【2019年秋開業】建物名称は「ヨドバシ梅田タワー」に正式決定、新棟はヨドバシの社運をかけた『新業態』の実験場!

ヨドバシホールディングスは2019年6月3日付けのニュースリリースで、大阪駅北口に現在建設中のヨドバシ梅田の新棟の名称を「ヨドバシ梅田タワー」に決定、施設概要をを発表しました。既存ビルの延べ床面積は約108,800㎡、新棟は約110,100㎡で合計218900㎡の巨大施設となります。

「ヨドバシ梅田タワー」は、既存のヨドバシカメラマルチメディア梅田に、約200店舗を集積する商業施設、約1,000室のホテルを併設した大阪・梅田の新しいランドマークとして、当初の計画よりも前倒しの2019年秋に開業します。

【出展元】
建物名称を「ヨドバシ梅田タワー」に決定

【2020年初春開業予定】(仮称)ヨドバシ梅田タワー計画の状況 19.05



 

 



今回発表された全体構成図です。2期棟の地下に約400台分の地下駐車場がもうけられます。地下2階から地上8階の商業エリアには、アパレル、雑貨、飲食店、食物販、サービスなど約200店舗が出店します。

出展テナントは現時点では不明ですが、ファッション、スポーツ・アウトドア、インテリアなどのショッピングエリア、ファミリー向けの大型キッズエリアをはじめ、コワーキングスペース飲食店街とスーパーマーケットが一体となった大型の食のエンターテイメントエリアなど多様な施設構成となっており、大丸や高島屋といった金看板はありませんが「百貨店」に近いフルラインナップの施設構成になりそうです。

 

 


新棟 既存ビル
敷地面積 約17,200㎡
容積率 1250%
延床面積 約110,100㎡ 約108,800㎡
階数 地下4階、地上35階 地下2階、地上13階
主な用途 商業・ホテル等 商業等
竣工(予定) 2019年秋頃 2001年11月
施設構成(予定) 商業部分(地下1階~地上8階) 約53,200㎡ 商業部分(地下2階~地上8階) 約80,300㎡
ホテル部分(地上9階~35階) 約41,500㎡
駐車場部分(地下4階~地下2階) 車約400台 駐車場部分(地上9階~地上13階) 車約700台
 

 

ヨドバシの業態がさらに進化。マルチメディア館からヨドバシ梅田タワーに


ヨドバシカメラは、仙台店で、レールサイドに巨大店舗を建設し、最高の立地に圧倒的な品揃え、ポイント還元による顧客の囲みをはかる「マルチメディア館」形態を仙成功させ、その後のヨドバシカメラの繁栄のターニングポイントになりました。ヨドバシ梅田では仙台店の成功を元にレールサイドの巨艦店舗に商業施設を併設する「マルチメディア館」の業態を完成させ、全国展開して行きました。

そして2019年。ヨドバシカメラは、マルチメディア館の次の業態「ヨドバシ梅田タワー」を開業させます。これは単純に梅田店の増床ではなく、同社がAmazonなどeコマース企業が台頭する時代に「どうやって生き残るのか?」、同社の社運をかけた新業態「ヨドバシ○○タワー」を実現させる壮大な実験が今秋から始まります。