神戸市は2021年9月24日に、ウォーターフロント再開発で注目を浴びている新港エリアに新しいアミューズメント施設、神戸ポートミュージアムが10月29日(金)にオープンすると発表しました!
個性的な外観デザインは、大地が隆起し山となり風雨に浸食されるという大自然の営みを表現し、屋上からはメリケンパークを一望でき、夜も営業する為、新たな夜景スポットになりそうです。
1階にはTOOTH TOOTHをはじめとする飲食の人気ブランドを展開するポトマックによるフードホールと、GLIONグループによるブライダルデスクがオープン。2階~4階には須磨海浜水族園や四国水族館の運営で実績のあるアクアメントが手がける都市型アクアリウムが入ります。なお、GLIONグループのショールームや今秋オープンのチョコレートミュージアム、2024年完成の神戸アリーナとペデストリアンデッキで結ばれ、一帯は令和の神戸港のシンボルになります。
【出展元】→変わる、神戸。神戸の新たなランドマーク「神戸ポートミュージアム」2021年10月29日(金)オープン
これまでの経緯
神戸市は2020年10月16日に、神戸港の新港突堤西地区の再開発で、新たに建設される文化施設棟の名称を「神戸ポートミュージアム」に決定したと発表しました。
神戸ポートミュージアムは、アクアリウム、フードホール、クラシックカーミュージアムで構成された複合文化施設です。施設管理はアセットマネージャー兼信託受託者がSMBC信託銀行、プロパティマネージャーは京阪流通システムズが担当します。開業は2021年秋を予定しており、当初予定の2021年3月から半年遅れの開業となります。
【出展元】→2021年秋、新港突堤西地区に誕生する文化施設棟の名称は「神戸ポートミュージアム」に決定
→景観デザイン協議結果(令和元年度)
神戸市がウォーターフロント・新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業の優先交渉権者に住友不動産を中心とした企業グループを特定!
神戸港ウォーターフロントの大規模再開発
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業は、神戸港の開港150年を記念して神戸市が進めている再開発事業で文化・商業・業務・住宅などで構成された複合開発で、同施設を含め計6棟が計画されています。
現地に掲示されたパネルに筆者が加筆
神戸市は事業者を決める公募で、住友不動産・SMBC信託銀行・フェリシモ・モトーレン阪神(GLIONグループ)・関電不動産開発グループを優先交渉権者として選定しました。計画地は神戸市央区新港町71ほかの約3.4haの敷地で、うち2.5ha(A地区が約16900㎡、B地区約7600㎡)が事業者に売却され事業が行われています。総事業費は約460億円で、事業完了後の集客効果は約150万人(初年度)を見込んでいます。
文化施設「KPM神戸ポートミュージアム 」
「KPM神戸ポートミュージアム 」は、地上4階、地下1階建てで延べ約7300㎡。建築デザインは「隆起する大地と侵食する水により生まれた造形」を表現しており、新たなウォーターフロントエリアのランドマークとなることが期待されています。2017年の発表当初は、屋外から眺められる円筒形の巨大水槽を打ち出しましたが、設計が困難で実現しませんでした。
「水の惑星」が出現するAQUARIUM × ART átoa
KPMの核テナントとして2~4階に都市型水族館「アトア」が入居します。水族館の名称アトアは、「a(aqua)to(と)a(art)」を掛けあせた造語で、その名の通り水族館と芸術が融合した劇場型のアクアリムとなります。8つのゾーンテーマで、約100種3000点ほどの生命を主役に、リアルとバーチャル、夢と現実がクロスオーバーする不思議な空間を展開。美しい魚たちはもちろん、ペンギンやカワウソ、カピバラといった愛らしい動物たちに合う事ができます。
ひときわ目を惹くのは直径約3mの世界的にも巨大な球体水槽で、まるで小さな水の惑星のように見えます。最上階では神戸港を望みながら生きものたちの暮らしを肌で感じられます。21時まで営業、夜はひときわロマンチックな空間になりそうです。
「劇場型アクアリウム」を基本コンセプトに、アクアリウム(水槽)を核とした、舞台美術やデジタルアートの演出による、都市と共存する次世代エンターテイメント施設。多くの生きものたちが暮らすアクアリウムとアートが融合した世界は、訪れた人々に癒しと感動を提供し、文化施設としての新たな体験価値を創造します。
近年、デベロッパーの間でビルトイン型水族館がブームとなっています。海洋生物や動植物と最新の映像・音響技術を組み合わせたAR、MR等の映像演出により、水族館は新時代のエンタメ施設に進化しています。
▼都市型水族館ブームの詳細は、こちらの記事をご覧下さい。
神戸最大級フードホール TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES
運営:株式会社ポトマック延床面積:約868㎡
「TOO SMART LIFE STYLE -ハレの日常-」をテーマに、神戸ブランドであるTOOTH TOOTHセレクトの9店舗が集結。自然薯料理と灘酒の黒十、洋食の神戸デュシャンなど注目のお店が並び、BBQもシーフードからオリエンタルもイタリアン、ソフトクリームもたこ焼きほか、様々なジャンルのメニューをひとつのテーブルで味わえ、お食事、カフェ、お酒とフレキシブルに楽しめます。席数は約400で、海側にはオープンテラスを設置。円形バーカウンターの真上はatoaの水槽の底面で、魚たちが頭上を飛んでいるようなユニークな空間です。
二人の門出に特別な体験を VOYAGE KOBE
幻想的なアクアリウムatoaでの撮影や、旧居留地など異国情緒漂う神戸の街角で歴史的価値の高いクラシックカーと一緒のロケなど、非日常的な場面でのブライダルフォトを総合的にプロデュース。GLIONグループの事業パートナーでもある世界的ウエディングドレスブランド、ユミカツラの衣装を身にまとい、オンリーワンのシーンで人生の晴れの舞台を彩るスナップは、上質なサービスのために1日1組限定です。atoa内でのセレモニーやパーティーもコーディネート。ブライダル以外にもファミリー向けフォトサービスやプロポーズ演出にも対応します。
2021年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年4月だったので、約5ヶ月振りの取材です。
西側から見た様子です。建物は既に完成状態になっていました。
屋上の一部が緑化されています。
南西側から見た様子です。荒々しい岩盤をイメージさせる不思議な質感の外装です。
南側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
KPMのロゴマークの様子です。小洒落た感じですね。
北東側から見た様子です。ペデストリアンの下部はレンガ調になっています。
最後は再開発街区を結ぶペデストリアンデッキの様子です。
2021年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年1月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
近くで見上げた様子です。棟屋の構築が始まっており計画上の最高部に到達していました。
外装のアップです。岩っぽい質感が見て取れます。
南西側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
最後は北東側から見た様子です。
2021年1月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年10月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
西側から見た様子です。特殊な建物なので成長速度がゆっくりとしています。それでも3ヶ月前に比べるとかなり大きくなってきました。
南西側から見た様子です。
南側から見た様子です。
最後は北東側から見た様子です。
2020年10月の様子
現地の様子です。1階部分が姿を現していました。
西側から見た様子です。
南西側から見た様子です。