JR九州-新大村駅は、長崎県大村市植松三丁目に所在するJR九州の駅です。西九州新幹線の開業に合わせて設置された新駅で、在来線(JR大村線)-大村線駅は新幹線開業に合わせて「大村車両基地駅」と共に請願駅として設置さました。
駅施設は、新幹線が相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、在来線(JR大村線)は単式ホーム1面1線を有する地上駅。2路線が乗り入れており相互に乗り換えが可能です。
今回ご紹介する「新大村駅」は武雄温泉起点で32.2 kmの位置にあります。
新大村駅
〒856-0027 長崎県大村市植松3丁目
長崎空港と連絡する『おおむらかもめライナー』
西九州新幹線の新大村駅は、長崎県の空の玄関口である長崎空港の最寄り駅になる為、駅の開業に合わせて「長崎空港」「新大村駅」「大村IC高速バス停」の3拠点をつなぐ乗合タクシー『おおむらかもめライナー』の実証運行が開始されました。予約状況や車両位置などからAIが最適な車両へ自動で配車を行ない、市内のタクシー事業者が配車指示に基づき運行する仕組みです。
料金は、長崎空港~新大村駅/長崎空港~大村IC: 片道500円(大人1名)、新大村駅~大村IC: 片道200円(大人1名)で、支払いは現金のみ。乗場での先払い方式。運行時刻の30分前まで予約可能です。インターネット予約のみで、電話予約や、乗務員への直接の予約はできません。長崎空港~新大村駅の所要時間は約15分です。
【出展元】
→おおむらかもめライナー
駅前再開発・新大村駅前市有地再開発事業
また、新大村駅前では2024年秋の竣工を目指し、複合施設の開発事業「新大村駅前市有地再開発事業」が行われています。大村市は新駅東側エリアで民間事業者を公募し、大和ハウス・日本エスコン、イズミの3社が事業予定者として決定し、複合施設を開発することになりました。
同事業では敷地面積約25,400㎡の土地を大村市から3社が取得し、分譲マンションや商業施設などを開発。「都市型住居ゾーン」「沿道商業ゾーン」「生活充実型ゾーン」にエリアを区分し、新幹線などの交通機関の結節点となる立地を生かしたまちづくりを行う予定です。
「都市型住居ゾーン」では、ファミリー世帯をターゲットにした2棟・総戸数174戸の分譲マンションを開発。「沿道商業ゾーン」では、総合スーパーマーケットなど、生活必需品を扱う店舗が出店、「生活充実型ゾーン」では、生活雑貨店などの商業施設を誘致し、タクシー乗り場や電気自動車充電スタンドなどを設置します。
【出展元】
→大村市「新大村駅前市有地開発事業」基本協定締結について
ささくら口(東口)の様子
新大村駅の駅舎のデザインコンセプトは「新しい街の玄関口、こころ踊るふれあいの駅」。 空に向かって広がるようなデザインは大村市の明るい未来を表し、壁面は大村市の文化財である五色塀をモチーフに、材料である海石を色と凹凸のあるテクスチャで表現しています。
真正面から見た様子です。駅前には大屋根が掛けられた、シンボル性のある意匠となっています。
新大村駅駅は、出入口は東側出入口を「さくら口(東口)」西側出入口を「さざなみ口(西口)」駅改札外の地下で東西を結ぶ自由通路は「大村みらい通り」と名付けられました。写真は「さくら口(東口)」と地下東西自由通路の入口付近の様子です。
駅改札外の地下で東西を結ぶ自由通路は「大村みらい通り」の様子です。
西側出入口の様子です。写真奥には在来線ホームが見えています。
地下通路に繋がるエレベーターの様子です。
さざなみ口(西口)
さざなみ口(西口)から見た駅舎の様子です。こちら側にもロータリーがあります。
北西側から見た様子です。
大村線(在来線)の様子
高架駅舎の西側地上には単線非電化の大村線(在来線)のホームがあります。
大村線改札口付近の様子です。本当にコストミニマムな造りです。
自動券売機・・とは異なりますが、ICカードリーダーが設置されていました。
在来線ホームの様子です。駅施設もミニマムな構成です。
ホーム上に券売機とICカードチャージ機が設置されていました。
新幹線コンコースの様子
続いて新幹線のコンコースを見て行きましょう!
自動券売機の様子です。嬉野温泉駅と同じく緑の券売機は未設置で、当日自由席の現金購入しかできません。これは辛い・・。
その為、みどりの窓口は行列が出来ていました。1時間に1本程度しか「かもめ」が停車しなので、これは辛い・・・。
新幹線の改札口付近の様子です。自動券売機は2通路。
改札内コンコースから改札口側を見た様子です。
改札内コンコースの全景です。嬉野温泉駅と同じく、全体的に質感が高くで驚きました。
少し角度を変えて見た様子です。高架駅らしく天井が高く広々としています。
改札内コンコースを横から見た様子です。
改札内コンコースの奥から改札口側を見た様子です。案内サイン類は内照灯がないシンプルな看板です。これは西九州新幹線の各駅共通の仕様です。
夕日を浴びて輝くコンコースの様子です。
コンコース最奥部にあるトイレ前の衝立です。
衝立に施されたウォールアートの様子です。
新幹線ホーム繋がるエスカレーターの様子です。
新幹線ホームの様子
ついに新幹線ホームにやって来ました!新幹線ホームは2面2線の相対式ホーム。6両編成対応でホームドアが設置されています。
新幹線ホームを見通した様子です。
発車票は3色LEDです。
新幹線ホームのホーム柵はガラス部分が多く、とても広々とした感じです。
待合室の様子です。
待合室内部の様子です。
ホーム階と改札階を結ぶ階段の様子です。
エレベーターの様子です。
駅名標です。
再び新幹線ホームを見通した様子です。
駆け足で取材した西九州新幹線特集も、ついに後半戦に突入。次の停車駅は「諫早駅」です!!