店、カフェ、コンビニ、個性ある物販飲食店舗の展開(出発エリア)。

・ 搭乗前のひと時を快適・便利に過ごせる店舗の展開(ゲートラウンジ)。

⑤環境・地域との共生(さらに環境と地域にやさしい空港へ) 
・ 雨水の中水利用、照明のLED化、空調の高効率化。
・ 飛行機が間近に見える屋上展望デッキを拡張。
・ 地域の皆様も楽しめるイベントにも利用可能なスペース(中央3階)。

⑥安全・安心(さらに安全・安心な空港へ)
・ フィンガー建替えにより耐震性を強化。
・ 全館の改修により防火性・避難性を強化。

 

 

2019年10月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2019年2月だったので、約8ヶ月振りの取材です。

 

 

 

 

北ターミナルの様子です。側面外壁の改修工事が行われています。

 

 

 

 

南ターミナルチェックインカウンタ付近の様子です。

 

 

 

 

仮設天井の設置が始まっていました。かなり大がかりな工事になりそうです。

 

 

 

 

続いて北ターミナルのチェックインカウンタ付近の様子です。こちら側はさらに工事が進んでいました。

 

 

 

 

天井のほとんとが仮設になっています。

 

 

 

 

パタパタからLEDビジョンに生まれ変わった表示板。到着地の天気も表示され非常にわかりやすいです。

 

 

 

 

出発ロビーに向かうエスカレーターと階段の様子です。

 

 

 

 

北ターミナルの保安検査場入り口付近の様子です。以前とは位置も向きも変わっておりビックリしました!

 

 

 

 

こちらのパタパタもサイネージモニタに変わりした。超狭縁タイプなので文字が浮かんでいる様に見えます。

 

 

 

 

保安検査場から店舗が集中する中央エリアを見た様子です。旧保安検査場やキオスクが仮設の壁で覆われ全面的にリニューアルがおこなわれています。

 

 

 

 

一気に場所を変えて、こちらは南ターミナルの保安検査場前の様子です。仮設部分が多くて、もはやどこか解らないほどの変わりっぷりです。本気でリニューアルしている事が良く解ります。

 

 

 

 

開港以来、最大のリニューアル工事が進む伊丹空港。次回はセキュリティエリア内の様子をご紹介したいと思います。

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