阪神高速6号大和川線は、4号湾岸線と14号松原線を東西に結ぶ大阪都市再生環状道路の一部となる道路です。事業区間は大阪府堺市築港八幡町から松原市三宅中八丁目に至る、延長約9.7kmの4車線道路で、総事業費は2,689億円。当初の予定より3年遅れの2019年度の全線開通を目指して工事が行われてきましたが、残りの鉄砲出入口~三宅西出入口間7.7kmが完成し2020年3月29日に全線が開通しました。
トンネル内部がディスコ(笑)な空間に!?「大和川クォーターマラソン&ハイウェイウォーク」の往路は、まさかのイルミネーションイベント!
大和川線が開通した事で、奈良方面(西名阪自動車道)からベイエリア・神戸方面に向かうクルマが環状線を経由する事無く大阪・神戸の湾岸地域にアクセス出来る様になるため、環状線や14号松原線の渋滞が大幅に緩和される事が期待されています。阪神高速の大きなミッシングリンクの1つ解消さました。
開通した大和川線を走ってみた!
阪神高速に久々に登場した大型ルーキーと言える新路線。期待に胸を膨らませつつ走ってみました。
※掲載写真は全て助手席から撮影しました。
西名阪の松原方面から湾岸線に向かって走ります。三宅西本線料金所を通過。
料金所を超えると徐々に下降して行き来ます。
掘割区間の様子です。これは気持ちいい!!
いよいよ長大トンネルに張ります。大和川第3トンネルの長さは4922m。
天美インターの合流部です。地下区間での合流は、中々サイバーな感じがします。
ふおおおお!シールド工法で採掘されたトンネルは微妙にカーブしており、これまたサイバーです。
微妙なカーブとアップダウンを繰り返して進みます。これが中々気持ちいい。
結構クネクネしていますが、大和川線の最高制限速度は80km/hとなっており都市高速道路としては高規格な部類に入ります。
トンネル区間と掘割区間を繰り返して進みます。
いよいよゴールが近づいてきました。
地上に出ました!三宝JCTをカーブしながら上ります。
湾岸線に到達してゴールイン。松原方面から湾岸線までメチャクチャ早く行く事が出来て驚きました!これは西名阪を使う奈良県民にとっては値千金の新路線です。湾岸に立地している物流倉庫群や工場、関空や神戸方面から名古屋方面に向かうトラックは大幅な時間短縮効果が得られそうです。都心部の通過交通の減少により、松原線や環状線の渋滞も若干緩和されると思います。