三菱地所と東京センチュリーは2022年11月8日付けのニュースリリースで、東京駅日本橋口前の常盤橋街区再開発 TOKYO TORCH（トウキョウトーチ）で推進する「Torch Tower」高層部のホテルに、ウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection（ドーチェスター・コレクション）」を誘致すると発表しました！
【出展元】→日本一の高さとなる「Torch Tower」のホテルに アジア初進出のウルトララグジュアリーホテル 「Dorchester Collection」が出店決定
ドーチェスター・コレクションとは？
Dorchester Collection（ドーチェスター・コレクション）は、ブルネイ財務省の一部門であるブルネイ投資庁（BIA）が所有する高級ホテルオペレーターです。世界5都市（ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ロサンゼルス）で9ホテルを展開する世界有数のウルトララグジュアリーホテルブランドで、1500余りの総客室のうち1/3はスイートカテゴリーとなっています。各国の都市を代表するランドマーク的存在のホテルをコレクションに加え、洗練された本物のホテルをコンセプトに、その土地の特徴や文化を巧みに取り入れ、それぞれのホテルの歴史と伝統を生かし、卓越したおもてなしとかけがえのない体験を提供しています。
ドーチェスター・コレクションは、「コレクション」の名の通り、独立系ホテルの集合体をイメージすると理解しやすいです。別のオペレーターですが、例えばマリオット系列でも、各地の独立系ホテルを自社のポートフォリオに組み込む為に展開してる「ラグジュアリーコレクション」や「オートグラフコレクション」といった、ホテルの「コレクション」があります。京都の「翠嵐」や「三井京都」はラグジュアリーコレクション、東京の「メムズ」や梅田3丁目に入居する「JR西日本の高級ホテル」は、オートグラフコレクションとなります。
Dorchester Collection, Dubai
Dorchester Collection（ドーチェスター・コレクション）は、各国各都市に所在する超高級ホテルのコレクションで、同社が第三者の所有者に代わって取得および管理しているため、100% 所有のホテルと一部所有のホテルが混在しています。ドーチェスター・コレクションのポートフォリオは、第一号ホテルのザ・ドーチェスター（ロンドン）、ビバリーヒルズの名所とも言えるザ・ビバリーヒルズ・ホテル、パリを代表するル・ムーリス、ホテル・プラザ・アテネを筆頭に、2011年にはロンドンの45パークレーンを開業しました。また、2013年9月にはローマの象徴的なホテル・エデンもコレクションに加わりました。2023年にはドバイで中東エリア初のホテル「The Lana, Dubai」がオープンする計画で、今回の誘致はDorchester Collectionにとってアジア初進出となります。東京のホテル名称は現時点では未定ですが、開業は2028年度を予定しています。
Dorchester Collection
・ドーチェスター(ロンドン)・ビバリー ヒルズ ホテル(ビバリー ヒルズ)
・プラザ アテネ(パリ)
・ホテル ムーリス(パリ)
・プリンシペ ディ サヴォイア(ミラノ)
・ホテル ベル エア(ロサンゼルス)
・Coworth Park (ロンドン)
・45 Park Lane (ロンドン)
・Hotel Eden (ローマ)
ドーチェスター・コレクション東京（仮称）
新ホテルは「TOKYO TORCH」の高さ300m超の53～58階に入る計画で、延床面積は約21,400㎡、客室数は110室の規模となります。客室デザインは未定ですが、「伝統・モダン・快適性・日本のおもてなしを織り込んだ、TOKYO TORCHらしさを追求する」との事。55階のロビーラウンジには、都心の杜となる緑豊かな半屋外空間「SKY HILL」を創出。共用施設として、ダイニング、レストラン、バンケット、フィットネスジム、スパ、プールを用意。また、59～60階に計画する高級賃貸住宅（約50室）へホテルと連携したサービスを提供していく予定です。
トーチタワーの高層部に入居
「TOKYO TORCH」は、約31,400㎡の敷地にオフィス、商業施設で構成する「常盤橋タワー」（2021年6月竣工済）、オフィス、ホテル、賃貸住宅等でで構成する「Torch Tower」および変電所、下水道局を建設する計画です。「Torch Tower」は、地上62階建て地下4階建て、延床面積約544,000㎡。2023年10月着工、2027年度竣工予定で、高さ約390mとなり竣工時に高さ日本一ビルになる予定です。
関連記事
390m 日本一高いビルの名称は「東京トーチタワー（Torch Tower）」に決定！建設中の東京駅前常盤橋プロジェクト
