2025年大阪・関西万博の会場内に、夕方以降の滞在体験を充実させる新たな飲食空間「EXPOサンセットビアテラス」が開設されます。運営開始日は7月19日(土)で、期間は会期終盤となる10月13日(月・祝)までです。会場西端に位置する「団体休憩所西」を活用し、毎日16時から21時まで営業されます。混雑状況に応じて、21時30分まで延長される場合もあります。
このビアテラスは、最大約1,800人が同時に利用できる屋根付きの大規模スペースを活用して設置されます。元々は修学旅行や学校団体向けに整備された休憩所で、日中は団体来場者の一時待機・休憩場所として使用されてきました。ところが、夏休み期間に入ると団体利用が一時的に減少し、特に夕方以降の時間帯で稼働率が低下することが見込まれていました。そこで、この空間をより有効に活用するため、新たな飲食エリアとしての展開が決定されました。
立地面でも特筆すべきポイントがあります。「団体休憩所西」は大阪湾に面したシーサイドに位置し、夢洲の中でも屈指のサンセットスポットとして知られています。視界の開けた夕景の中で、来場者が海風を感じながら食事や会話を楽しめる開放的な環境が整えられます。
エリア内には、複数のフードトラックやドリンクブースが設けられ、軽食やアルコールを含む飲料が提供されます。万博会場内では原則としてアルコールの提供が制限されていますが、このビアテラスは例外的に飲酒が許可された数少ない特定エリアとなっています。大人が落ち着いて過ごせる夕刻の空間として、仕事帰りのビジネス層や観光目的の訪日客、展示を見終えた後のファミリー層など、幅広い層の来場者にとって魅力的な選択肢となりそうです。
また、西ゲート正面のレストランや、フューチャーライフゾーン内の飲食施設で購入した料理やドリンクを、ビアテラス内へ持ち込むことも可能です。これにより、来場者は多様な食のスタイルを自分なりに組み合わせながら、滞在をより自由に楽しむことができます。

ビアテラスの設置は、これまで手薄だった夕方以降の滞在価値を補完する取り組みであり、来場者それぞれの過ごし方に新たな選択肢を提供するものとなっています。万博体験の中に、展示やパビリオン巡りだけではない“もうひとつの時間の楽しみ方”が加わることで、会場全体の回遊性にも良い影響を与えると期待されています。
静かに空が染まりゆく夢洲の夕景の中で、冷えたドリンクを片手にひと息つく。そんなひとときが、訪れた人々にとって心に残る体験になるかもしれませんね!
私はくら寿司で世界の料理セットをテイクアウトしてここで食べたりしたことがありますが、全然人いませんでしたからねぇ。