日経新聞が伝える所によると,キヤノン電子やIHIエアロスペースなど4社が、小型衛星用のロケット打ち上げを2021年度に始め、「20年代半ばに年20機の打ち上げを目指す」と述べ、早期に事業規模を拡大したい考えを示しました。日本初となる民営のロケット発射場については、「和歌山県を有力候補としつつ、国内外で様々な場所を検討」するとの事です。
※三刀流さんから情報をいただきました。ありがとうございました。
小型ロケット「21年度事業化」 キヤノン系が増資:日本経済新聞 https://t.co/5G73vXkJeh
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) September 20, 2018
キヤノン電子やIHIエアロスペースなど4社は2日、小型衛星用のロケット打ち上げを2021年度に始めると発表した。共同出資する企画開発会社が同日付で13億円増資し、事業化段階に入る。共同出資会社の太田信一郎社長は日本経済新聞の取材に対し「20年代半ばに年20機の打ち上げを目指す」と述べ、早期に事業規模を拡大したい考えを示した。
出展:小型ロケット「21年度事業化」 キヤノン系が増資
ロケット打ち上げ見学が新たな観光資源になる!?

報道によると、年間20回以上の打ち上げが計画されており、ロケット打ち上げ場は和歌山県が有力候補地となっています。現在、日本国内でロケットの打ち上げが見られるのは種子島宇宙センター。離島の立地、打ち上げ回数の少なさから、かなりレアな見学ツアーとなっています。しかし、大阪都市圏からほど近く、関空からのアクセスも良い和歌山県に打ち上げ場が出来、年間20回も発射されれば、これ自体が観光資源として売り出せそうです。ロケット打ち上げは東南アジア各国では見る事が出来ないので、希少性も抜群です。宇宙産業への参入や、それがもたらす経済効果は経済誌におまかせして、情報をお寄せ頂いた三刀流さんのアイデア「ロケット打ち上げを観光資源化する」構想を、当ブログで提唱して行きたいと思います。和歌山県さん、このチャンス、絶対モノにして下さいね!

