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QRコード乗車券「スルッとQRtto(クルット)」誕生!大阪メトロ、大阪シティバス・近鉄・京阪・南海・阪急・阪神の7社が参加、6月17日サービス開始!



スルッとKANSAI協議会は、2024年6月17日(月)から、QRコードを活用したデジタル乗車券「スルッとQRtto(クルット)」のサービスを開始すると発表しました!

「スルッとQRtto」は、国内外の利用者のスマートフォンでQRコード乗車券を購入し、そのままチケットレスで加盟事業者の交通機関を利用できるサービスです。

サービス開始当初は、大阪メトロ(Osaka Metro)、大阪シティバス、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神の7社が参加、鉄道各社では、自動改札機に設けたQRコードリーダーにQRチケットをかざすことで入出場がでる他、バスや観光施設ではチケットを使用した画面を提示するか、事業者側が掲示したコードを利用者が読み取って画面を見せる形で利用できます。

【出典元】
デジタル乗車券サービス「スルッとQRtto」のサービス開始について

「スルッと KANSAI 大阪周遊パス」



サービス開始にあわせ、フリー乗車券と観光施設チケットがセットになった「スルッとKANSAI大阪周遊パス」をスルッとQRttoで発売。一部を除くOsaka Metro全線などが利用できるもので、1day版が3300円、2day版が5500円(ともに大人のみ)。なお磁気カード版の「大阪周遊パス」は6月16日限りで発売を終了となります。

スルッとKANSAI協議会は、今後も、多くの利用者がと関西一円を快適に移動できる様に、順次、サービス導入事業者を拡大していく方針です。

QR乗車券対応が進む大阪メトロ



大阪メトロは、2023年2月13日付けのニュースリリースで、2025年の大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みとして、現在、実証実験中の「顔認証改札機」に加えて、「QRコードを活用したデジタルチケット」サービスや「Visaのタッチ決済」の実証実験を2024年度から順次開始すると発表しました。今回のQRコード乗車券は、その取り組みの一環とみられます。

 



大阪メトロでは、QRコード乗車券とクレジットカードのタッチ決済に対応するために、既設の自動改札機一部に「専用リーダー」を増設しています。まだサービス開始前なので、読み取り部にカバーが付いています。

磁気情報から「ユニークID」の移動に



大阪メトロが導入準備を進めている、ウォークスルー型顔認証改札機の様子です。ハードウェアは「高見沢サイバネティクス」、顔認証システムは「パナソニック」が担当しています。

顔認証システムに定期券や決済機能が紐づけば、ICカードやクレジットカードを「取り出す、持ち出す」、スマホ画面に「QRコードを表示する」アクションが無くなり、ストレスフリーな乗車・購入体験が実現するほか、忘れ物のストレスからも開放されます。

 



大阪メトロでは、交通系IC、QRコード乗車券、クレジットカード決済、顔認証改札システムなど、実に多彩な決済手段が用意される事になり、最終的に、どの方式が多く利用されるのか?非常に興味があります。

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1 COMMENT

よっさんdsnmb

熊本のバス会社や路面電車合わせて5社がSuicaに代表される全国共通ICカード乗車券から離脱し、VISAタッチやなどを新たに導入するとのこと。
これは全国共通ICカード乗車券のサービスが始まってから年数が経ち関連機器の更新をしなければならないが、その費用が極めて高額で地方の中小公共交通機関には負担が重すぎるのが理由。
熊本の事例だと5社で約12億円以上掛かるがVISAタッチなどの導入ならば約7億円で済む。
全国共通ICカード乗車券の強みはその極めて早い処理能力、ラッシュ時の膨大な人を裁くのに適しているが、地方ではそこまでのスペックは必要無いのも理由だとか。
この動き、各地に広まり、VISAタッチかQRコード乗車券で電車バスに乗るのが主流になるかもしれません。

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